「ありがとう」って言葉は、心を込めれば何回言ってもいいんだよ。

突然ですが、6月6日は「楽器の日」ということで、「楽器演奏の楽しさが伝わる演奏動画」を募集している企画があったので、ハンドパンの魅力が伝われば良いなと思って動画をつくってみました!

動画タイトルは『6月6日は楽器の日、新しい楽器『ハンドパン』を知ろう!!』というものです!

挿入しているのは”boredom weekend”という、まだ発表していない新曲のハンドパンパート(この曲は実はハンドパンだけでなく、僕がドラムも叩いており、ドラムとハンドパンが混ざった結構カッコイイ曲なんです。そちらの本発表はもう少しお待ちください)、そして映像には、レコーディング風景やライブ風景、たくさんの人たちとのハンドパンを通した関わりを集めました!

「ハンドパンという楽器がもっと認知されて、その音色に多くの人が感動し、自分もやりたいと思って欲しい」そんな思いを込めました。よろしくお願いします。

ところでなぜ「楽器の日」は6月6日なのかというと、

“「芸事の稽古はじめは、6歳の6月6日に行う」という習わしに由来しています。

この日から芸事をはじめると、上達が早いと言われており、また、数を指で折って数えると、6の数字の時に「小指が立つ」形となり、そこから「子が立つ」とも言われています。

「楽器の日」は、1970年に全国楽器協会により制定されました。”

ということらしいです!

今回の映像を作るにあたって、今まで僕が出演してきたライブや、色々な写真を見返していたのですが、改めてたくさんの人の助けがある上で僕の楽しさが成り立っていると感じました。

自己承認欲?みたいなものがアーティストにしては低いなと自覚しているし笑、写真って普段はあまり撮らないけど、ハンドパンの写真や映像がたくさんあって良かった!

 

閑話休題。

 

最近、友達から「SNSを見ていたら、外国人のハンドパン演奏映像が流れてきたから報告!」とか、海外にいる友達から10年ぶりぐらいに(Facebookで僕の活動を見てくれているらしく)「今海外にいるけど、ストリートでハンドパンをやっている人がいたから報告しないと!と思った!」って連絡をもらえる機会が増えてきました。

本当に、これは本当に嬉しい。

僕が『ハンドパン』っていう楽器を始めたときには想像も出来なかった。

僕の身近な友人たちにとっては、”UFO みたいな形の初めて見る綺麗な音の楽器”じゃなくて”しゅうがやっている『ハンドパン』っていう名前の楽器”って思ってもらえてる。

自分の活動が、確かに色んな人の注意を向ける先を変えて、知識の量を増やしているんだと実感出来ています。

そして、ハンドパンを見たときに「あぁ~そういやあいつこれやってたな。報告がてら連絡してみよう」って僕のことを思い出してくれる。

すごく幸せです。本当にハンドパンという楽器のことを好きになって、演奏する立場の人間になれて良かった。

一つ一つの報告で、僕は全部報われて(好きでやっていても苦労はツキモノだから、こう言わせて下さい笑)います。

みなさんも、ハンドパンをどこかで見かけたときは、少しだけ僕のことを思い出して、めんどくさくなければ連絡をして下さい。

本当に本当に嬉しいんです。

 

 

もっと、もっと多くの人を惹きつける魅力がハンドパンにはあります。まだ知らない人がたくさんいるだけです。

だから、今回の映像も一つのきっかけ。

たくさんの、目を見て話が出来ないぐらい色んな場所にいる色んな人に、2分間でなるべく魅力が伝わるように、”どんな楽器か”、”どんな音色か”、”この楽器を通してどんな関わりが生まれるか”などを基準に映像と言葉を選んで作りました。

もし良ければ一度見てみて下さい。

そして、もしあなたが誰かにハンドパンのことを、あるいは僕のことを紹介してくれるなら、そのときにこの動画を使ったりしてくれると、それはすごく嬉しいです。

ハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)”オープニングセールは7/10まで!!

2017/4/1に、多くの方の協力を頂いて無事にオープンした、ハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPDN(クロボーハンドパン)”ですが、7/1をもってオープンから3ヶ月を迎えます!!

本当にありがとうございます!!

ハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)”

徐々にですが認知度も広まってきており、たくさんの方からお問い合わせを頂き、購入もして頂きました!!

たくさんの人が”普通に”ハンドパンを持っていて、”ギターみたいに”ハンドパンのことを知っている。そんな未来を僕は勝手に描いているのですが、着々と願っていっている気がします!!

購入してくれた方々とは、『販売者と購入者』という関係ではなく、『同じようにハンドパンに魅力を感じ、演奏してみたいと思った仲間』になれることが多く、これも僕にとってはすごく嬉しいことです!!

そして、そんな風に反響を頂いているネットショップですが、オープンからずっと続けていたオープニングセールがなんと、7/10で終了します!!

現在は全品20%オフという形でやらせてもらっていますが、7/10を過ぎると通常価格になりますので、気になっている方は是非今のうちにお問い合わせ下さい!!

期間内に購入までいかなくても、期間内にお問い合わせ頂ければ、購入時にはセール当時の価格で販売させて頂きます!!

本当に気軽でいいんです、何となくでいいんです、今のうちにひょいってお問い合わせフォームから聞いてくれれば僕が答えれる限りお答えさせてもらいます!!

と言うわけで、今日はこのお話だけですが、どうぞみなさんこの話を周りの人たちに広めて下さい!!

よろしくお願いします!!

ハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)”

僕は目的地を決める。それまでの道のりを決めるのは僕であって、僕でない。

6/23(金)は神戸にあるライブハウス”KOBE BLUEPORT”でハンドパンの演奏をしてきました!!

バンドをしていたときからずっと出ていたライブハウスに、今度はハンドパンを持って出演することが出来て本当に嬉しかった。

店長の川内さん、ありがとうございました!!

 

写真を何枚か貼っていきます。

最後の写真は、足につけていた小物打楽器を外して靴下を履こうとしている僕です。笑

 

川内さんの生誕祭ということで、彼に馴染みのあるバンドと弾き語りの人達に混ざって、25分という時間をもらって演奏したのですが、イベント中ずっと笑顔が絶えませんでした!!

ライブハウスに入ったときから、出演するバンドの友達が「しゅう久しぶり!今日ハンドパンってやつやるねんな!楽しみにしてる!」って言ってくれて、初めて会う人も”川内さんの友達”って分かってるから気兼ねなく喋れた。

出演者もお客さんも、もちろん川内さんもずっとフロアでステージにいる人のことを見て、ヤジを飛ばして、出演する側は「やりづらい笑」ってみんなで言って。笑

僕も出番までには酔っ払っていたので、柄にもなく喋り過ぎました。笑

 

川内さんが”あの場所”にいるから、みんな集まる。川内さんが”あの場所”にいるから、みんな安心して笑える。本当に偉大なことをしていると思います。一つのライブハウスを継続させていくっていうのは、みんなが想像している以上に、僕が想像している以上にとても難しいことなんだ。

川内さんだって(ひょっとしたらないかもしれないけど)、辞めたくなったこともあるんじゃないだろうか。

それでも、”みんなが集まることが出来る遊び場”のために踏ん張っている人がそこにも確かにいるんです。きっとみんなの周りにもいると思います。

僕はすぐフラフラしちゃって、やりたいことがやれる方向にばっかり動いちゃう性格だし、守りたい場所って、多分ない。でも、いやだからこそ、川内さんのことは本当に信頼できる。

まぁ、こんな話してても仕方がないか。

ようは本当に楽しかったです!!ありがとうございました!!これからもよろしくお願いします!!ってことです。笑

 

そしてお次は7/2(日)に、大阪府大東市にある生涯学習センターアクロスという市民センターでハンドパンの演奏をさせてもらいます!!

この日は14:00~16:00まで、2時間みっちり僕の時間!!

ハンドパンの演奏はもちろん、ハンドパンの歴史なども踏まえてたくさん話もさせてもらいます!!

 

きっかけは、直接このセンターの職員さんから僕に連絡が来たのですが、すごく丁寧で、(良い意味で)カッチリしていて、(本当に良い意味で)業務的に当日に向けて話を進めてくれるのに、目がすごくキラキラしていて、自身もパーカッションが好きだと言う職員さんが「実は僕自身がすごく聴きたくて、楽しみにしているんです」って言ってくれた。

そんな人が1人いるって分かっているだけで僕はすごく嬉しいし、もちろんいつもそうだけど、今回もしっかりと多くの人にハンドパンの魅力が伝わればいいなと思います!!

今回は定員も48人とかなり多くて(今は何人ぐらい来る予定なんだろうか笑)、ホールで演奏をする予定です!!

怖くて何人埋まっているか聞いてないけど、「行きたい!見たい!聴きたい!」って方は是非こちらから問い合わせてみて下さいね!!

僕は心配性だから、台本もある程度作って、1人でボソボソ喋って練習もして、僕なりに準備万端で迎えます。笑

 

 

後ろを見れば、ガッチリと僕のことを見守ってくれている人がいて、前を向けば新しく出会った人が僕に手を差し出してくれている。

なんて柔らかくて安心出来て、それでいて刺激的なんだろう。

本当に贅沢すぎるぐらい人と環境に恵まれている僕が出来ることってきっと、「フラフラしちゃって、やりたいことがやれる方向にばっかり動いちゃう」ことなんじゃないかな。

それは都合が良すぎるか。笑

さあ、7/2(日)は大東市生涯学習センターアクロスでお待ちしております!!

古ぼけたおばあちゃんの箒は空を飛ぶかもしれない。

少し前のブログでもお話をしましたが、6/23(金)は、ハンドパンのライブがあります!!

話が逸れてもいいように、先に詳細をお伝えします。笑

「来れる!来たい!見たい!聴きたい!会いたい!知りたい!」そう思った方は、ブログのコメントでも、Facebookのメッセージでも、直接連絡でもいいので僕に言って下さいね!

場所は神戸の三ノ宮にあるライブハウス “KOBE BLUE PORT”(各線三ノ宮駅から徒歩3分ぐらい)で、イベント自体は18:30~22:30頃まであるのですが、僕の出番は20:00~20:30を予定しています!

チケット代は、事前に僕にご連絡をくれれば1500円、当日いきなり思い立ってしまった場合は2000円で飛び込んできて下さい!!笑

以下はイベントのチラシになります。

このKISSのメイクを1人でしているのが、ライブハウスの店長川内さんです。笑

チラシにも書いてある通り、この日は”川内生誕祭”ということで、店長川内さんの誕生日をお祝いするイベントを、店長自らが企画したやつにハンドパンを持って参加しに行きます!笑

ちなみに、出演者の欄にある僕の名前が”SHU(バンドパン奏者)”になっています。笑 安心して下さい、僕は当日”ハンドパン”を演奏します。笑

 

 

ブログ『ライブ告知とその内容を僕の目線で。』でも少しだけ書いたのですが、川内さんと僕はもう7~8年ぐらいの付き合いになる関係で、僕がバンドを始めてちょっと経った、18歳とか19歳の時からずっと仲良くしています。

川内さんがまだ店長ではなく、ライブハウスのスタッフの1人だった頃からよく一緒に遊んでいました。そして、川内さん自身もLittle Yard Cityというバンドをしていて、僕の所属していたバンドと対バンをしたことも何回もあるし、本当に長い間お世話になっています。

 

 

バンドを辞めてからも、僕はライブハウスにも遊びに行くし、今でも連絡を取るバンド時代に出来た友達もたくさんいる。それでもあの時は週に2回とか3回とか色んなライブハウスに行っていたから、頻度はどうしても下がり、疎遠になっていく人たちももちろんいる。

今まで『バンド仲間』という繋がりの中で僕のことを見てくれて認めてくれていた人たちもいるだろうし、「あいつはもういない」とか「あいつは所詮やめた奴だ」って思う人も、もちろんいると思う。僕はそれは当然だし、怒る気にも責める気にもならない。

 

少し淋しくなるだけ

 

僕は音楽を諦めた訳ではないし、やりたいことから逃げた訳でもない。それはハッキリと言えるけど、僕のことをそう感じる人にとっては、「ロックをずっと続けないってことは、結局そいつはロックに心底全部奪われた訳じゃないんだ」という信念を持っているんだと思う。

それは間違ってない、その人がそう感じるならそれが正解だ。

だから僕は怒らない、

 

“少し淋しくなるだけ

ハローもグッバイもサンキューも言わなくなって

こんなにもすれ違ってそれぞれに歩いてゆく

ハローもグッバイもサンキューも言わなくなって

こんなにもすれ違ってそれぞれ歩いてゆく

強い向かい風吹く”

そんなことを考えていたら、くるりの『ワンダーフォーゲル』がアタマに流れてきました。

 

 

という訳でなんか暗くなってしまった気がしますが、それはくるりのせいにして笑、KOBE BLUE PORTの店長である川内さんは僕がバンドを辞めてもずっと気にかけてくれて、応援してくれて、友達でいてくれて、先輩でいてくれて、今回のようにイベントにまで誘ってくれたんです!!

だから、ハンドパンを持ってライブハウスに行くのは今回が初めてなので、かなり緊張しますが、僕のやる気はムンムンだし、みんなに見て欲しい気持ちもムンムンなんです!!

良い子ぶるつもりも、悪ぶるつもりもないけど、たくさんの人が笑っている方が『僕にとって、僕のために』幸せなんだ。

 

という訳で、「明後日来れるよ!」って方は是非ご連絡下さい!!

よろしくお願いします!!!

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑧】

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑦】はコチラ!!

「ハンドパンの魅力って?」

はい!!今日お話するのは、『僕が感じた僕の話』であって、今までのこの企画内容のように、歴史的背景や知識の伝授のようなものは何も関係ないけど、かなり伝えたいことです。

最後まで読んでくれることをとても強く願っています。

 

僕は音楽がずっと好きで、子供のことからピアノを習っていて(当時はピアノ教室に通うのは嫌だったけど笑)、中学校で吹奏楽部に入りパーカッションを担当し、高校生になる少し前からバンドを始めてそれ以来ずっとライブハウスに出演したり、友達のバンドを見に行っていました。今でもライブハウスに遊びに行くのは大好きです。でも、そこには自分たちも含めてカッコいいバンドがたくさんいるのに、お客さんの数はいつまでも限られているという状況がすごく悲しかった。

それからは、「ここでこんなに命を燃やしてすごい熱量を出しているカッコいい人たちがむちゃくちゃいる。全員Mステに出ないといけないとまでは言わないけど、ライブハウスがもっとみんなにとって気軽で、当たり前な場所であって欲しい。」と強く感じるようになりました。

そしてそれと同時に、ライブハウスで演奏をしている人が、たまに「みんなもっとライブハウス来ようぜ!」とMCで言うのを聞くと強く疑問を感じるようになりました。

もちろん、言っている内容は彼らなりに多くの人に見てもらいたいという意識の表れだけど、ライブハウスで言ってもあんまり意味がないような気がしたのです。「いや、この人たちはもう来てるじゃん」って思っていました。

その頃から、僕はまず「自分が」外に出てストリートライブをすることによって、「生の音楽」の魅力を多くの人に分かってもらいたいという気持ちが出てきました。

でも僕はドラマーで、打楽器奏者で、残念ながらメロディーを生み出せる楽器や素晴らしい歌声は持っていません。もちろんぼくは「リズム」というものが大好きだし、そこに大きな宇宙を感じるけれど、それだけじゃ実際に人を惹きつけるのは難しいと考え、悩んでいました。

 

 

そんなとき、Youtubeでたまたま見つけたのが「ハンドパン」だったんです!!その姿を見て、その音色を聞いたときに僕は「これだっっっ!!!!!」と思いました!!「これこそ僕がやるべき楽器だ!!」と。その楽器は、【持ち運びが容易に出来て】、【電源を必要とせず】、【打楽器のように”叩く”というアプローチでリズムとメロディーを同時に鳴らせる】から、【一人で動くことが出来る】!!

まさに今僕が必要としている、僕のための楽器だと本気で信じました。

聞いてるだけでホレボレするような【幻想的でコズミック】な素晴らしい音色だけど、実際に自分で持って演奏してみて分かったのは、演奏している方が【もっと世界に入り込める】ということでした。

だからこそ僕は、自分がプレイヤーでありながら、「みんなもハンドパンをやればいいのに!!」と強く思いました。

これはPANArt社のドキュメンタリー映像の中に出ていたアーティストの人が話していたのですが、ハンドパンは、【ピアノやトランペットのように難しくなく、叩けば誰でも音が出る】のです!もちろんピアノだって鍵盤を叩けば音が出ますが、ハンドパンは音数がそれに比べると圧倒的に少ないので、逆にいえば【とっつきやすい】と思います。

さらに、これは僕が色んな人の動画を見たり、色んなハンドパン奏者と会ったり、ストリートで声をかけてもらった人に叩いてみてもらったりしたときに強く感じたのですが、同じハンドパンを使っても、【叩く人によって全く違うものが生まれる】んです!!

どういうことかと言うと、使う指の部位もそうだし、ハンドパンを叩く箇所ももちろん関係してくるのですが、それ以上に「この人がどんな音楽を聴いてきたか」「音楽を知る上でこの人にとっては何が大事なのか」という所から「柔らかくて優しい指をしている人が出せる音だな」とか「力仕事でものを強く握ることが多い人の指だから鳴らせる音だ」というところまで、本当に【音色が千差万別】ですごく面白いんです!!

だから僕はこの楽器を持ってストリートライブをすることに誇りと喜びを感じているし、たくさんの人がこの楽器を演奏すればいいと思います。

楽器経験の有無は、この楽器を楽しむ上で優劣はありません。
今まで楽器をやってこなかったけど「ハンドパンならやってみたい」と思い、始める人もたくさんいます。

 

そしてこれも僕が信じていること。それは【ハンドパンという楽器はこれからの時代を担う、今は新しいけどそのうちスタンダードになる楽器】だということ。かつてクラシックが主流でピアノという楽器が(作曲においては特に)音楽の中心にあったように、ロックという音楽が出てきたときにエレキギターがスターであるように、これからの時代のスタンダードとなる音楽の真ん中にハンドパンはあると思います。

 

僕から伝えることが出来るハンドパンの魅力はこれぐらいですが、きっとハンドパン演奏をしている人たちそれぞれによって、思いも様々だと思います。

そしてきっと、あなたがハンドパンを見て感じたことや、ハンドパンを触って感じることも様々だと思います。

もちろん、楽器はハンドパンだけじゃないし、表現方法は音楽だけじゃありません。

現に僕は、映画も小説もマンガも詩も美術も大好きです。

あるいは『芸術』というカテゴリーですらなくてもいいと思います。

それでも、僕が一番好きで、自分が出来ることは『音楽』で、その中で僕が人に薦めることが出来る楽器が『ハンドパン』です。

どうぞみなさん、ハンドパンを『あなたが』演奏する未来を、少しだけ想像してみて下さい。

そして、僕のことを少しだけ応援してくれたら、僕はとても嬉しいです。

最後まで見てくれてありがとうございました。これが、僕が伝えることの出来る『ハンドパンの魅力』です。

 

写真は、今年の4/22に出演したイベントの際に©︎2017 MORIPHOTOに撮って頂いたものです。

ハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)”

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑦】

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑥】はコチラ!!

「ハンドパンをいざ買おう!と思ったら、値段に驚きました・・・。」

そういった声は、(楽器を今までやったことがない方から特にですが)頂くことがあります。しかし、この楽器は決してぼったくりをしている訳ではありません。

今日はそんな、ハンドパンの「値段」についてのお話です!!

まず、ハンドパンとは鉄を主成分とした金属で出来ており、円盤型です。作り方や詳しい材質はメーカーによって様々ですが、基本的には円盤を凹ませていって音程を整えるのです。

最初の金属板をお盆型にする作業は機械でプレスすることが多いのですが、それ以降のTonefield(ハンドパンの周りの凹み)とDing(真ん中の出っ張り)を作っていく作業と、細かなチューニングは職人の手による手作業で行うことがほとんどです。

つまりハンドパンという楽器は、その製造工程の約80~90%は「人の手」で作られているものと考えて下さい。

なぜ、その音程作りが機械に出来ないのかというと、”【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑥】「なんでこんなに独特で綺麗で幻想的な音がするの?」”でも説明をしたように、ハンドパンから発せられる音の特徴は、その「厚みがあり、かつ澄んでいる」音色、つまり綺麗に響かせる整数次倍音が特徴だからです。

一番前に出てくる基音の後ろで鳴っている整数次倍音を細かく調整していく作業は機械には出来ず、職人がハンマーで細かく叩きながら調整をしていきます。(デジタルチューナーのようなものはもちろん使いますが、それはあくまでも確認用のような働きであり、最終的には職人の耳に頼る所が大きいようです。)

さらに、熱処理加工を施した後に、再チューニングを行ったり、窒化処理を施して表面を硬くし、チューニングを安定させる作業なども必要です。

そういう訳で、ハンドパンは製造に時間がかかる上、限られた職人のみが作ることが出来る楽器のため、その数が少ないのです。つまり、”【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!①】「ハンドパンって何?」”でも説明をしたように、現在100以上のメーカーが確認されているにも関わらず、その製造数(供給)と求めるプレーヤー(需要)の数が合わないというのが現状です。

また、日本では特に、現在確認出来るメーカーを名乗る所も一つしかなく、そこも注文過多により現在新規注文を受け付けていません(2018年7月現在)。つまり、日本で購入を試みると、必然的に海外からの輸入に頼らざるをえなくなり、そうなると輸送費や通関費用も必然的にかかってきます。

それらの理由から、ハンドパンはまだまだ(特に)日本では、高い楽器であるのです。

しかし、高いとは言っても20~30万程度が相場です。「高い楽器」と呼ぶにはそれほど高くありません。もちろん、ケアさえしっかりすれば一生使えるし、使い捨てでもありません。

 

ここで、ハンドパンの製造方法をYoutubeに上げている人がいるので、2本の動画を紹介します。

あくまでも一例でありますが、見ているととてもワクワクしますので、モノづくりが好きな方は是非見てみて下さい!!

ちなみに僕はとても手先が不器用なので、モノづくりはあまり好きじゃないです。笑

①  How i make handpan shells

②  How to make handpan note fields

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑧】はコチラ!!

ハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)”

ライブ告知とその内容を僕の目線で。

さあ、6月末から7月はたくさんライブの出演が決まっているので一挙に紹介したいと思います!!

予定が合えば、メッセージやコメントを頂ければ結構ですので、是非お越し下さい!!どれもこれも趣旨が違うイベントで楽しみです!!

一応このHPにもスケジュールは載せているのですが、そんなに見られてない気がするので………。笑   (ちゃんと更新してるんだけどな~、たまには見て欲しいな〜笑)

 

まぁ、気を取り直してまずは6/23です!

この日は神戸のBLUE PORTというライブハウスで30分ほど演奏をします!!

ハンドパンを始めてから、ライブハウスで演奏をするのは初めてなのでとても楽しみです!!

BLUE PORTは、僕がバンドをしていたときからずっとお世話になっている場所で、店長の川内さんとはかれこれ8年以上の付き合いです。

この日はその川内さんの誕生日を祝うイベントですが、身内ノリではないので、ライブハウスで演奏する僕を見たい方は是非見に来て下さい!!

詳細はこちら!!→LIVE&CLUB KOBE BLUEPORT

 

そして、次は7/2に大阪の大東市にある生涯学習センターアクロスというところで、ライブ&トークショーを行います!!

主に大東市民の方を対象とした、音楽イベントを定期的に行なっている場所で、この日は2時間ぐらい一人で人前に立って、ハンドパンの演奏や、ハンドパンの歴史などを中心にライブとお話をさせてもらいます!!

詳細はこちら!!→大東市立生涯学習センター アクロス

 

 

そして翌週の7/9は大阪のオフィス三鐘で、笛吹きアーティストのソウマヒカリさんを関東からお迎えして、即興演奏でライブをします!!

オフィス三鐘とは、以前僕がお伺いしたAkihoさんのアジトです。笑(詳しく知りたい方は“ブログ「赤い川と白い秋と一つの呻き声。」”をご覧下さい!!)

そこで、去年東京で出演した焚き火クラブというイベント(これまた詳しく知りたい方は“ブログ「焚き火クラブの話(早朝〜夕方編)」”をどうぞ!!)で出会ったソウマヒカリさんと、今度は一緒に音を奏でます。

ソウマヒカリさんは、毎月満月の日にライブを全国各地で行うということを行なっている方で、様々な種類の笛や鈴を使った即興演奏をされます。

こちらも是非来ていただきたいので、来れるよって方はコメントでもなんでも僕にご連絡下さい!!

 

こんな感じで、ずっと友達でいてくれる人が、バンドを辞めても同じようにライブハウスで誘ってくれて、それはまるで自分はここにいるから、しゅうは安心して自分の道を行っていいんだよって言ってくれてるみたいだ。かと思えば、僕がハンドパン奏者として作ったHPを見つけてくれて、新しい場所で演奏とお話をさせてもらえる。僕がハンドパンを初めて販売した人と一緒に出たイベントで繋がった人と、今度は大阪で3人で演奏が出来る。

なんて素晴らしい出会いと人に満ち溢れた僕の人生なんだろう。

本当に、一つ一つのライブが全てこれっきりの大事なものです。どうか予定が合えば見に来て下さい。

こんな感じの人生。

みなさまお元気にお過ごしでしょうか!!僕は元気です!!

『魔女の宅急便』風に言えば、「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」って感じです!!笑

 

前回は【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!】の第6回目ということで、『倍音』という音楽より一つ手前の『音』の話をして、その中でハンドパンの素晴らしい音色について謎を少しだけ解き明かしました。

音楽理論と数学、自然と僕らの聴覚の話で少し難しかったかもしれません、あるいは僕の説明があまり上手くなかったかもしれません。それでも少しでも『音楽』や『音』に興味を持ってくれれば嬉しく思います!!

そして今回は、YouTubeに新しく動画を投稿したので是非見て欲しくてそのお話です!!

何の告知もしていなかったので突然ですが、構想自体は以前から練っていたものを出来たタイミングそのままで発表しました!!

ハンドパンを使って、僕が作詞・作曲をした”life, like this.”という曲。

意味はそのまんま、「こんな感じの人生。」です。

ハンドパンに、タンバリンとシェイカー、お酒とグラスを持って歌ってくれた女の子。さらに鍵盤ハーモニカで曲に素晴らしいアレンジを加えてもらいました!!それにしても、僕が歌っているところがYouTubeに乗って世界中に流れ出ていくなんて、恥ずかしいこと極まりないです。笑

 

お昼から公園で飲んで遊んで、家についても飲みながら遊んで、遊びの延長そのまんまで演奏して、終わったらまた飲みながらトランプをして………。本当に”遊びの中にある音楽”で、とても心地良いです。

全員酔っ払い、揺れる体、机の上にはオヤツとお酒、画面前方を占める扇風機、全部があの瞬間にしかないもので、あの日をことを切り抜いた映像と曲です。

僕はもう主観が入り過ぎていて、見るたびに「この日めっちゃ楽しかったな〜」ってなるんですが笑、みなさんも楽しんでもらえれば幸いです。

曲自体は森がよく似合う童謡のような音楽ですが、実際には僕らは都会にいて、馴染めなくて、サイズの合わない服を着てるような感覚が常につきまとって、それでもなんとか笑ってやってます。

とかなんかそんな感じが伝わればいいな。笑

YouTubeの説明欄に歌詞も載せているので、読んでくれると嬉しいです。

それではどうぞ!!よろしくお願いします!!

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑥】

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑤】~ここまでのまとめ~はコチラ!!

「なんでハンドパンはこんなに独特で綺麗で幻想的な音がするの?」

 

「ハンドパンって独特で綺麗な音だね」「こんな音色聞いたことない」という言葉は、世界中のハンドパン奏者、そして僕自身も演奏をしているとかなり多くのひとから言って頂ける言葉です。

僕自身も初めて聞いたときはすごく驚いたし、きっとハンドパンの持ついくつかの特徴の内で一番大きなポイントはこの『音色』だと思います。

そしてその理由はまさしく、ハンドパンの特徴、独特で計算された『倍音』のおかげです!

そんな『音色』という感性の話を紐解きたいのですが、今回の話は少し難しい音楽理論と数学の話なので、僕の文章のみによる説明では限界があります。どうか皆さんこれを読んだ後に「??」みたいにならずに、興味を持ってくれて、より深く知りたいと思う方は、自分で動画を見たり本を読んだりして『倍音』についての理解を深めて下さい。そして僕に分かりやすい説明の仕方を教えて下さい。笑

ハンドパンの持つ特性である、今まで聞いたことがない、どこにもない音色は、いわば「ハンドパンをハンドパンたらしめている」ものであると言ってもいいかと思います。

ただ、これはものすごく当たり前の話で、トランペットにはトランペットの倍音の響きがあり、クラリネットにはクラリネットの倍音の響きがあるのです。

ハンドパンの場合、それが全て「計算されている」から、綺麗なのにただ澄んでいるだけとはまた違った独特な音色が響くのです。

 

『倍音』、その単語自体を耳にしたことがあるという方は音楽を演奏したことがない方でも多いのではないでしょうか?しかし、ひとたびそれを説明するとなると、これは言葉だけを使うのではなかなか音楽家の方でも難しいと思います。僕自信も長い間音楽がいつも横にいるような生活をしながら、しっかりと理解はしておらず、今回もこの企画用に焦って勉強したぐらいです。笑

そもそも『音』というのは、例えばピアノで「ド」の音を単音で弾いたとしても、その中には実はたくさんの音が含まれています。ピアノの中を見たことがある人は分かると思いますが、ピアノというのは、鍵盤を押したときに中でハンマーが動いて弦を叩くことによって音を鳴らしているのが基本的な仕組みです。
そして、倍音とは簡単に言えば「ド」の音を弾いたときに、その「ド」という「基音(元となる、いわば一番聞こえている音)」に対して、その2分の1の長さや3分の1の長さで鳴る音も実は響いているんです。これは全ての楽器だけではなく、手拍子、風の音、水の音、全ての音がそのように様々な音が混ざり合って出来ています。(テレビでたまに流れるピーーという音は機械が発している音で、これは基音のみが鳴っています。)

そして、倍音には「整数次倍音」と「非整数次倍音」があります。詳しい説明は長くなるので省きますが、簡単に言えば「整数次倍音」が綺麗に出ていると、一般的に人は惹き込まれる傾向にあります(自然界で言えば鳥のさえずり、著名人で言えばタモリさんや美空ひばりさんなど)。

(もちろん「非整数次倍音」が多いと悪いという訳ではなく、歌手で言えば森進一さんや桑田佳祐さんなどは「非整数次倍音」が多い歌声です)。

これは何故かというと、「整数次倍音」は自然界にあまりなく、音というのは「非整数次倍音」で多く溢れているからです。だから、「整数次倍音」は人を惹きつけ、「非整数次倍音」は親しみを感じやすくなります。

ハンドパンの場合、隣り合う音や、実際にはそれが一番前には出ない(「基音」にならない)音も『人が意識して』作るため、常に「整数倍音」が鳴る様に調節されているのです。

しかし、倍音自体を消している訳ではないので、単純な音になるのではなく、「厚みがあるのに澄んでいる」あの独特の音色が鳴るということです。

そのため、”独特で””澄んでいて””宇宙的な”綺麗な音がするのです。

 

あ〜疲れた。笑 ここまで読んでくれて皆さんありがとうございます。お疲れ様です。笑

下に倍音に関するおすすめのリンクを貼っておきますので、気になる方は是非一度見てみて下さい。

僕はハンドパンという楽器を日本でもっともっとメジャーなものにしたいから、こういう話も出来るようになっておかないとおけないし、知っておきたいと思うけど、みなさんは是非小難しく考えず、気持ち良さを感覚で感じ取って下さい。笑

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑦】はコチラ!!

ハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)”はこちら!!