大人になること、忘れること

 

今日は僕にとって当たり前のことを当たり前に話すお話です!ブログってなかなか慣れないから何を投稿したらどうとか分からないんで、面白くないかも。笑
あ、ハンドパンもゴミドラムも関係ないですよ!!笑
まず、僕は本当に自分が嫌になるぐらい物覚えが悪いです。人の名前と顔は全然覚えれないから初めて会う人じゃないのによそよそしくしてしまったり(人見知りだから仲良くなってもそんなに積極的になれないくせに笑)、本も映画も音楽も絵も好きなのに、好きな小説の主人公の名前や台詞、好きな映画監督や作品名、好きな音楽のメロディー、好きな絵を描いた人の名前や時代、何派の人間だったかなど、本当にすぐ忘れてしまう。自分の好きなことなはずなのに、まるで一枚の紙を小石が突き破るように、通過した跡だけを残してそれ自体はどこかに行ってしまう。この例えで言うなら、僕という人間が薄く脆く弱いがゆえなんでしょうか。僕はたくさんのものから衝撃だけを与えられて、ボロボロになって、でも何も持ってない。そんな気がしてとても悲しくなります。僕が嬉しかったり悲しかったり楽しかったり切なかったりという感情を抱いた原因を覚えていなくて、まるで何も体験してこなかったみたいになる。
最近は日々の生活もそんな感じだな〜。毎日充実してるのに、寝て起きたら昨日何して笑ったのか忘れてる。『マシアス・ギリの失脚』の主人公マシアスほどではないけれど、日々を自分がどう考えて生きているのか本当に疑わしいものです!笑
大人になるってどういうことなんだろう。25歳にもなって何言ってんだって思いますよね!笑 例えば目を瞑っていても、音だけでどういう材質のものがどういう当たり方をしたのか検討がついたり、初めて使うトイレのトイレットペーパーとトイレットペーパーホルダーがどれくらいの強度で、自分がどのくらい力を使えば途中で千切れることなく好きな分量を取ることが出来るか分かったり、お酒を飲んだら気が大きくなることが分かったり、そういうことばっかり分かるようになって、好きな小説の一つも覚えられないんじゃ何がなんだかね。笑
みんなも案外そうなのか。僕が気にしすぎなのか分からないですが、共有したいというより教授して欲しい。笑
自分にとって大切なことを忘れない方法。くらいな〜。笑
次は明るい話したいな!!!笑

Playing the Handpan at Hawaii, Waikiki Beach

ハワイには家族旅行で行ったのですが、せっかくなのでハンドパンを持って行って向こうでも演奏してきました!

カラカウア通りというワイキキビーチに面するメインストリートでのパフォーマンスを一回と、ワイキキビーチの砂浜で練習目的で一回!どちらもとても勉強になりました。カラカウア通りは朝から晩まで観光客や地元の人たちの行き来が激しい通りで、ストリートパフォーマンスも様々な人たちが行っていて、やる人も見る人も言わば「慣れっこ」と、まあなんというか激戦区なんですけど、その中で僕が人目に留まるようにするには、どうやるのかとかを考えさせられました。いつも通りしか出来ないけど、いつも通りの中でもやり方を変えることは出来るということを学んだ。ここでも何人かの方が話しかけてくれたり、お金を入れてくれたりしたのですが、現地人っぽい、年齢は掴みづらいけど20代後半~30代前半ぐらいの男性が「(口調的に)お前バスターって名前知ってる?」と聞いてきて「知らない」って僕が答えると無言で去っていきました。笑 ……怖い!!笑 何?破壊されるの?笑 ハングドラマー?誰か知ってる人いたら教えて下さい。笑

そして次の日はストリートで人に見てもらう為ではなく、太平洋という広大な海に力とインスピレーションをもらうためにワイキキビーチの砂浜で練習!沈みゆく夕日の中、太平洋を眺めながらの演奏はとても開放的で幻想的で気持ち良かったです。このときは父親に同行してもらい写真と動画撮影を頼みました。バックパッカーと思われる人がいて、ずっと僕から一定の距離を置いてチラチラ見てくれていたのですが、バックパッカーにしては珍しくシャイなのか、話しかけられることはありませんでした。笑 今回の旅で一番悔やまれるのは彼と友達にはれなかったことです。またどこかで会いたいな〜、シャイなバックパッカー。僕が色んなところに行けばまた会える気がする。

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というわけで、今回のものを久しぶりにyoutubeに上げました!!といっても本当に練習風景だし、風が強くて音がよく聞こえなかったりもしますが、まあ風景とバックパッカーをお楽しみ下さい。笑

ダイヤモンドヘッド登頂秘話~後編~

さて、『ダイヤモンドヘッド登頂秘話~前編~』でようやく入り口までの看板を見つけることが出来た僕ですが、そこからも、車しか通ったらいけない雰囲気のあるトンネルを抜けて(帰りに確かめた所、普通に人も通っていいとのことなんですが、狭い笑)、どうにかクレーターの中へ!僕は知らなかったんですけど、ダイヤモンドヘッドって山じゃなくてクレーターなんですね。入り口に行って初めて知りました。笑  火山が噴火して上の部分が全部消えて周りだけが残って出来たクレーターとかだったかな?
ちなみに途中で小雨が降ったおかげで、僕が入り口に着いたときに丁度虹がかかっていて、とても幸福になりました。Somewhere Over The Rainbowは僕に降り注いだ!
虹といえば、僕の滞在中はほとんど毎日10~15分程度の小雨が降っていました。とくにウザいわけでもなく、どうせすぐやむし、その後晴れたら服なんかすぐに乾くし、海で泳ぐし、とか思うともう濡れるままにしていたのですが、その小雨のおかげで虹を見れる日も多くありました。本当に、当たり前みたいに虹が毎日見れるのです。そりゃ魅力的な土地ですよね。ちなみにご存知かもしれませんが、ハワイのナンバープレートは虹の絵が描かれています。
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そこからは登頂仲間もいたので、普通に頂上へ!もう今までの精神的、肉体的疲労と比べたらこの登頂なんか余裕余裕!!笑 この写真は登頂中に見つけた看板。僕が中学生のときにブルーハーツによって受けた被害ですね。笑
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頂上でも余裕で自撮り!!笑  こうやって自撮り写真を二枚並べたら面白い!笑
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そこで少し肌が黒い感じのアメリカ系っぽい小学生ぐらいのとても可愛い女の子二人に「写真撮って」って言われたので、超撮ってあげた。笑 「僕のiPhoneでも撮っていい?」って聞いて二人を撮らせてもらった。完璧に可愛かったからです。笑
現地の子供なのかな〜。なんかすごいゆるやかに強かに二人で幸せそうで、心の底からそのまま大きくなって欲しいと勝手に思いました。
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あとは帰りは明るいし道も分かるし、余裕で帰りましたとさ。予定では2時間半で終わるはずが、4時間半かかったけどすごい面白かったよ!!
そんな話!笑
ちなみに自分へのお土産として「I hiked DIAMOND HEAD」って書いたキーホルダーを買ってやりました。笑
そんな話。
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ダイヤモンドヘッド登頂秘話~前編~

初めて行くハワイであてになる友達も現地にいない、下調べもしてない、TheBusという公共交通機関にはなるべく乗りたくない(僕は日本でもバスにちゃんと乗れないのに、海外で乗れるわけがない笑)、でも好奇心でやれることは全部やりたい、ということで今回の旅で僕が選んだ道は「ベタを極める」ことでした!笑

例えば、ワイキキビーチで泳いだり、お土産はペナントとかフラダンスしてる人の腰がクネクネ動く置物とかがいい、パンケーキは興味ないけどハンバーガーを食べまくりたい、などなど。笑 あ、ちなみにこれが実物です。笑 フラ人形買いました。笑
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 その中の一つとして、もちろんダイヤモンドヘッドも含まれていました。そして、「どうせなら朝日を拝んでやる!」と思い、日の出の時間を前日に調べたところ、当日の日の出5:49!でもダイヤモンドヘッドに登る入り口の開門時間6時!はい!無理!笑
……まあそんぐらい想定内です。とりあえず朝一に行こうと思って僕が滞在しているワイキキのど真ん中にあるホテルを出たのは午前4:30。もちろん外は真っ暗。ハワイとはいえアメリカ……。怖い!笑 後ろからジョギングする人が近づいてくる度に振り向いて立ち止まって「グッモーニン」と言い双方に敵意がないことを示してました。笑
これはデューク・カハナモクという近代サーフィンの父の像、午前4:30です。
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しかも道もろくに調べずにダイヤモンドヘッドが見える方向に歩いていたので、途中で道に迷ったかと不安になって、一旦分かれ道まで引き返す。そこでダイヤモンドヘッドに登りそうだと僕が勝手に判断した人の300mほど後ろをさりげなくついていく作戦に変更!笑 今思えばあの人もかなり怖かっただろうな。笑
そしてその人の後をつけると、途中まではいい感じだったのに、途中からダイヤモンドヘッドが遠くなっていく……。笑 え?君道間違えてへん?大丈夫?そう思いながらも唯一の望みなので信じてついていくことに。アップダウンの激しい道を早足で歩く彼女にくらいつく僕。しかし途中のサウスショアという海岸でサーフィンしてる人たちがカッコよくてしばらく見てるうちに彼女を見失う。笑 僕、異国の地で拠り所に裏切られる。笑
ここで少し心が折れそうになりましたが、せっかくだからこの道をまっすぐ進んでどっかで折り返して帰ろう。そう思って進み続けると、「ダイヤモンドヘッドトレイルこっち」って看板が!!!やっったー!!ついに見つけた!!このときは「やっとふもと見つけた!」って声に出して少し怒りながら言いました。笑
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さあ、前編はここまで!次はようやくダイヤモンドヘッドに登ります。笑

悲しみよ こんにちは

というわけでまあ、1週間ほど家族旅行でハワイにいたわけなんですけど、僕は初ハワイということで、向こうで行った様々なベッタベタ観光名所のことはさておき、とりあえず僕が叶えた幸せについて聞いて下さい!笑 本当はリアルタイムで書いていきたかったけど、パソコンの調子が悪くてなかなかサイトにログイン出来ず、滞在中は諦めました。

その夢がいつ叶ったかというと到着して間もない二日目の朝!どこで叶ったかというとホテルの中庭にあるプール!!笑
なぜそこで幸せを享受出来たかというと、僕にとって、とても有意義で優雅で念願だった時間を過ごすことが出来たからです!それは朝の9時、まだプールに入ろうなんて人は1〜2人ぐらい。僕はサングラスとバスタオルとお気に入りの本だけを持って、日焼け止めも塗らずに水着に着替えてプールへ向かう。そしてまずは準備体操して一泳ぎ!冷たいけど寒くない、心地よい!深さもそこそこあって泳ぎがいもある!そこで適当に疲れたと思うまで泳いで、プールサイドによく置いてあるあの横になれるベンチに寝そべる。太陽が体を暖めて、すぐに乾かしてくれる!それに飽きたら本をおもむろに読む!そしてそれにも飽きて暑くなったらまた一泳ぎ!そんなことを時間もルーティンも人目も気にせずに繰り返す!!!笑
「あ、プールだ。泳ごう」→「飽きた。とりあえず横になろう。」→「飽きた。本でも読もう。」→「暑い。プールに入ろう。」この全く生産性のない欲望のままに動く無限ループ!!笑
あ〜、なんて幸せなんだ。まるでフランソワーズ・サガンの小説『悲しみよ こんにちは』の主人公、18歳の娘セシルになった気分です。残念ながら髭面の25歳な上にそういった休暇に慣れてもおらず、さらに社交界とは縁もくそもないですが。笑
まあ僕はこういう少し古い時代の洋書に出てくる、親が社会的経済的に成功していて、それをありのままありったけに受け取り、優雅で無駄で堕落した時間をそのままに過ごす主人公にある種の憧れがあるのです。笑
だから僕がこのときしてたのは、『エセボンボンごっこ』ですね。笑
ハワイに行った話なのに、写真の一枚も上げずに、話はホテルの中庭で完結!笑
申し訳ないけどこれもまた僕にとってのハワイです!笑
他にも外でした素敵な体験についてはまた後ほど話していくつもりなので、とりあえずはこんな話。

ハンドパンの試奏をしてもらいました!!

今日は、このホームページから連絡をくれた、ハンドパンが欲しいと言っている方にお会いしてきました!!そしてとても素敵な時間を過ごすことが出来ました!基本的に引っ込み思案で人に何かを教えたりするのって、得意じゃないと自分では思っているのですが、「教え方が分かりやすい」って言ってもらえたりしてとても嬉しかったです!

それにしても、今までこうやって何人かの人とお会いさせて頂きましたが、ハンドパンを手に持ってもらって、試奏するときって本当にみんな目がキラキラしてる!!新しいおもちゃを手にいれた子供とホント一緒だなと思います。笑 みなさん口を揃えて「ずっと欲しいと思ってyoutubeとかを見漁ってる日々が続いてました。大阪でこんな風に販売してる人に会えて、実際に触ることが出来て本当に嬉しいです!」と言われます。本当にその気持ちはよく分かる!!!僕もそうだったから。僕も存在を知ってから手に入れるまで時間がかかった。どこにでも売ってるわけでもなく、見つけても決して安い買い物ではない。だからタダでいくらでも触っていいよなんて言われたらそりゃ嬉しいだろうなと。触れる感動と、実際にお金を払って長くその楽器を続けていく現実をしっかりと噛みしめて、吟味して考えながらハンドパンにゆっくり触ってもらえる時間を僕はちゃんと設けたい。

今回は、お会いした方の希望で扇町公園で試奏して頂きました!ダンスの練習をしたり、犬の散歩をしたり、会社帰りのサラリーマンがたくさん通る、あの公園の夕暮れの中で二人であーだこーだ言いながらカッコイイハンドパンのyoutube動画とか、他の音楽とかを話しながらハンドパンを触ってもらえて良かったと思います。

ちなみに、僕の考えで今回の方から、試奏して頂いてもうちょっと考えたいという人には、ハンドパンを無償で1週間ほどお貸しすることにしました!家に帰ってもちゃんと叩いてみて欲しいし、新しいハンドパンって音がなかなか馴染んでないから自分で少しでも馴染ませて欲しい。そうしている内に愛着が湧いてくれたらもっと良い。きっとこんなことしてくれる所って他にないと思います!笑 ハンドパンを自分で演奏する楽しさって、絶対その試奏だけじゃ分からないと思うので、そうすることにしました!!

というわけで、ハンドパンが欲しい!!そう思っている方は是非一度連絡して下さい!日にちも時間も場所もなるべく合わせたいし、しっかりと考えてくれるのであれば、お持ち帰りも可能です!ん、なんか飲食店みたいな言い方だ。笑 とにかくもっと多くの人が気軽に触れて、手に入れることが出来て、認知度が広まっていけばもっと日本は面白くなる!!!

放課後等デイサービスなうでの演奏

ということで、以前ブログに書いたように、5/21に、岸和田にある放課後等デイサービスなうさんにお邪魔してハンドパンとゴミドラムの演奏をしてきました!!障がいを持った子供たちを預かる学童のような所という説明しか聞いてなかったので、規模も、雰囲気も何も分からないままだったため、想像することが出来ず到着するまでとても緊張していました。笑

そして、いざ13:30頃に到着してみると、暑いぐらいの天気の中、子供たちが先生と元気に庭で遊びまわっていた。キックボードに乗って、おもちゃのバイクに乗って、ボールを投げて、走り回って……。そして、施設の中から今回お誘いしてくれた方が出てきて、挨拶。演奏は14時からだったので、30分ぐらいフラフラしながら子供たちと絡む!反応してくれる子、訝しんでいる子、ボーッとしてる子。笑

そうこうしていると時間になったので、演奏のためにハンドパンとゴミドラムをセッティングすると、もう怖いものなしでみんな寄ってきてスティックを取ってあらゆるものを叩く、叩く!!笑 だんじりのリズムやってって言われると小さい子でもすぐにやる!さすが岸和田!!笑  僕はこの日だんじりのリズムというものを初めて本場で体験できた。笑(子供の顔は施設側の要望により隠しています。)

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僕の演奏の間は、思ったよりも静かに聞いてくれた。(小さい子にとってそれが楽しくなかったらきっとすぐ動くだろうから、少しは楽しいと思ってくれたのかな?)僕の方もとてものびのびと演奏することが出来て気持ち良かったです!

演奏が終わった後も、スティックを持っては色んなものを叩いて音を出したり、ハンドパンに触ってみたり、ずっとハンドパンに顔をひっつけてて、そのまま音を鳴らしてあげると気持ちよさそうにしてくれたり。(本当に気持ちいいのかは分からなかったけど、不快だったらそんなずっとやらないだろうから、多分頭をひっつけて聴こえる音が好きなんだろうな。)

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ここからはとても当たり前だろうけど、僕が感じたこと。僕は今まで機会がなかったので、障がいを持った子を預かる施設に行くというのは今回が初めての体験だった。それでも実際に行ってみると、拍子抜けするぐらい普通だった。もちろん先生方の苦労とかは絶えずあるんだろうけど。それでも、あんな子がいて、こんな子がいて、あれをされるのが好きな子、嫌いな子、積極的な子、消極的な子、大人しく人の話を聞く子、うろちょろして落ち着かない子、コミュニケーションが上手く取れる子、取れない子。どこにでもあるような、僕の通っていた小学校となんら変わりない、色んな性格と個性を持った自我が発達しきってない人間の集団。

本当に本音を言うならば、今回僕がショックだったことは二つ。まずは、こうやってえらそうにブログに書いてるけど、自分自身が思ったよりもそういった施設に偏見を持っていたこと。そして二つ目は、一度行ってみるだけでそんなものがとても簡単に拭い去られること。子供たちも、先生も、全員本気で遊んで、本気で怒って、本気で笑っていた。とても明るくて、眩しくて、キラキラしていて、また一つ僕の心にしこりを残す場所と笑顔を見つけることが出来ました。

今回、このような素晴らしい体験を与えてくれた放課後等デイサービスなうのみなさん、子供たち、本当にありがとうございました!!また遊びに行くから出来れば覚えていて下さい!!笑

 

 

 

5/21 放課後等デイサービス「なう」にて演奏します

というわけで、今日は久しぶりにカチッと日程と場所が決まった演奏予定があるのでそのお話です!ただ、開催場所の関係で一般の方の鑑賞は出来ないので、お誘いではありません。笑 なのでただの楽しみだよっていう報告ですね。笑

場所は大阪府岸和田市にある放課後等デイサービス「なう」という所で、知り合いの方のお兄さんが自身でやられている障がい児童の通所施設です。事前に細かいお話も含めて飲みに行ったのですが、とても素敵な方でした!なんというか、内に秘める情熱を隠さずに表現するので、仕草や話し方にもそれが表れて、一見ぶっきらぼうで怖い大阪のお兄さんというように見えるのですが(笑)、むしろ本当はその逆で、とても繊細で細かい所に気が向いて、優しさが随所に見える方だなという印象を受けました。店員のお姉ちゃんにはよく話しかるけど、自分のためというよりもその人に少しでも楽しく仕事して欲しいという感じだったし(同じように大将にもよく話しかるし笑)、僕にも飲み物や食べ物を無理のない範囲でよく勧めてくれました。そして経営者という自分の立場と、自分がやりたいことを上手く両立している方だと思います。僕はあまり詳しくないのですが、子供たちの抱える障がいや性格によっては受け入れてくれない施設もあるみたいですが、ここのデイサービスではまず断ることはないそうです。

例えば、こんな話をしていいのか分からないですが、ある子は「自分がこういう行動をすれば迎えが来てくれて家に帰ることが出来る」というのが分かっていてわざと先生を困らせようとするみたいです。そういった場合、そのまま素直に保護者を呼び、帰ってもらうことが多いみたいですが、ここの施設ではそういうことはせず、まっすぐ子供と向き合ってときには厳しく叱るようです。僕は先生でもないし、子供も持ったことないからどっちが社会的に正義なのか分からないけど、少なくとも多様性という面で見れば、そういった教育方法を行う施設が少なからずあればそこにやり方の幅が生まれるので素晴らしいことだと思います。こんな過剰に安全な現代社会においては非難されかねないことを自分の信念に基づいて行えるというのはとても大事なことなんじゃないでしょうか。

そんな施設に僕が赴いて、どうやって演奏して、その場にいる人間を楽しませることが出来るか分からないですが、まあきっとあんまり深く悩まず、いつも通りまずは自分が最高に楽しむことが前提条件なんだろうな。子供の方が大人よりよっぽど感性が優れているから、僕が心から楽しめてるかどうかなんてすぐに見抜かれるだろうしね。

いつまでも楽しみと学ぶことが尽きない、なんて恵まれた人生なんだ。

美術館とポストカード

ちょっと前までは急に雨が降って気温が下がったりしてたのに、最近はよく晴れて暑いと思えるような日々が続いている大阪です。

それはそうと、こないだはずっと行きたかった「モネ展」を見に京都市美術館に行ってきました!いや、本当はもっと早くに行って『印象、日の出』を見たかったのですが、体調不良やらが続いたせいで終了前日になってしまった。まあおかげでルノワール展も同時に見れたのでよしとしよう!今回は一人で行ったのですが、美術館は誰かと行ってその人の感性をチラ見したりしても、一人で行って好きな絵の前に何十分いたりしてもそれぞれ楽しみ方があるから僕はどちらも好きです。ちなみに僕はモネもルノワールも好きで、印象派の絵画展がきたときは大体見に行ってるのですが、一番好きな画家はコローです。僕にとってあんなに暖かくて優しくて、自己主張がうるさくないのに個性があって、見た瞬間に「あ、コローの絵だ」って分かる絵が描ける人はコローぐらいしかいない。でもコローは人気だし、印象派の絵画展に運が良ければ1〜2枚ぐらい展示されていますが、コロー展っていうのはなかなかやらないですね。やってくれたら何回も見に行くのに。笑  ちなみにコローで有名なのは、例えばこの『モルトフォンティーヌの思い出』でしょうか。ちなみに画像は載せましたが、この良さは絶対生で見ないと伝わらないと思います。笑

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あとはモネ展がとても人が多かったのに対してルノワール展がガラガラだったこととか、ルノワールの『うちわを持つ女』と『かぎ針編みをする少女』がすごく良かったこととか、『かぎ針編みをする少女』のポストカードを買ったら実は前にも見たことがあって2枚目だったこととか。笑

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まあそんなことよりも、僕はポストカードとかクリアファイルとかがすごく好きで、色んな展覧会に行っては気に入った絵のポストカードを買っています。どうしても絵(特に油絵)っていうのは、生で見る感動には敵わない(発色も全然違うし、サイズも実際に見たら意外とおっきいとか小さいとかしょっちゅうだし、どこに絵の具をベッタリ塗って厚みを出すかも見ないとわからない)けど、(前述のような失敗はあるにせよ)「自分はこの絵を見ていいなと思った、しっかり覚えておきたい」という気持ちからコレクションとして買うことが多いです。さらに、今はコレクションだけど、もしもいつか僕が誰かに絵葉書を送るときが来たら、その時の気分と相手のことを考えて、それにあった絵葉書を送ったりしたい。それってすごく素敵なんじゃないかなと思います。少なくとも僕はそんな絵葉書が来たらとても嬉しい。あ〜、誰か絵葉書送ってくれないかな〜。笑

本当に毎回素敵なストリート

今日は久しぶりにストリートライブをしてきました!熊本地震のための募金集め以来だから、2週間と3日ぶり?かな?一旦募金は募らず、今日は普通にやりました。

そして今日も面白い出会いがたくさんありました!まずは募金を募っているときにも通りがかっていたという方。「今日は募金じゃないの?」と聞かれ、僕が「こないだ集めたお金を持って現地に直接行き、向こうで使わせてもらったので、今日は違います。」と答えると、「すごいね、僕も行きたいけど仕事があるから行けない。頑張って下さい。今日は君に募金しよう。」と言ってくれました。カッコイイ!!!そして次はおばあちゃん。立ち止まって見てくれているな〜と思っていたら、演奏が止まったタイミングで「すごいいい音やね〜。トンネルに入ったときから聞こえてたからスピーカーで音楽流してるんかなと思いながら歩いてたらここで演奏してたからビックリしたよ〜!」ととても元気に言ってくれた。その後も、100カ国以上を旅したこと(僕にはわからなかったけど、色んな国の触りの言葉を言ってたから、多分本当)とか、外国人や面白い人など、自分が出会った人を見つけては、持参のノートにメッセージを書いてもらっていること(そのノートは何冊もあって、本当に色んな国の言葉で彼女あてにメッセージや絵が書いてあったり、定期的にお孫さんの手形を鉛筆でなぞっているページがあったりした。僕もメッセージを書かせてもらった上に、老眼鏡を忘れたからと言ってその場で朗読までした、恥ずかしかった笑)などを話しました。僕と話している途中にも、フランス人の親子に声をかけ、一緒に写真を撮っていました。笑 本当に気に入ってくれたみたいで、長いことそばで演奏を聴いてくれ、その度に「本当にいい音やね〜!」ってずっと言ってくれた。「私頭悪いからよ〜わからんけど」と「話してばっかで邪魔してごめんね」を何回も言ってたけど、僕はあなたのことを頭悪いとも邪魔とも一切思いませんでしたよ。ありがとう。「何年かぶりにこの道を通ってみたらすごいいいもの見れたわ〜!」って言ってくれて、「帰るのもったいない」って言ってくれて、最後には「今からあっちに向かって歩くから、その間も演奏を最後まで聞かせてね」と言って帰っていきました。そのとき僕はあのおばあちゃんに会えた喜びと、いつまでも彼女が元気でいれますようにってことだけを考えて演奏した。伝わってるといいな。

こんな素敵な出会いが毎回あるストリートライブ、僕に話しかけるのは確かに勇気がいるかもしれない。でも僕だって勇気を持ってストリートやってるんです。どうか見つけたら気軽に話しかけて下さい。きっと僕とあなたは楽しく話が出来ると思います。