久しぶりのストリートライブ!!!

昨日はバンドの方でライブだったのですが、もうさすがに全力で叩いても親指があんまり痛くないことが判明したので、今日はいても立ってもいられず、梅田で久しぶりに、本当に久しぶりにストリートライブをしました!!

大阪ならいつもはヨドバシカメラの駐輪場前でやることが多いのですが、今回は前から気になっていた、大阪スカイビルに行く途中の地下道で演奏してきました!色んな人のyoutubeでのハンドパンのライブ映像を見ていると、地下道や地下鉄のホームなど、音の反響がすごいところでやっている動画がとても気持ち良くてカッコ良かったので、近場でないかな〜と思っていたところ、あっさりと見つかりました。笑

いや〜、久しぶりにストリートライブをしたわけですが、本当に楽しかった!!僕にとってはストリートパフォーマンスという存在は日常であって欲しいけど、あの場所で演奏している人なんて見たことないし、非日常感がすごくて気持ち良かったです!気づいたら勢いあまって2時間半ぐらいやってました!!そして梅田でスカイビル方面に行こうと思ったら、基本的にはあの地下道を通るしかないので (これはいつもならすごい不便に感じる事なんですが笑)、たくさんの人が見てくれてとても嬉しかった!!最初に話しかけてくれたのは台湾からお仕事で来ているというとても日本語が達者な女性。「地下道に入ったときからとても綺麗な音色が響いていて気持ち良かったです。」みたいなことを言って頂いて嬉しかったな〜。その後も僕のとなりに座りこんでfecebookを検索しながらリズムに揺れてくれていたので緊張しまくってたくさんミスりました。笑

あ!そうそう!今回は音がとても良かったので友達に頼んで台湾ぶりに動画も撮ってもらったので、またおいおいyoutubeに上げます!今日はとりあえず写真で。なんかあの道を知っている人からしたらかなり胡散臭いですが、いい感じです!笑

しばらくは梅田でストリートするときはここでやってみようかな。

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楽器の名前は正しく呼びましょう。

今日は僕から訂正とお詫びです!僕はこの活動を始めてから、「ゴミドラマー/ハングドラマー」という肩書きで、「身近にある音が鳴るものを使ってそれらを叩くゴミドラムと、スイス生まれのハングドラムという楽器を使って活動」していると公言していましたが、僕の使っている楽器は厳密にはハンドパンと言います。その間違いに気付いてから徐々にハンドパンという名称にシフトしていっていたのですが笑、ここで一つハッキリと区切りをつけたいので、少しお勉強に付き合って下さい!歴史と音楽と権利と法律のお勉強。笑

そもそもハングドラムとは、カリブ海に浮かぶ島国、トリニダード・トバゴ発祥のスチールパン(写真参照)から着想を得たスイス人が自国で発明した楽器です。そして販売してみたところ、売れ行きがとても良かったのですが、発明者としては「なんか最近楽器作ってばっかで面白くねえな〜」となり、楽器の販売をやめてしまいました。(ここらへんも不確かな情報なので怪しいですが……。笑) それ以降、製造技術が世界中にちらばり、似たものがたくさん出てきましたが、「ハングドラム」というのはもとのスイスの楽器屋さんが商標登録みたいなものをしていたので、それ以外のものは「ハンドパン」「パン」「カイサドラム」などのように一般的に呼ばれるようになりました。

スチールパン

気付いてからもしばらくの間、そっちの名称の方が有名というのと、僕のクセもあって、ハングドラムという名称で紹介していたのですが、バケツドラマーとして活躍されているMASAさんとコンタクトを取りお話をしているときに、「正しい知識を広めたいので正式な名称で呼ぶ方がいいですよ」と言って頂き、とても当たり前なことなのにそこで初めて自分の浅はかさに気づき、それ以降はハンドパンで統一しています!

そして冒頭に言った僕の肩書きについてですが、これについては色々見てみたところ、多くの方がハングドラマーという名称を使っているみたいなので、こっちはそのままでやっていこうと思います!もしかしたら、最初の頃から読んでくれている方の中には混乱されていた方もいたかもしれません、大変申し訳ございませんでした!!

とりあえず「ハングドラマー」って名称は語呂がいいし、もう一回誰かに指摘されたら考えようかな。笑 いや、ふざけてないです。笑

あ、もしまた何か僕の知識不足による間違いがありましたら、どうかコソッと優しく教えて下さい。笑

ここまで来たらただの愚痴だね。笑

突然ですが、最近の僕に降りかかる不幸についてお話しましょう。笑 まず3/19頃から、とても久しぶりに本格的な風邪を引き、それが5日間ほど続きました!インフルエンザではなかったのが何よりもの救いですが。そして、3/28にバンドの方のライブで左手の親指にシンバルがくいこみ、現在も爪と肉が下半分でしか繋がっておらず、ハンドパンもゴミドラムも満足に出来ない状態が続いています!そ、そして、4/4に自転車がパクられました!笑 あんなボロボロの自転車本当に欲しかったのか(おそらく鍵を破壊してまで)甚だ疑問ですが。笑

そういうわけで、気分的にも身体的にもとても落ち込むことが立て続きに起こっているので、Facebookもブログもあまり更新出来ませんでした。僕は正直、周りの期待とか失望とかはあまり気にならないのですが、今は自分で自分に失望しています。こんな状態に陥った原因は自分にあるし、そうなってしまったときの対応の出来なさとか、簡単に手放してしまう所とか。好きなことを好きなようにやるのってこんな簡単でいて複雑なことだったっけとか……。ちなみに爪が完全に復活するまでには半年ほどかかるらしいのですが、もちろん半年間活動休止なんてしないし、かといって今の自分に出来るベストが何なのか全く見えず、1人でモヤモヤとしています。笑

ホント、自分で好きなことを好き放題勝手にやっておいてなんですが………ダレカタスケテ!!!!!笑

むちゃくちゃストリートライブしたい!!暖かくなってきたから気持ちいいだろうし、ゴミドラムも色々増えてきたし!でもやったら絶対テンション上がって無茶をするから、それでもし悪化でもしようものなら本当に落ち込む!!笑

あーー!!どうしたらいいんだ!!振り返るほど何かを築き上げてもいないし、まだ一時停止には早いよ。

いけおんの話

最近は体調を崩したり、DAMの方でライブが立て続けにあったり(これを書いている3/29現在も、昨日は大阪、明日は東京でライブ!これは楽しみなんだけどね!)、役所に行かないといけないとか、ライブで親指の爪と肉の間にシンバルが入って血がたくさん出たとか、ブログをなかなか更新できずに申し訳ないです!笑

そんなわけで、少しだけ記憶の棚を開けて、過去に戻ってみましょう!以前ブログで書いた(3/19「いけおん」に出演します!)ように「いけおん」という阪急電車の池田・石橋駅付近のお店で開かれたミュージックバルイベントに参加してきました!しかし、この日は冒頭に言ったように体調が絶不調なのでした。普段はあまり体調を崩したりしないのに、この日に限って……。まあ結果的にインフルエンザじゃなかったのが救いだったとしましょう!笑

とはいってもライブは出演するのでまずは当日石橋駅で降りてすぐに薬局へ向かい、風邪薬と栄養ドリンクとのど飴を購入!そのままミスタードーナッツへ!笑 (僕は風邪だけど、外食を強いられるときはミスドを愛用します。笑 体に優しいお粥とか麺類があるから助かるのです。)そして鶏白湯麺を頂き、さっき薬局で買った物を全部摂取!とにかく勢い勝負!なんとなく!笑

その後は受付を済ませ、この日は三回それぞれ別の場所での演奏が決まっていたので、なるべく体を休ませる→全力でライブをする、というのを繰り返してなんとかやりきりました!!!いや、でもすごい楽しかったな〜。きっとハンドパンなんて見るのも聞くのも初めてな人が多いだろうから、お客さんに触ってもらう時間を設けたり、こないだ東京で得た知識を実践してみようと思って、挙手制でお客さんの頭の上に乗っけて演奏したり。笑 二回目のタイカレー屋さんでは、両親が見に来てたので、なんかすごい緊張して思い通りに出来なかったり……。でもそこの店長さんが飲ませてくれたレモングラスティーが美味しくて話をしてたら、帰りにそのレモングラスを分けてくれたのもすごい嬉しかったな〜。DREAMS COME TRUEの大阪LOVERもフルバージョンで編曲したからそれも披露出来たし、とても勉強になる、満足のいく、楽しい楽しいライブでした!!こういう機会がもっともっと増えていけばいいな!!

写真は1件目のたけいち整体院さんにいたガイコツとハンドパン。笑

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坐禅とか、東京とか、ハンドパンとか

今日は、天命反転住宅以外の今回の東京遠征で心に残ったことを書こうかな。多分今日のブログは文章ばっかりになるので、しんどくならないようにみなさん気をつけて読んで下さいね!!笑

以前のブログ(天命反転住宅(球体の部屋編))で登場した曹洞宗の僧侶さん、藤田一照さんと晩御飯のときに向かい合ってお話をすることが出来たのですが、この方のことを僕はあまり詳しく知らず、本当に失礼な言い方をするなら「坐禅の実践方法について詳しい方」ぐらいに思っていました。僕は、前から坐禅や冥想について少なからず興味は持っていたのですが(これでも関西大学文学部比較宗教学専修卒業なんですよ笑)、疑問は色々あったし、どうしても起きている間は頭と手を動かすのが好きな性分でして、坐禅というものを人生において一度も経験したことがありませんでした。そこで、藤田さんに素直に自分が感じていることを話して(やりたいとは思うが、やり方も、何が正解なのかも、どんなものが得られるのかも何もわからない、ただ漠然とやってみた方がいい気がする。でも何か強いきっかけがない、ということなどを尋ねました)、フィードバックをもらうと、自分でも驚くぐらいスッとなじむ、納得出来る話をしてもらえた。その詳細は、ここに書くにはあまりにも膨大で、とりとめがなくて、僕というフィルターを通してまた別の人に伝えようとするとしっちゃかめっちゃかになるので書きませんが、感動と、何故か悔しさで少しだけ泣きそうになるぐらい素敵な話だった。後々になると、僕はとんでもなくバカな質問をすごい人にしたのかもしれないと思いましたが、そんな表情は露とも見せずにお答え頂き本当にありがとうございました!!藤田さんからはこの後、深夜3時に昔遊びのコマの回し方を教えてもらいました。笑

ふう、いったん写真を挟んで休憩しましょう。笑 これは天命反転住宅の屋上で管理人さんに撮って頂いた一枚!!

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これは球体の部屋でアサラトを練習する僕を後ろから知らぬ間に撮られていた一枚!!なんかすごいオシャレ!!笑 そしてパンダのお尻が可愛い!!笑

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さて、写真休憩も挟んだところで話は飛びますが、今回の遠征は行き帰り共に夜行バスだったので、到着日の朝に三鷹で、出発前の夜に東京駅でそれぞれストリートもしてきました!!あまり時間はなかったのでどちらも短い時間でしたが、多くの方に話しかけてもらえました!東京駅では準備の段階ですでにワクワク顔で待ってくれてる外国の方とか、若い女性二人がキャーキャー言いながら喜んでくれたり………。笑 ちなみにハンドパンのストリートライブで最近一番多い質問は「その楽器は自作ですか?」です。笑  夜の東京駅ではお金も少し入ったのですが、帰り際に東南アジア系の女性に「素敵な演奏でした。募金して下さい」って言われて何かに募金したのでほとんどチャラになりました。笑 ちなみにこの方は笑顔がチャーミングだったんですが、僕が大阪から来たことを伝えると「オオキニ!!」って言ったので、多分慣れてます。やり手です。笑

そんな感じで僕の初めてのハンドパンin Tokyoは幕を閉じました!!本当に得るものの多い、楽しい幸せな二日間でした!!関わってくれたみなさんありがとうございました!これからもよろしくお願いします!!

天命反転住宅(球体の部屋編)

さて、今回は「天命反転住宅(球体の部屋編)」ということで、この家の目玉といってもいい、球体の部屋に関する感想と、そこでハンドパンの演奏を行ったときのことをお話します!!

まず球体の部屋を外側から見るとこんな感じ!この写真の右側に見えている宇宙船のようなものが球体の部屋です。

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そして中を覗いてみると、こんな感じ!

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窓の部分はくり抜かれていますが、部屋としては球体です!決して広くはないのですが、ここで声を出すと、立っている場所のわずかな違いによって自分の声が近くなったり遠くなったりしてとても不思議です。そしてずっと誰かと喋っていたり、一人で声を出していたりすると、自分の声が耳のすぐ横で聞こえてきたりするものだから、誰が喋っているのか、本当に自分が喋っているのか分からなくなってきて少し怖いです。笑 何かを見つめ直すのにも、新しい発見をするのにも優れている面白い空間でした!

「ここでハンドパンを演奏したら確かに面白そうだ。」そう思って誰に告げるでもなく演奏を始めると、小室先生や写真の女性の方が入ってきて演奏を聞いてくれました。ちなみに僕はこのとき、写真のように窓辺に座る感じで演奏し、聞いてくれる人は球体の部屋で横になるスタイルでした。笑

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普段ストリートでやるときは、人目を引くように、大きな音で派手なパフォーマンスをすることが多いのですが、ここで求められているのは真逆。小さくゆるやかに子守唄のように演奏すると、部屋とハンドパンが融合し、お互いの持ち味を発揮する。ハンドパンの持つ独特の倍音と伸びが、この部屋の不思議な反響によってさらにまわる。それは難しいけどとても楽しい挑戦でした!小室先生は聞きながら寝てしまったのかと思いましたが、「眠くなったから目は瞑っていたけど、寝たらもったいないという葛藤を頭の中で忙しくしていた」らしいです。笑 演奏してる僕も気持ち良くて寝てしまいそうだったな〜。

その後も、夜にかけて小室先生のお知り合いの方が何人か来られたのですが、その中に曹洞宗の僧侶さんで、曹洞宗国際センターの所長をされている藤田一照さんという方がいて、その人が球体の部屋での僕の演奏を聞いたときに「頭の上で聞いたら面白そう」と言い、藤田さんの頭の上にハンドパンを乗せて演奏するという事件が発生したのですが笑、さらにそこから藤田さんが僕のリズムに合わせてお経を唱え始めたので、とてもビックリしました!!!いや、これは半分は笑える話なんですが、僕は正直この瞬間鳥肌が立った。ハンドパン+お経!めちゃくちゃ合ってたし、かなりカッコよかった。球体の部屋で、僧侶の頭の上で、お経とセッションする。絶対こんな経験したの僕が世界で初めてだと思います。あれはきっと、僕の中に深く残る名セッションになるでしょう。セッションっていうのは、ライブだから、生のものだから、残念ながら写真や動画は僕の手元にはありません。代わりにですが、球体の部屋とハンドパンのコラボ写真を何枚か置いていきます!

1枚目はなぜかこの部屋にずっといる2匹のパンダさんとハンドパン。球体のハンドパンダさん。笑 しょーもな。笑

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2枚目はこの部屋でシャボン玉を吹くと割れずにいつまでも形を保っていたので、それをハンドパンにくっつけた写真。丸い部屋で丸い玉が丸い楽器にくっついている。

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ということで、天命反転住宅編は終わり!!いや、もう一つ書きたいな〜。上手くまとまるのか。まあ何でもいいや。笑

 

天命反転住宅 (家に対する僕の感想編)

すみません、風邪でダウンしていたので、いい機会だと思いゆっくり休んでいました。が、書きたいことやりたいことを考え直すいい時間を持てたので、またいっぱい書きます!!笑 よろしくお願いします!まずは東京の話から!!

3/16~17にかけて、東京都三鷹市にある、荒川修作+マドリン・ギンズによる「天命反転住宅」に行き、ハンドパンの演奏とお泊まりをさせてもらいました!経緯は以前にアップしたブログ参照(http://wp.me/p78j3B-3x)ですが、とても特別で濃い1日でした。濃すぎたので、一つのブログにするにはあまりに長くなりそうなので、今回はこの家に対する僕の感想編ということにします!笑 ちなみにこの「天命反転住宅」ですが、みなさんがイメージしやすいように補足しておくと、3階建てのマンションの構造になっており、その一室にお邪魔した形になります!

僕が到着したのは16日の13時頃、まずはその場にいたみなさんでお昼ご飯ということで近くのラーメン屋さんで昼食。その後、改めて天命反転住宅に入りましたが、まず思ったことは、「明らかに外や普通の家とは流れている空気が違う」ということでした。スピリチュアルな話でもなんでもないのですが、これだけは写真じゃ伝わらないし、僕もどう言い表したらいいのか難しいですが、僕の感覚を言語化するなら、他の場所と比べると空気が止まっているような感じがするのです。それは空気が死んでいるとか空気が薄いとか、換気されてなくて濁ってるとか(笑)そんなのじゃなくて、普段と比べると、止まっていると錯覚するぐらいゆっくり空気が流れている感じ。それがもたらす効果は人それぞれだと思いますが、本当に独特です。ここは誰でもショートステイが出来るみたいなので、本当に色んな人に体験してみてほしいと思います!僕が事前に調べて抱いていた、カラフルで可愛くて不思議な家なんていう次元のものじゃないので。笑 芸術+哲学+科学+建築学+身体論が上手くミックスされた家、というよりそれらが「家」という実体を持って現れた感じです。

そして、僕がこの家の中を歩いていてとても素敵だなと思ったのが、「床」です。基本は写真のようなザラザラした砂のようなものが固まった素材で、デコボコしているのですが、球体の部屋はコンクリート、もう一つの部屋にはフローリングと畳と石が敷き詰められた部分が混在しており、さらにもう一つの部屋にはマットという風に、一つの家の中を歩くだけでたくさんの感触を足の裏で感じることが出来るのです!普段靴を履いてコンクリートの上を歩いている僕にとって、これはとても新鮮で、温かみがあって、気持ち良かったので、ずっと家の中を裸足でペタペタ歩いていました。笑

さて、今回はこれぐらいにして、次は「球体の部屋編」です!いや、その予定で書きます!笑

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