澄んだ水が入った水槽のような。

とても久しぶりのブログ更新になってしまいました。

「最近何もなかったの?」って聞かれるとあり過ぎるぐらいありました。笑

 

愛知県の海にほど近い碧南市にある西方寺というお寺で演奏をさせてもらったり。

僕の地元にほど近い大阪府・池田市伏尾台の地域防災訓練とほそごう学園の文化祭を混ぜたイベントで演奏したり。

東京の駒込にある小さな公園でハンドパンを演奏していたら子供たちが興味を持ってくれて気が付けばケードロをしていたり。

絵描きの友達と夜から朝まで無観客夜通しライブをしたり。
(あ、ちなみにこれは映像作品になる予定。お楽しみに。)

チェロと一緒にレコーディングをしたり。
(これはCDになるよ。めちゃくちゃカッコ良くて迫力がある、現代音楽みたいなポップスになるよ。楽しみにしてて下さい。)
Recording Studio: studio forest(dtcd)
Engineer: 大野ヒロ
Cello: Suzuki himeno
Handpan: SHU

たり。タリ。足りないけど満ち足りていたり。

ただなんというか、言葉にするのがとても難しくて、少しやめてみたくなった。

 

僕の周りの色んな出来事の一つ一つがとても良い意味で”なんてことのない”日々に組み込まれていて、「あなたは今日何回手を洗いましたか?(そうそう、僕は手を洗うのが好きなんです。)」なんて質問に答えられないのと同じようなもので。

でも僕がいつか自由に手を洗うことが出来なくなったら、次に手を洗えた時は回数を数えるかもしれない。

そんな風に、なんでもない当たり前の日常に巧妙に組まれた幸せを、有り難くその形のまま受け取っていた。

 

何も起きず、何一つせず、そんなことに満たされている。

 

日が沈みかけた日曜日の電車。
四人家族が寝ている。
母親は弟を、父親は姉を抱いている。
この世の全ての安心と生活の疲れが凝縮された、象徴のような光景だった。

 

だから、なんていうかさ、少しの間会っていない人もいるけど、まだまだこれから出会う人もいるし、ビジネスライクになってしまっている人もいるんだけど、僕はこのまんま変化するからさ。

朝起きたらでっかい虫になっているかもしれないし、僕の人生は蝶の見る夢かもしれないしさ。

 

やっぱりうまく言えないけど、それすらも気持ちいいや。

ここをはじまりと仮定するならば。

6/10(日)~6/16(土)まで、大阪・福島にあるEARTH DIVER Cafe&Dining 2Fで”ハンドパンのある7日間”Vol.2を開催していました!!

10:00~21:00まで、僕の個人所有物も含めて5台のハンドパンと1台のスリットドラムとたくさんのケースを展示し、毎日色んな人が来てくれた。

「ハンドパンっていう楽器をYoutubeで知って興味がありました」「購入を考えています」「ちょっと触ってみたかったんです」っていう方はもちろん、前回の時も来てくれた人が『やっぱり忘れられなくて』来てくれたり、ハンドパンを購入して手元に届くまでの間を我慢出来ずに触りたくて来てくれた人や、「ハンドパンは持ってるけど、演奏方法が分からないから先生を探していた」という人も。

色んな思いを持った人と話せたのがとても勉強になった。
もっともっと、大阪で僕が出来ることってたくさんあるんだな。

初めてハンドパンを触った人が綺麗に音を鳴らせるようになっていくのを見ていると、自分ごとのように嬉しかった。

来て頂いたみなさん、本当にありがとうございます。

これからも、ハンドパンが日本でもっとメジャーな楽器となるよう、奏者として販売者として、どちらも真剣に楽しく遊んでいきます。

 

そして最終日には絵描きの友人Akemi Morimotoさんと、”奏でたら絵になって 描いたら音になって”というイベントをしました(写真(左)EARTH DIVER Cafe&Dining 1Fでスパイスカレーヤンティカというめちゃうまなスパイスカレーを出している店長・やんちさん、(中)絵描き・Akemi Morimoto、(右)ハンドパン奏者・SHU)。

恋をしたての中学生のように、お互いがお互いに対して思っていることをなかなか伝えない二人ですが、どちらかともなく『ハンドパンとライブペインティングの即興ライブやりたい』って言って、『あ、それ同じこと思ってた』ってなったのがキッカケ。

『まあ、またいつか』なんて言っていたのに、突然”土曜日の昼にやりませんか”なんて3日前の夜に言ってくる人。

本当に、僕が大好きな絵と大好きなことばをかく人。

自分の感性で納得できないことには、そういう顔をする人。

なんだか、すこーしだけ足が地面から浮いてそうな人。

突拍子もないことを、”それしか方法がなかった”という顔でやる人。

色んな物事を見てるけど、行動では示さない人。

もっと言いたいけど、これぐらいで。笑

そんな人と、1時間半の完全即興ハンドパン演奏×ライブペインティング。

最後に出来上がったものはこれ。彼女に言わせれば”皮”の部分しか見えてないらしい。
骨や肉は、あの場にいた人しか知らない。

ヘトヘトになりすぎて、お互い顔を逸らしてしまうほどだったけど、とんでもなく楽しかったです。

ギリギリの告知にも関わらず来て頂いたみなさん、ありがとうございます。

 

このイベントもハンドパンを自由に触れる体験会も僕自身の活動も全部続けていくので、楽しみにしておいて下さい。

 

“ハンドパンのある7日間”に来て頂いたみなさん、ライブイベントに来て頂いた方々、1週間僕に美味しいカレーを食べさせてくれたスパイスカレーヤンティカ、素敵な場所を貸してくれたEARTH DIVER Cafe&Dining、Akemi Morimotoさん、急なイベントに素敵なタイトルと文字をつけてくれた白川 烈くん、KZOさん、本当に、ありがとうございます。