FAKE

読む前に待って!笑 今日はいつもより600字ぐらい長いし、映画の話ですよ!笑 やめるなら「つまんなかった」って言う前にやめて下さい!笑 映画の詳しい内容は話さないのでご安心を!笑

今日は僕が大好きなドキュメンタリー作家、森達也さんの新作ドキュメンタリー映画、『FAKE』を観に、僕の大好きな十三第七藝術劇場へ行ってきました!彼は、小人プロレスや、いわゆる「放送禁止歌」、超能力や幽霊などのオカルト、オウム真理教、さらに日本の「死刑制度」まで、タブー視されている問題について果敢に突っ込んでいく人なのですが、だからと言って(僕のイメージでは)過激な人ではなく、特定の方向のみから「事実」を伝えるマスメディアに対し、「森達也の視点」から別の問題を提起してくれる人です。彼の本ではいつも、読み進める内に疑問を解消してくれるかのようにあらゆる情報を教えてくれる。でも、最後の「答え」だけはいつもないから、気がつけば読み始める前の何倍もの疑問とモヤモヤを背負わされます。笑 でもおそらくそれは彼の狙いでもあって、彼は常に「物事が二極化」されることを忌み嫌い、「右でも左でもなく、立ち位置や時代によって『正義』は大きく変わるんだから、それでいい。だからこそ多様性が生まれ、自由と豊かさがこの世界にはある」ということを教えてくれます。

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今日観に行った『FAKE』は、佐村河内守さんの一連の報道に焦点をあて、彼の家で本人と奥さんと猫とケーキを取り続ける密着取材型です。笑 変だけど、本当にそうです。笑 メディアが求めているのは真実でも正義でもなく、ファストでイージーに面白いもの。彼の診断書に書かれている「障害者手帳を給付するレベルではない」という文言のみを抜いて、実際に何db以上じゃないと聞こえないかのデータは丸無視。佐村河内さんを批判する人たちの声は大きく強く波に乗る。そして彼ら(新垣さんや神山さん)は森達也の取材にはもちろん応じない。でもね、映画を観てたら、だからといって佐村河内さんが絶対正しいという見方も出来ない。多分、森達也が映す「真実」ではそこが懐疑的だから。それでも分かるのは、安易に消費されていく情報や人の中で、繰り返される言葉の中で、疑惑は確信に変わるように、いつしか「当たり前」になっていくってことと、それが危険だということ。

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今回の選挙期間中、僕の周りのSNS上では「三宅洋平の選挙フェスはこんなにも盛り上がっているのに、情操によって全く報道されてない!」とたくさんの人が言っていた。そう思った人、その感情を忘れないうちに、メディアに疑問を抱く脳みそが残っているうちに、絶対この映画を観て下さい。そうじゃなきゃ、その「嘆きのツイート」だって結局流行りに乗った一時的な怒りになっちゃうよ。森達也はいつもマスメディアと知らず知らずの内に闘って、「メディアリテラシー」についてずっと考えてる人だと思うから。

それにしても、神山さんという人をみなさんは覚えているでしょうか?佐村河内さんの会見の際にインタビューをした人で、彼の質問に対し佐村河内さんが答えようとすると、「まだ(手話の)通訳終わってませんよ?終わってから答えた方がいいんじゃないですか?」と揶揄をした人です。あれは当時僕も見てたけど、とんでもない怒りと吐き気を覚えました。新垣さんからの情報だけを頼りに、佐村河内さんは耳が聴こえるものと断定して、バカにした姿勢。普通に生活してたら、僕らだって会話の途中で相手の言いたいことが分かって返事をすることぐらいあるでしょ?あのやり取りを笑えるコントのように取り上げたニュース番組もムカつくけど、あれじゃあ本当にただの晒し者だし、真実の追求なんてするつもりもないんだろうね。少なくとも神山さんは、あまりにも知識不足だし、全聴覚障害者を敵にまわしたんじゃないでしょうか。笑

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まあ映画の話はこれぐらいにしておいて、僕はこの映画を観に行く前に二人の友人に話しました。「FAKEっていうドキュメンタリー作家が佐村河内守を密着取材するやつ」って。そしたら一人は、笑いながら「なつかしっ!」と言い、もう一人は「誰それ?あ〜、あの人か!ふ〜ん」だってさ。僕らはこんな風に、人の人生を笑いものにして消費して生きてるんだな。

パンフレット買ったのなんて、『スターウォーズ:フォースの覚醒』ぶりだな〜!!あ、全然久しぶりじゃねーや。笑