3/31 21:00 第二弾PV “train window”アップします!!

今日は大事なお知らせ!!3/31(もう明日!!笑)の21時に第二弾PVをアップします!!

前回の”circle”アップ時に「これから毎月新曲をPVで発表していきます!!」って言っていたの、覚えていますか??もしも、すごく嬉しいことに覚えていてくれてる人がいたら、さらにその中で楽しみにしてくれている人がひょっとしていたら、「こいついつになったらアップするんだ?もう守れてないじゃん」なんて思っていたかもしれない。笑

そんなありがたい人は、焦らしてごめんなさい。でも、明日の21時アップなら、約束破棄まで3時間も余裕があります!!笑 もうね、余裕のヘッチャラです。笑

・・・嘘です、全然余裕じゃなかったです。笑 別に誰かに言い訳するんじゃないですけど、音を録ってくれるエンジニアの友達とのスケジュールの兼ね合いでギリギリになってしまい、現に明日アップする新曲の音源はなんと、昨日録りたてのホヤホヤなんです!!

それでも、なんとか頑張って間に合わせました!!本当に、頑張りました!!だから、出来ればみなさんも少しだけやる気を出して、ポチッとボタンを押すやる気だけ頂きますが、僕のPVを見てくれると、すごくすごく、もうめちゃくちゃ、本っっっっっっ当に嬉しいです!!!!!ワンクリックで喜ぶ人がここにいます!!笑

 

前回のレコーディングは兵庫にある東垂水ルーテル教会という場所をお借りしましたが、今回は大阪アメ村にあるライブハウスSUNHALLでレコーディングしました!!場所を貸して頂きありがとうございました!!

2017.3.29ハンドパンレコーディングwithしょうごatサンール1

毎度毎度が挑戦で、今回も友達とあーだこーだ言いながら頑張ってやりましたので、まだまだ未熟かもしれないですが、演奏も録音も映像も「今の僕」です。どうぞみなさん、等身大の僕を愛してやって下さい。笑

しょうご、こんな難しい楽器の録音に毎回一緒に頭を悩ませてくれて本当にありがとう。すごく猫背な写真だけど感謝しています。笑

2017.3.29ハンドパンレコーディングwithしょうごatサンール2

というわけで、どうぞ!!明日の夜!!PVを見てくれるとすごく嬉しいのでよろしくお願いします!!あ、今回の音源は是非ともヘッドフォンでの視聴をおススメします!!

 

あ、今回はレコーディングのときにこんなアナログで可愛い卓も登場しました!!笑 数字のメーターが電子じゃなくてつまみを上げると中に印刷されている部分が見えてくるというアナログさ。なんか可愛くて写真撮っていたので載せておきます。笑

2017.3.29ハンドパンレコーディングwithしょうごatサンール3

 

渡世(わたらせ)

最近、少しづつですが暖かくなってきましたね!!

冬眠から覚めるように外に出る機会もみなさん増えたのではないでしょうか??

僕も、冬の間は家にこもってハンドパンの練習をしていましたが、一昨日と今日は近くの扇町公園に行って練習しました!!いつ行ってもたくさんの人達がやりたいことをやっているこの公園が、僕はすごく好きだ。

サッカーの練習、野球の練習、ランニング、ダンスの練習、子供連れ、家族、カップル、なんかよく分からない暇そうな人。笑

 

ハンドパンの練習をしていると、たくさんの人が声をかけてくれます。

「それなんて楽器?」

「公園が何か流してるんかと思った」

はよく言われること。でも、一つ一つの反応がすごく嬉しい。

 

今日は、この後ダンスのコンテストだという小学生のグループが声をかけてくれた。最初はよそよそしく控えめだったのに、どんどん僕に慣れてきたのか、たくさん話をしてたくさんハンドパンに触ってもらった。

「初めて音楽聴いてカッコいいと思った!」

「将来これやる!」

とか、めちゃくちゃ嬉しかったな~。

鬼ごっこを抜けて聞きにきて、お昼ご飯を持って聞きにきて、友達を呼びに行って聞きにきて、オヤツを持って聞きにきて……。笑

ずっと僕のそばにきて音を聴いてくれました。

楽器の名前も僕の名前もここのHPも教えてあげた。求められたから握手もしたけど、将来、彼らの記憶に僕はどう残るんだろう。もう一度会えたらきっとすごく楽しい。でももう二度と会えないとしたら、僕は彼らにとって幻みたいになるんだろうか。20年後とかにふと、「そういえば昔、公園でなんか変な楽器してるおじさんと仲良くなったな」なんて思ってくれたら、それはそれで嬉しい。

 

彼らから僕は、とても元気をもらって、懐かしくて暖かい風が吹き抜けて、まだまだ上を向いていけるという確信をもらいました。

あとは物質的に、オヤツももらいました。笑

扇町公園お菓子

 

明日もあの場所で練習をしよう。きっとまた誰かに会える。

今日のタイトルは、僕が練習していた場所の塀に書いてあった落書き。『とせい』と読むみたいですが、学がない僕は『わたらせ』と読んでしまい、気に入ったのでコッチで。笑

それにしても、なんであそこに『渡世』なんて・・・。誰が書いたんだろう。笑

『わたらせ』というと、森高千里の『渡良瀬橋』が出てくる。すごく良い曲です。

train train

今回の東京でのハンドパン営業や、ヤマザキヤマトさんとの出会いなどを通して、僕が一番強く感じたこと。それは『僕はすごくラッキーだ』ってことでした。

ド平日の4日間、二つ返事で僕を泊めてくれる友達が東京にいる。わざわざ僕と会うために、仕事終わりにご飯を作ってくれる先輩がいる。僕を迎えてくれて、僕の話を聞いてくれる同じ楽器の奏者としての大先輩がいる。まだまだ始めたばっかりのハンドパン営業に、すごく興味を持ってくれて前のめりで取り扱ってくれるお店がある。僕がちょうど東京にいるときに、大好きな芸術家が展覧会を開いてくれる。「僕に足りないものは何か」を初対面の僕に対して包み隠さずに教えてくれるお店がある。

こんなに恵まれていて、みんなから優しくされていいんだろうかって思うぐらいだ。

そして、誰も僕に対して適当に接しない。喜びも、楽しみも、叱咤も、慈しみも、アドバイスも、情熱も、全部本気で僕に伝えてくれる。目を見て、まっすぐ言葉を伝えてくれる。

みんなからもらった『本気』は、僕が返していかないと。あるいは繋げていかないと。

人と接するときに心がける大切なことはそんなに多くない。でも守れないときは多い。

・正直であること

・目を見て話すこと

・「ありがとう」と「ごめんなさい」がちゃんと言えること

・怒りで言葉が出そうになったら、一度深呼吸すること

・笑うこと

本当にこれぐらいだ。

僕は、前に進まなくちゃ。

 

『ここは天国じゃないんだ、かと言って地獄でもない。いい奴ばかりじゃないけど、悪い奴ばかりでもない。ロマンチックな星空に、あなたを抱きしめていたい。南風に吹かれながら、シュールな夢を見ていたい。見えない自由が欲しくて、見えない銃を撃ちまくる。本当の声を聞かせておくれよ。』

何百回、何千回と聴いた歌。

 

なんてことを考えながら商店街を歩いていたら、駄菓子屋の前で女子小学生たちが一輪車に乗りながら駄菓子を買っていた。一人がおばあちゃんのいるところへお菓子を持って行こうとすると、後ろから別の子が、「おばちゃん、ちょっと安うしたってやー」って言っていた。笑

「良い光景だな」なんて思ってしまった。花粉症になんか負けている暇はない、季節のせいにしている暇はないけど、季節には絶対に勝てない。

そんな、難しく言えば複合的で、簡単に言えばグニャグニャでフニャフニャした、矛盾と卑下にまみれた僕の話。

わが永遠の魂

東京で1日オフがあったので、この日は国立新美術館に行って草間彌生の「わが永遠の魂」を観てきました!

草間彌生8

草間彌生は色んなところにちょくちょく作品があるから見たことはあるし、大阪で展覧会をしていたときも行ったな~。この日も外にかぼちゃがあるのは相変わらず。笑

草間彌生1

でも、今回の「わが永遠の魂」は今までとは比べものにならないぐらい良かった!!!

最初の大部屋に入った瞬間、目に入るのは大きなオブジェが3つと、壁にかけられた130枚の絵!!この光景にまず鳥肌が立ちました。

草間彌生5

前衛芸術とか現代芸術って実はあんまり好きじゃなくて、絵で言えば僕は18世紀の印象派がすごく好きなんですが、草間彌生は好きだ。なんというか、印象派は「その画家の目に映った何百年前のどこかの風景や景色を、画家の目と手を通して閉じ込めた」から、見ていると心が落ち着くし、洗われるし、満足した気持ちになる。

でも、草間彌生の絵は、ライブハウスで初めてカッコいいハードコアバンドを見たときの感じ。「今、生きている」し、何言ってるか分からないけど「命をかけてる」あるいは「命を削っている」ことがこっちにもビシビシと伝わる。見ていると掻き立てられて、見てるこっちもエネルギーを消費する。

 

僕の鼓動は勝手に速くなり、呼吸は浅くなる。心臓の音が耳の中から鳴っている。

 

草間彌生9

三島由紀夫が何かのエッセイで言っていた。「物書きっていうのは、今日自分が書く一行が人生最後の文章だと思って書かないといけない」って。

だから僕は、三島由紀夫も草間彌生も好きなんだ。他にもたくさん好きな芸術家はいるけど、本当に本当に僕が大好きな芸術家はみんな、ジャンルは違えどそれに命をかけている。「いつ死んでも後悔のないように」なんて言えばありきたりだし、ちょっと意味は違うけど、僕もそうありたい。自分の命を作品に表したい。

 

切り売り出来ない僕の命を、誰とも分かち合えない僕の命を。「いつかは死ぬ」とか「死ぬときは一人」っていう言葉は、僕にとってはすごくプラスの意味を持っていて、生きていく中で背中を押してくれて、頭のネジを一本外してくれる大切な友達みたいな言葉なんだ。だから僕は僕なりに必死に毎日を生きることが出来る。

 

草間彌生6

3月に芽がでる草の間に間に、内側から感じる熱だけが僕の足を動かす、眼光は開き、鼓膜には自分の心臓の音がうるさい。

 

この湧き上がる力はどこに発散するのか。よく考えよう。

ヤマザキヤマトさんに会う!!

おぉ、なんかすごい直球なタイトルになってしまった。笑

今回の東京でのハンドパン営業の中で、「せっかく関東にいるなら!」と、ずっとお会いしたかったヤマザキヤマトさんに会ってきました!!

ヤマザキヤマトさんは、関東を中心に活動されている叩き語り(パーカッションと歌唄い)の方です。

ヤマトさん3

僕は、自分がハンドパンという楽器を知ったおよそ2年前から、日本にハンドパンプレーヤーはどのくらいいるのか知りたくて、たくさんの人とコンタクトを取っていました。まだ会えてないけどSNS上で繋がらせてもらっている人達もたくさんいる。

なぜそんなことをしたかというと、今まで僕にとって「ミュージシャン」と言えば「バンドマン」しか知らなかったから、そうじゃない音楽家のことを全く知らなくて、自分がそこを目指す以上たくさん繋がりたいと思ったのです。

その中で、直接会って話をすることが出来た人に「日本でハンドパンプレーヤーと言えば誰がいますか?」ということを聞いたりしたときに毎回出てくる名前がヤマザキヤマトさんだった。

だからきっと、すごく大御所さんなんだろうな~と、緊張しながらFacebookで連絡を取って会わせてもらうと、なんとも言えないぐらい暖かい雰囲気の、優しい笑顔をした方でした!本当に優しい雰囲気を持った人!!

 

そして車の中でも、ご飯を食べているときも、ご自宅に伺っても、ずっとずっとハンドパンの話をしていました!!

聞きたかったこともたくさんあるし、話したいこともあった。共有したいこともたくさんあった。

もちろん僕よりたくさんのことを知っているけれど、知らないことには全く見栄を張らずに「どうなんだろうね?」と言った上ですごく意味のある仮説で話をしてくれた。

そんなヤマザキヤマトさんが持っているのはなんと、PANArt社のHANG第一世代×2+イスラエルに在住のハンドパン製作家山口さんのハンドパン!!

すごく貴重な楽器を触らせてもらって、あやうくヨダレが出そうでした。笑

PANArt1PANArt2

僕のためにその場で演奏までしてもらってすごく贅沢な時間を過ごして僕は大満足。笑

本当に勢いだけでいきなり連絡をして会ったけど、会えて良かった。今で良かったんだと心から思えました。

まだまだやれることもやらないといけないこともたくさんあるけど、ヤマトさんに会って話をして、すごく励まされて、背中を押されて、自信をもらった僕がいます。

ヤマトさん

これからもたくさんの人に出会っていけるんだろうなー!!楽しみで仕方がない!!未来の誰か、よろしくお願いします。笑

“A Lovely Night”、こんなのただの独り言。

こないだは『LA LA LAND』を観てきました!ネタバレも素人の批評も今回はないので安心して読んで下さい、ただの導入です。笑

前作の『セッション』がめちゃくちゃ大好きだった僕はこの映画をすごく楽しみにしていたのですが、今日はその映画の批評とかするつもりはなくて、挿入歌で”A Lovely Night”という曲があって、その中の歌詞で”What a waste of lovely night”というのがあります。意味はそのままで、「なんて無駄な夜景なんだ」(作中に即して言えば少し意味は違うけど、ネタバレになるからこれで通します)というもの。

lalaland

そのシーンでふと思い出したのは、僕は夜景があんまり好きじゃないってこと。笑

ありがたいことに異性に「夜景を見に行きたい」なんて言われたときも、ことごとく断った記憶しかない(断らなかったら何か変わっていたのかなんて、考えることも、たまにある笑)。最近は断る機会もないのですっかり忘れてましたが。笑

 

そんな僕にも好きな「場所」がすごくたくさんあるんです。

良く晴れた日曜日の午後のみんなが少しだけ何かを諦めたようなマクドナルドとか、

雪に反射する光が暴力的ですらあった昼前の富良野とか、

インスタントでコンビニエンスな優しさで僕に微笑む夜の梅田とか、

ひそひそ声で僕らの話をする夜の森とか、

何を話してるのか分からない年寄りがたくさんいる独特な匂いのする朝の十三の居酒屋とか、

静寂とか喧騒とか、

僕は全部好きだ。

なんだかそれは「ここは居心地がいい」って、受け容れる僕の幅が大きくなったみたいだ。知識が深まったのか、諦めがついたのか、心が広くなったのか、疲れたのか。何かを嫌いになることをやめた僕の選択は、成長か、怠惰か。

 

少し前までは、どこに居ても喜びを感じることが出来ている自分に満足していたけど、基本的に斜に構えて物事を見てしまう僕は、「今『ここ』に居ることに喜びを常に感じてしまっては、ずっとここに居るんじゃないだろうか」なんて思います。

「ここは僕の居場所じゃない」って感じながら「ここに居るのも悪くない」って思う僕の感情に、僕自身が戸惑っているみたいだ。矛盾とか二律背反なんて関係ないのに。

これは僕のいつもの悪い癖。「そんなの何でもいいよ」って言ってる物事にほど実はすごくこだわっているのに、誤魔化している内に自分でもよく分からなくなってくる。

まっすぐなんて見なくていいから、そんなものないから、せめて自分にだけは、ちゃんと正直になろう。周りには見栄を張ったって、ハッタリかましたって、卑屈になったっていい。そんなときぐらいあるから。

そんな独白。

僕はまだ、きっと、ずっと……

先週は、兵庫県養父市にある「おおやアート村BIG LABO」という所に行ってきました!

養父市の大屋町という山奥(失礼笑)にあるこの施設は、元々学校で、廃校になった場所をそのまま使って様々なジャンルの芸術家たちのために教室や部室を貸し出し、体育館を使って展示会などを行なっているという素晴らしい施設!!なんと、学校の「調理室」をそのまま使用したカフェまで!!笑 すごく懐かしくて暖かい空気なのに、そこで行われていることは新しい創造やチャレンジ!!なんて素敵な場所なんだ。

実際に、僕が会いに行った人が作業している場所には「バドミントン部」という札が貼ったままでした。笑

おおやアートビレッジBIG_LABO5おおやアートビレッジBIG_LABO6おおやアートビレッジBIG_LABO4おおやアートビレッジBIG_LABO8

会いに行ったのは「Ikuta Steelpan」という名前でスチールパンの製作とチューニングをしている生田さん!!

スチールパンとは、ハンドパンの元になったと言われている、トリニダード・トバゴで生まれた楽器で「20世紀最後にして最大の発明」のアコースティック楽器と言われています。(ハンドパンの元になったハングドラムを発明したPANart社のドキュメンタリー映像を見ると、確かに大元にはスチールパンがあったようですが、結果として全く違う理念や哲学からこの楽器が生まれたように僕は感じますが。)

そのスチールパンを一人で黙々と、山奥の廃校になって生まれ変わった施設のバドミントン部の部室で作っている生田さんに会ってきました!

生田さん作業場2生田さんチューニング3

優しくて寡黙だけどしっかりと話してくれる生田さんから、とても面白い話やためになる話をたくさん聞けたし、初めて生田さんが作ったスチールパンや、現在作製中のものなども演奏させて頂きました!!さらに、もちろん楽器としては違うものですが、通じるところもたくさんあるので僕のハンドパンも見てもらいました!!

スチールパンのことはもちろんずっと存在は知っていたし、トリニダード・トバゴで現在も開かれているスチールパンの大会の動画なども見ていて、すごく良い楽器だなとも思っていた(このスチールパンにもとても深い歴史があるので、気になる人はどうぞ調べてみて下さい)んだけど、実際に触るのは初めてで、とてもとても面白かったです。

生田スチールパン3

その僕の人生初!!スチールパン演奏動画もあるのですが、動画をここに載せることが出来なかったので、見たい方は僕のFacebookページで見て下さい!

自分が知らない楽器の知識をたくさん教えてもらって、ハンドパンという楽器の更なる奥深さを感じることが出来ました。最初にyoutubeで見たときに感じたハンドパンへの魅力は直感100%だったけれど、付き合っていくうちに、ハンドパンの哲学や理論などを教えてもらったり、僕が感じた魅力を口に出して人に伝える機会が増えていく中で、ますます「僕に合う」、「僕の現状にピッタリで」、「思い描く未来にフィットする」楽器だなと感じました。

知らないことなんてたくさんあるし、恥もいっぱいかくかもしれないけれど、よく分からない自信だけは持ったまま、これからも多くの人に魅力を伝えていきますので、よろしくお願いします!!

生田さん、貴重な体験をありがとうございました!!

SHU×生田さん2