贅沢な雑記として。

東京は、あまり好きな場所ではなかった。

もちろん、友達もいるし、ハンドパンで関わっている人だってたくさんいる。
落ち着けるお店も一息つける公園もある。

 

それでも
この場所は僕にとって
大阪へ帰ることを
願う街だった。

 

そんな東京に
the caves×SHU
としてライブを
しにいった

ドラムステーション渋谷さんでのセミナー&ミニライブ
井の頭公園での池を見ながらのハンドパン練習
ハンドパン奏者峯モトタカオさんとの対談
新宿duesでのライブ出演
吉祥寺駅でのストリートライブ
初めから決まっていたかのように
空いた日に出会えた方
突然の出演を快諾してくれた吉祥寺world kitchen BAOBABさん
僕たちと出会ってくれたたくさんの人たち

 

そして
僕たちの暖かな寝床と豊かな時間を惜しげも無く渡してくれた
ミュージシャンの岸本 宗士くん

 

初めて行く
海外のように
新鮮で
今までで一番
満たされた
東京旅になりました

本当に
心から
ありがとうございます

 

 

 

自分が空っぽになってゆく感覚

 

本を読む時間も減って
映画館や美術館に
足を運ぶ回数も減った

自分の中の
とっても大切な
何かが着実に
減りつつある

それは僕にとって
すごく怖いことだった
自分を
自分たらしめている
と思っていたもの達から
自ずから離れていっている

自分の中の
注ぎ続けて
足し続けてきた
何かが
靴の底みたいに
減ってゆく

ゆるやかな生活の中で
地面が崩れるのではなく
足が蔦に絡め取られるような

 

「足さないと生み出せない。」

そう思っていた

“ぼくという水筒だかタッパーだかに、
色々な飲み物を入れて混ぜる。
それをグラスに注いで
最後に味を整える”

ことが”クリエイト”だと思っていた

だから僕は恐れていたし
追われるように足し続けていた

でも
いろんなものを
手放していく内に
見えてきた

身近な人への感謝と
日々の行いの大切さ

ぼくがぼくを
生きるのではなく
ぼくの周りの中に
ぼくが生きている

言葉も忘れてゆく中で
陽を受けて風に揺れる葉が
頼もしく見えてくる

 

そんな感覚を
今は大切に

手放して
空っぽになって
分かったんだから
大切にしてみよう

どうしても。

2018年10月1日に放送された、日本テレビ『世界まる見え!テレビ特捜部 秋の音楽祭SP』に、同じハンドパン奏者のOSAMUさんと峯モトタカオさんと出演をしました!
たくさんの方から「見たよ!」という声を頂きました!
本当にありがとうございます!!

突然ディレクターを名乗る方から連絡があったので驚きましたが、良い経験だったな。

普段テレビをあまり見ないからよく分からないですが、すごくたくさんの人が忙しなく動き回っていたのが印象的でした。

 

そして、この日に共演させて頂いた所ジョージさん、ELTのお二人、ナオト・インティライミさんと写真を撮らせて頂きました!!

所ジョージさんはすごくカッコ良かった。

「今行かなきゃ機会を逃す!」と思って本番直前に話しかけた僕の目をまっすぐ見て、「わざわざありがとうございます。今日はよろしくお願いします。」ってお辞儀を返してくれた。

写真撮影をお願いした時も真っ先に「この写真なんでも使ってね!悪用していいからね!」って………何だよそれ………イカしてる。

ELTのお二人は僕が知っている印象とギャップはなくて、すごく優しくて大人しくて少し変わった人達だった。

写真をアップしても良いか聞いた時に、驚いたような顔をして「もちろん全然いいですよ」って………いや、そりゃ聞くでしょ。笑

ナオト・インティライミさんは元々楽器が大好きなんだろうな。

ハンドパンにすごく興味を持ってくれて、収録が終わった後もたくさん話しかけてくれたのが印象的だったな。

 

前回のブログでも少し書いたんですが、今回の出演は本当にみなさんのおかげだと思っています。
ずっとブログとかで「もっと面白くしていくから、期待しておいてね!」なんて言ってたけど、その内の一つだと思ってもらえると嬉しいです。

みんなが、自分ごとの様に自慢してくれたらいいんだと思う。
僕は、いつも通りハンドパンの演奏をしてハンドパンの話をしただけだから。

 

こうやって、有難いことに機会を与えてもらって”人前に立つ活動”みたいなことをしていると、ある時にすっごく久しぶりの人から連絡が来ることがあるんです。
僕は単純だから、そういうのにトキメキます。笑

そして、もちろん普段から僕のことを気にかけてくれている人達には強く「ありがとう」って思います。

 

今回のテレビ出演はゴールじゃないし、始まりでもないです。
まだまだ、好きな事を好き放題やらせてもらいます。

フラフラでふにゃふにゃで、「信念なんてないです」って言うのが信念なぐらいの僕だけど、これからも面白い事だけは続けていきます。

 

 

P.S

ブログのペースが最近遅いのは、飽きたからじゃないよ。
言語化しない方が気持ちの良い事が周りに最近多いだけだよ。

10/1(月)19:00~21:00 日本テレビ「世界まる見え!テレビ特捜部」秋の音楽祭スペシャルに出演します!

はい!!
というわけで、お久しぶりなブログの上にタイトルがめちゃくちゃ長いですがそのまんまです。

2018/10/1(月) 日本テレビ「世界まる見え!テレビ特捜部」秋の音楽祭スペシャルにハンドパン奏者として出演致します!!

東京を中心に活動されているハンドパン奏者の峯モトタカオさんとOSAMU(オサム)さんの3人で、ハンドパンを使った楽曲の演奏やハンドパンに関する基本的な説明をしたり、ビートたけしさんと所ジョージさんを始めとし、相田翔子さん、藤あや子さん、Every Little Thingのお二人、ナオト・インティライミさんといった豪華ゲストの方々にハンドパンに触ってもらったりしています!!

是非、皆さん今からスケジュール帳に書いておいて下さいね!!

 

そして、ハンドパンを始めたいと思っている方はお気軽に

ハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)”

までお問い合わせ下さい!!

価格も産地も違うハンドパンの中から気になるものをチョイス出来ます!!
(ちなみに僕が番組内で中心として使用しているのはVIBE HANDPAN(クロアチア産)D minor  D- A C D E F A Cスケールになります。)

 

また、「ハンドパンに興味はある」or「持っているけど正直演奏方法が分からない」と言った方には、こちらの動画がオススメです!

 

そしてもちろん、僕自身の演奏活動にも興味を持ってくれたら嬉しいです。

SHU 最新official PV “boredom weekend”

・ハンドパン奏者SHUのスケジュール

・ハンドパン奏者SHUへの演奏依頼、お問い合わせ

・ハンドパン奏者SHUのCDが欲しい!!

 

また、「ハンドパンってどんな楽器なんだろう?もっと知りたい!!」って思ってくれた嬉しいアナタ。

そんな方には、僕がこのブログで書いている

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⓪】

のシリーズを是非ご覧下さい!!

実は、このシリーズは⑧まであるんですが、最後まで読んでくれるとハンドパンに関する様々な知識や現状が分かるかと思います。

 

このテレビ出演をきっかけに”ハンドパン”っていう楽器がもっともっと多くの人に広まってくれると嬉しいな。

ハンドパンのことをギターみたいにみんなが知っていて、たくさんの人が持っていて、色んな奏法やセッションが生まれて、ハンドパン自体が発展していく。

そんな世の中を僕は「素敵だな」と思うし、そうなって欲しくて活動しています。

これからも、よろしくお願いします。

 

応援してくれる人、協力してくれる人、批判する人、無視する人。
色んな人たちのおかげでこの出演に至ったと本当に思っています。

「絶対にみなさんが自慢出来るようになっていく」って言ったことがあるけど、もし今回のテレビ出演が自慢になるなら、使って下さい。

みなさんの手柄です。

まだまだ、まだまだやれること、やりたいことはあるんで何も変わりませんが、喜んでくれる人と自分ごとのように自慢してくれる人がいるということが、本当に幸せです。

いつも、いつもありがとうございます。

もっと、もっと楽しんで生きましょう。

関東旅行記2日目

2日目は、昼過ぎにモソッとアラン宅で目覚めました。

とりあえず遠征した時の僕の恒例、寝起きの頭にビールを流し込んでいざ桜木町駅へ!!笑

 

もともと今日は、横浜の元町とか中華街でライブをしようかなと思っていたのですが、昨夜行ったバーで「観光地だけど土日以外そんなに人がいないよ」っていう貴重な情報を得たので桜木町になりました。

 

そしていざ到着してみると、勧められていた駅前の広場ではなんと警察のイベントが……!!笑

今回は何かと警察に縁のある旅です(これすごい悪い言い方ですね)。笑

 

でも、「これで何も言われなかったら逆に最強じゃん」って思ってしまった僕は警察のイベントの真後ろでストリートライブをしてみることに!!笑

 

結果として誰に止められることもなくストリートライブを気持ち良くやっていると、なんとトリニダード・トバゴ(ハンドパンの原型であるハングの元になったスチールパン発祥の地!!)から来ていたカップルとか、可愛らしい子供とか、またまたたくさんの人に話しかけてもらえました。

その中で1人、ギターを背負った男性がいたので演奏が一区切りしてから話しかけてみると、このケントくんという男性はなんとこれから関内にあるB.B.STREETでライブとのこと!!

このライブハウスは僕がDAMというバンドをしていたときにめちゃくちゃお世話になった、横浜で一番好きなライブハウス。

 

さらに話を進めるとなんと同い年!!

もう、仲良くならない訳がない。笑

ケント(もう呼び捨て笑)も速攻でギターを取り出して、即興でセッションをしました。

めちゃくちゃ楽しかったです。

その様子はTwitterやFacebookに上げているので、是非見てください!!

本当に素晴らしいので!!

僕のFacebookページは”Trash drummer”で検索!!

(しれっと宣伝。笑)

 

 

そんなこんなで、桜木町でのストリートライブの後は今回の遠征の核だったハンドパンナイトを観に東中野驢馬駱駝(ろまらくだ)へ!!

もうこれは、あえて書く必要もないぐらい最高でした。

本当にね、もう、長くなるから書かない。笑

写真だけあげる。僕が満足すぎて変な顔してるけど、写真だけあげる。笑

 

そして身も心も満タンまで気持ち良さと嬉しさと充実感が入りきってヘロヘロになって帰宅しましたTOSA。

 

さぁ、お次は最終日!!

このイベント以外何も予定を決めずに来たのに、明日は2つも予定が入ってるよ~!!

 

みんな優しいな、僕は幸せ者だな。

 

ブログ”関東旅行記3日目”はこちら

ブログ”関東旅行記1日目”はこちら

一日中、ハンドパンが大好きで仕方がない人たちと共にいた。

8/26(土)は、東京の吉祥寺MANDA-LA2で開催された”ハンドパンナイト vol.1″を観に行って、それに付随する形のイベント”Live MetalArtの山口さんによるハンドパン公開チューニング”と”ハンドパンセッション会”に参加してきました!!

1日中ハンドパン漬けで、とても幸せで夢のようで、帰る道中は現実に頭と身体がついていかないぐらいでした。笑

 

最初のハンドパン公開チューニングは、本当に貴重な機会で、世界でも認められているハンドパンメーカー”Live MetalArt”としてハンドパンを作製している山口信哉さんが、ハンドパンの成り立ちから、音のなる仕組み、チューニングのコツ(自力でやろうと思う人はなかなかいないと思うけど笑)などを、自身のハンドパンをチューニングしながら解説してくれました!!

その空間は、僕に言わせればドヘンタイの集まりで笑、山口さんの専門的かつ独特な解説やお話に感心したり、実際のチューニングではみんな随所で「おぉ~~!!」って言ったり、ハンドパンを知らない人にとっては感心どころが全く分からないであろう恐怖の会でした。笑

もちろん僕にとってもすごく楽しくて、知識の吸収量がすごくて、見返すことが出来る様にずっと動画を撮影していました。笑

 

その後は、ハンドパンオーナー達が持ち寄ったそれぞれ自慢の大切なハンドパンを出して、各々気になるメーカーのハンドパンを触りました。その数なんと24台!!笑

すごい光景。

メーカーによる音色の違いや、どういう経緯で手に入れたか、どういう製法で作られているからこういう音色でこういう色合いと模様なのかなど、具体的な話を出来る人がたくさんいて、とても楽しかったです!!

みんな本当にハンドパンが好きで、きっとみんな自分でいっぱい調べて、でもそんなこと話せる人が周りにいない環境にいる人が多くて、ようやく今日という日が訪れたような感じだったんじゃないでしょうか。

会う前からFacebookを通じて繋がっていた人も多くて、会ったときも、「初めてなのにそんな気がしないね」なんて言ってました。笑

 

SNSでよく上がっている、海外のハンドパンイベント風写真。めっちゃテンション上がる。笑

 

 

そしていよいよライブ!!

僕はあまり他のハンドパン奏者の演奏を生で見たことがなかったので、とても楽しみでした!!

ヒューマンビートボックス×ハンドパンの峯モトタカオさん、バイオリン×ハンドパンの西田尚史さん、ベース×ハンドパンの久保田リョウヘイさんと、それぞれの奏者がそれぞれのコラボでめちゃくちゃカッコ良いライブを見せてくれました!!

 

そして最後には今回の主催者であるモリタオサムさんによるハンドパンソロ!!

動画では何回も見たことがあったのですが、生で見ると本当に上手くて、ハンドパンと音楽への愛を強く感じました。

 

みなさん仲良くしてくれて本当にありがとうございます!!

これからもよろしくお願いします!!

いつかは出演する側になりたい!!!

大切なことを教えてくれた、あなたへ。

“この岩は何十億年も前からおれが来るのを待っていた、準備していたんだ、おれの人生は毎日のあらゆる行動がここへとつながっていた、この大地の裂け目へと”

 

「突然何だ?」って思った方もいるでしょう。

これは、ダニーボイルの映画『127時間』で主人公が言うセリフです(大体こんな感じってだけだけど)。

内容は、渓谷を1人で探検するのが趣味の主人公が、ある時岩に腕を挟まれて、道具もロクなものがない、水も食料もあまりない、腕が抜ける見込みは全くないという状況に陥ったときに、一体どんな決断を下すのか……!!

というあらすじで、岩に腕が挟まれて数日目に主人公が言ったセリフなんです。

僕はこのセリフが好きで、”運命”も”偶然”も”必然”も”タイミング”も全部言葉次第、捉え方次第で意味合いが変わるっていうことを、とてもロマンチックに表現していると思います。

 

どこかで悲しい事件が起こった”せい”で、僕はハンドパンを日本に広げることを目標に、歩むことが出来ている。

 

 

『運命とは、皮肉なものだよ。』

なんてよく聞く言葉だけど、運命はいつでもまっすぐだ。

運命はいつでも決められた時間と場所で一つの事実を(あるいはいくつかの事実を)表現しているだけだ。

あとは、それぞれの人が自分の人生をかけてそれに意味を与えていくんだ。

 

 

東京でバスキング(ストリートライブ)をしている峯モトタカオさんと大阪で会った。

誰かとの予定が合わなくなったから僕と会ってくれた。

僕は嬉しくて、興奮して、峯モトさんの演奏があまりにも上手くて、少しヘコんだ。

たくさん話を聞いて、たくさん知識を得て、知識を得るたびに自分の無知を恥じてヘコんだ。

 

大丈夫、ヘコむことが出来るんならまだやれる。

峯モトタカオさん、本当にありがとうございます。

 

 

ハンドパンの元となったHang(ハング)を発明したスイスのPANArt社が出版している本を手に入れた。目の端に見えているものを放置する自分の惰性を愛している僕が、いかに鈍感だったかを知った。

 

 

“おれが思うに、人類最大にして最強の敵は『めんどくさい』だ”と書いていたのはマンガ『グリーンヒル』だったか。

“さて、平凡なおれよ、下を向いている暇はあるのか”と書いていたのは、週刊少年ジャンプで掲載中の『ハイキュー!!』先々週号だったか。

“俺のじゃまはするな”と言って”俺は俺の死を死にたい”と言ったのはマーシーだった。

 

何だってウラとオモテがあって、捉え方次第。

『めんどくさい』と思うことこそがあらゆるものの発明の元だし、一度は下を向いたからこそ、もう一度上を向くことが出来る。

 

 

アルプスの山頂からしか見えない景色も、ビルとビルの隙間から見える小さな空も、あの人の目に映る僕の姿も、殴られて倒れたときに見えるコンクリートのデコボコも、僕は等しく好きなんだ。

 

 

 

 

 

さて、僕よ。

現状という”事実”をどう解釈する?

“崖っぷちの惰性”か、

“草原を後ろ歩き”か、

“暗闇で目隠し”か、

はたまた”昼下がりの冷や汗”か。

 

 

 

道は一緒だぜ?メガネを外してもつけてもいいんだよ。