ハンドパンの試奏をしてもらいました!!

今日は、このホームページから連絡をくれた、ハンドパンが欲しいと言っている方にお会いしてきました!!そしてとても素敵な時間を過ごすことが出来ました!基本的に引っ込み思案で人に何かを教えたりするのって、得意じゃないと自分では思っているのですが、「教え方が分かりやすい」って言ってもらえたりしてとても嬉しかったです!

それにしても、今までこうやって何人かの人とお会いさせて頂きましたが、ハンドパンを手に持ってもらって、試奏するときって本当にみんな目がキラキラしてる!!新しいおもちゃを手にいれた子供とホント一緒だなと思います。笑 みなさん口を揃えて「ずっと欲しいと思ってyoutubeとかを見漁ってる日々が続いてました。大阪でこんな風に販売してる人に会えて、実際に触ることが出来て本当に嬉しいです!」と言われます。本当にその気持ちはよく分かる!!!僕もそうだったから。僕も存在を知ってから手に入れるまで時間がかかった。どこにでも売ってるわけでもなく、見つけても決して安い買い物ではない。だからタダでいくらでも触っていいよなんて言われたらそりゃ嬉しいだろうなと。触れる感動と、実際にお金を払って長くその楽器を続けていく現実をしっかりと噛みしめて、吟味して考えながらハンドパンにゆっくり触ってもらえる時間を僕はちゃんと設けたい。

今回は、お会いした方の希望で扇町公園で試奏して頂きました!ダンスの練習をしたり、犬の散歩をしたり、会社帰りのサラリーマンがたくさん通る、あの公園の夕暮れの中で二人であーだこーだ言いながらカッコイイハンドパンのyoutube動画とか、他の音楽とかを話しながらハンドパンを触ってもらえて良かったと思います。

ちなみに、僕の考えで今回の方から、試奏して頂いてもうちょっと考えたいという人には、ハンドパンを無償で1週間ほどお貸しすることにしました!家に帰ってもちゃんと叩いてみて欲しいし、新しいハンドパンって音がなかなか馴染んでないから自分で少しでも馴染ませて欲しい。そうしている内に愛着が湧いてくれたらもっと良い。きっとこんなことしてくれる所って他にないと思います!笑 ハンドパンを自分で演奏する楽しさって、絶対その試奏だけじゃ分からないと思うので、そうすることにしました!!

というわけで、ハンドパンが欲しい!!そう思っている方は是非一度連絡して下さい!日にちも時間も場所もなるべく合わせたいし、しっかりと考えてくれるのであれば、お持ち帰りも可能です!ん、なんか飲食店みたいな言い方だ。笑 とにかくもっと多くの人が気軽に触れて、手に入れることが出来て、認知度が広まっていけばもっと日本は面白くなる!!!

放課後等デイサービスなうでの演奏

ということで、以前ブログに書いたように、5/21に、岸和田にある放課後等デイサービスなうさんにお邪魔してハンドパンとゴミドラムの演奏をしてきました!!障がいを持った子供たちを預かる学童のような所という説明しか聞いてなかったので、規模も、雰囲気も何も分からないままだったため、想像することが出来ず到着するまでとても緊張していました。笑

そして、いざ13:30頃に到着してみると、暑いぐらいの天気の中、子供たちが先生と元気に庭で遊びまわっていた。キックボードに乗って、おもちゃのバイクに乗って、ボールを投げて、走り回って……。そして、施設の中から今回お誘いしてくれた方が出てきて、挨拶。演奏は14時からだったので、30分ぐらいフラフラしながら子供たちと絡む!反応してくれる子、訝しんでいる子、ボーッとしてる子。笑

そうこうしていると時間になったので、演奏のためにハンドパンとゴミドラムをセッティングすると、もう怖いものなしでみんな寄ってきてスティックを取ってあらゆるものを叩く、叩く!!笑 だんじりのリズムやってって言われると小さい子でもすぐにやる!さすが岸和田!!笑  僕はこの日だんじりのリズムというものを初めて本場で体験できた。笑(子供の顔は施設側の要望により隠しています。)

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僕の演奏の間は、思ったよりも静かに聞いてくれた。(小さい子にとってそれが楽しくなかったらきっとすぐ動くだろうから、少しは楽しいと思ってくれたのかな?)僕の方もとてものびのびと演奏することが出来て気持ち良かったです!

演奏が終わった後も、スティックを持っては色んなものを叩いて音を出したり、ハンドパンに触ってみたり、ずっとハンドパンに顔をひっつけてて、そのまま音を鳴らしてあげると気持ちよさそうにしてくれたり。(本当に気持ちいいのかは分からなかったけど、不快だったらそんなずっとやらないだろうから、多分頭をひっつけて聴こえる音が好きなんだろうな。)

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ここからはとても当たり前だろうけど、僕が感じたこと。僕は今まで機会がなかったので、障がいを持った子を預かる施設に行くというのは今回が初めての体験だった。それでも実際に行ってみると、拍子抜けするぐらい普通だった。もちろん先生方の苦労とかは絶えずあるんだろうけど。それでも、あんな子がいて、こんな子がいて、あれをされるのが好きな子、嫌いな子、積極的な子、消極的な子、大人しく人の話を聞く子、うろちょろして落ち着かない子、コミュニケーションが上手く取れる子、取れない子。どこにでもあるような、僕の通っていた小学校となんら変わりない、色んな性格と個性を持った自我が発達しきってない人間の集団。

本当に本音を言うならば、今回僕がショックだったことは二つ。まずは、こうやってえらそうにブログに書いてるけど、自分自身が思ったよりもそういった施設に偏見を持っていたこと。そして二つ目は、一度行ってみるだけでそんなものがとても簡単に拭い去られること。子供たちも、先生も、全員本気で遊んで、本気で怒って、本気で笑っていた。とても明るくて、眩しくて、キラキラしていて、また一つ僕の心にしこりを残す場所と笑顔を見つけることが出来ました。

今回、このような素晴らしい体験を与えてくれた放課後等デイサービスなうのみなさん、子供たち、本当にありがとうございました!!また遊びに行くから出来れば覚えていて下さい!!笑

 

 

 

5/21 放課後等デイサービス「なう」にて演奏します

というわけで、今日は久しぶりにカチッと日程と場所が決まった演奏予定があるのでそのお話です!ただ、開催場所の関係で一般の方の鑑賞は出来ないので、お誘いではありません。笑 なのでただの楽しみだよっていう報告ですね。笑

場所は大阪府岸和田市にある放課後等デイサービス「なう」という所で、知り合いの方のお兄さんが自身でやられている障がい児童の通所施設です。事前に細かいお話も含めて飲みに行ったのですが、とても素敵な方でした!なんというか、内に秘める情熱を隠さずに表現するので、仕草や話し方にもそれが表れて、一見ぶっきらぼうで怖い大阪のお兄さんというように見えるのですが(笑)、むしろ本当はその逆で、とても繊細で細かい所に気が向いて、優しさが随所に見える方だなという印象を受けました。店員のお姉ちゃんにはよく話しかるけど、自分のためというよりもその人に少しでも楽しく仕事して欲しいという感じだったし(同じように大将にもよく話しかるし笑)、僕にも飲み物や食べ物を無理のない範囲でよく勧めてくれました。そして経営者という自分の立場と、自分がやりたいことを上手く両立している方だと思います。僕はあまり詳しくないのですが、子供たちの抱える障がいや性格によっては受け入れてくれない施設もあるみたいですが、ここのデイサービスではまず断ることはないそうです。

例えば、こんな話をしていいのか分からないですが、ある子は「自分がこういう行動をすれば迎えが来てくれて家に帰ることが出来る」というのが分かっていてわざと先生を困らせようとするみたいです。そういった場合、そのまま素直に保護者を呼び、帰ってもらうことが多いみたいですが、ここの施設ではそういうことはせず、まっすぐ子供と向き合ってときには厳しく叱るようです。僕は先生でもないし、子供も持ったことないからどっちが社会的に正義なのか分からないけど、少なくとも多様性という面で見れば、そういった教育方法を行う施設が少なからずあればそこにやり方の幅が生まれるので素晴らしいことだと思います。こんな過剰に安全な現代社会においては非難されかねないことを自分の信念に基づいて行えるというのはとても大事なことなんじゃないでしょうか。

そんな施設に僕が赴いて、どうやって演奏して、その場にいる人間を楽しませることが出来るか分からないですが、まあきっとあんまり深く悩まず、いつも通りまずは自分が最高に楽しむことが前提条件なんだろうな。子供の方が大人よりよっぽど感性が優れているから、僕が心から楽しめてるかどうかなんてすぐに見抜かれるだろうしね。

いつまでも楽しみと学ぶことが尽きない、なんて恵まれた人生なんだ。

美術館とポストカード

ちょっと前までは急に雨が降って気温が下がったりしてたのに、最近はよく晴れて暑いと思えるような日々が続いている大阪です。

それはそうと、こないだはずっと行きたかった「モネ展」を見に京都市美術館に行ってきました!いや、本当はもっと早くに行って『印象、日の出』を見たかったのですが、体調不良やらが続いたせいで終了前日になってしまった。まあおかげでルノワール展も同時に見れたのでよしとしよう!今回は一人で行ったのですが、美術館は誰かと行ってその人の感性をチラ見したりしても、一人で行って好きな絵の前に何十分いたりしてもそれぞれ楽しみ方があるから僕はどちらも好きです。ちなみに僕はモネもルノワールも好きで、印象派の絵画展がきたときは大体見に行ってるのですが、一番好きな画家はコローです。僕にとってあんなに暖かくて優しくて、自己主張がうるさくないのに個性があって、見た瞬間に「あ、コローの絵だ」って分かる絵が描ける人はコローぐらいしかいない。でもコローは人気だし、印象派の絵画展に運が良ければ1〜2枚ぐらい展示されていますが、コロー展っていうのはなかなかやらないですね。やってくれたら何回も見に行くのに。笑  ちなみにコローで有名なのは、例えばこの『モルトフォンティーヌの思い出』でしょうか。ちなみに画像は載せましたが、この良さは絶対生で見ないと伝わらないと思います。笑

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あとはモネ展がとても人が多かったのに対してルノワール展がガラガラだったこととか、ルノワールの『うちわを持つ女』と『かぎ針編みをする少女』がすごく良かったこととか、『かぎ針編みをする少女』のポストカードを買ったら実は前にも見たことがあって2枚目だったこととか。笑

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まあそんなことよりも、僕はポストカードとかクリアファイルとかがすごく好きで、色んな展覧会に行っては気に入った絵のポストカードを買っています。どうしても絵(特に油絵)っていうのは、生で見る感動には敵わない(発色も全然違うし、サイズも実際に見たら意外とおっきいとか小さいとかしょっちゅうだし、どこに絵の具をベッタリ塗って厚みを出すかも見ないとわからない)けど、(前述のような失敗はあるにせよ)「自分はこの絵を見ていいなと思った、しっかり覚えておきたい」という気持ちからコレクションとして買うことが多いです。さらに、今はコレクションだけど、もしもいつか僕が誰かに絵葉書を送るときが来たら、その時の気分と相手のことを考えて、それにあった絵葉書を送ったりしたい。それってすごく素敵なんじゃないかなと思います。少なくとも僕はそんな絵葉書が来たらとても嬉しい。あ〜、誰か絵葉書送ってくれないかな〜。笑

本当に毎回素敵なストリート

今日は久しぶりにストリートライブをしてきました!熊本地震のための募金集め以来だから、2週間と3日ぶり?かな?一旦募金は募らず、今日は普通にやりました。

そして今日も面白い出会いがたくさんありました!まずは募金を募っているときにも通りがかっていたという方。「今日は募金じゃないの?」と聞かれ、僕が「こないだ集めたお金を持って現地に直接行き、向こうで使わせてもらったので、今日は違います。」と答えると、「すごいね、僕も行きたいけど仕事があるから行けない。頑張って下さい。今日は君に募金しよう。」と言ってくれました。カッコイイ!!!そして次はおばあちゃん。立ち止まって見てくれているな〜と思っていたら、演奏が止まったタイミングで「すごいいい音やね〜。トンネルに入ったときから聞こえてたからスピーカーで音楽流してるんかなと思いながら歩いてたらここで演奏してたからビックリしたよ〜!」ととても元気に言ってくれた。その後も、100カ国以上を旅したこと(僕にはわからなかったけど、色んな国の触りの言葉を言ってたから、多分本当)とか、外国人や面白い人など、自分が出会った人を見つけては、持参のノートにメッセージを書いてもらっていること(そのノートは何冊もあって、本当に色んな国の言葉で彼女あてにメッセージや絵が書いてあったり、定期的にお孫さんの手形を鉛筆でなぞっているページがあったりした。僕もメッセージを書かせてもらった上に、老眼鏡を忘れたからと言ってその場で朗読までした、恥ずかしかった笑)などを話しました。僕と話している途中にも、フランス人の親子に声をかけ、一緒に写真を撮っていました。笑 本当に気に入ってくれたみたいで、長いことそばで演奏を聴いてくれ、その度に「本当にいい音やね〜!」ってずっと言ってくれた。「私頭悪いからよ〜わからんけど」と「話してばっかで邪魔してごめんね」を何回も言ってたけど、僕はあなたのことを頭悪いとも邪魔とも一切思いませんでしたよ。ありがとう。「何年かぶりにこの道を通ってみたらすごいいいもの見れたわ〜!」って言ってくれて、「帰るのもったいない」って言ってくれて、最後には「今からあっちに向かって歩くから、その間も演奏を最後まで聞かせてね」と言って帰っていきました。そのとき僕はあのおばあちゃんに会えた喜びと、いつまでも彼女が元気でいれますようにってことだけを考えて演奏した。伝わってるといいな。

こんな素敵な出会いが毎回あるストリートライブ、僕に話しかけるのは確かに勇気がいるかもしれない。でも僕だって勇気を持ってストリートやってるんです。どうか見つけたら気軽に話しかけて下さい。きっと僕とあなたは楽しく話が出来ると思います。

熊本へ行ってきました(2日目)

この日は朝7:30に起きて、ニュースでも取り上げられることが多かった、被害の大きい益城(ましき)の様子を見に行ってきました!熊本の方でも多分田舎なのかな、古い木造建築の家が多く、そういった家は全壊しているようなところや、根元から傾いているところもありました。最近出来たように見える銀行やクリニックはキレイに残っていたりして、地震の規模と耐震技術の凄さがとても印象的でした。

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そして前日の反省もふまえ、自分で出来ることをもっと積極的に見つけてやろうと思い、益城にいた人たちとたくさん話をしました。少しでも話すことでその人が楽になればいいなとか、何か大阪にいる人に伝えることが出来ればいいなとか、また安易かもしれない考えを持って。その中で、大きな家の敷地内で一人で椅子を運んでいるおばあちゃんに出会い、その人と話をしました。その方が言っていたのは、「この家は昔からずっとウチの家族が住んでいて、大切に使って、みんなで守ってきたのに、何の補修もしてなかったから今回の地震で全部潰れてしまった。あそこが納屋で、あっちが母屋だった。」と言っていました。僕が逸らしたくなるぐらい真っ直ぐに僕の目を見て。僕がそのときに何を言ったのか全く覚えてないけど、覚えてないってことはきっと大したことを言えなかったんだろうな。

そのあとは、阿蘇の方に行きたかったのですが、通行止めになっているところが多く、回り込むと片道3時間程かかってしまう道しか残されておらず、直接見ることは出来ませんでした。途中の通行止めの先には、道が崩れているのが見え、自分が報道の真ん中にいることを改めて痛感した。

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そして集めた募金の使い道についてですが、前日に避難所で話を聞いた結果、新鮮で手軽に食べることの出来るフルーツがあれば嬉しいというお話を聞いたので、皆さんから頂いたお金を使って、熊本の自慢のみかんやでこぽん、イチゴを購入し、それを避難所に届けました!!きっとこんな現地の生の声に即座に対応出来た募金の使い方ってあんまりないんじゃないかな。皆さんどうぞ誇りに思ってください!!本当にありがとうございます!!

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というわけで、無事に僕は大阪に帰ってきました!!今回関わってくれた皆さんありがとうございました!熊本でも、久しぶりに会えた人や、向こうで知り合えた多くの友達、ありがとうございます!

僕のモヤモヤは晴れないし、きっともっとやれることはあるんだろうけど、本当に行って良かった!!一回きりにするんじゃなくて、何回も手伝いにいったり、遊びにいったりしたいな!!

 

熊本へ行ってきました(1日目)

さあ、段々話が今に追いついてきました!!今回は熊本に実際に行ったときのお話。3日間連続ストリートライブで皆さんから集めたお金35899円をどのように活用したいか、そう考えたときに「自分の目で見てその場で必要に応じて使おう!」と思い直接行くことにしました!そしてとてもナイスなタイミングで十三ファンダンゴのスタッフの方が行きたいと話していたので、急遽二人で行って来ました!慣れないマニュアルの2tトラックを運転して、いざ熊本へ男二人旅!!笑

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ここから話すことは、僕が自分の目で見て、話をして得たものなので、あくまで僕の個人的感想です。違う部分もあるだろうし、聞きたくない話もあるかもしれないですが、僕の目で見た熊本です。気になった人は自分で行くのが一番いいと思う。そしてもっと詳しく聞きたい方がいれば是非僕に連絡を下さい。僕の範囲内でよければ。

熊本へ到着すると、まずは救援物資の保管場所となっている「うまかな・よかなスタジアム」へ行きそこで事前に連絡を取っていたボランティア団体が必要としているものを受け取りました。ここで見た光景はすごかった。ちょくちょくニュースでも取り上げられていますが、物資の数が異常です。各企業からの物資が大量に。それに加えて個人からのものもたくさん。根も葉もないことを言えば、先まで見据えるならありすぎだと思える量の食べ物や毛布、その他日用雑貨。回りきってない避難所もあるかもしれないけど、それでもありすぎだと思ってしまう量。決して物資を批判しているのではなく、やり方がもっとあったんじゃないだろうかと、僕も悩んでいるのです。そこで自衛隊の人がとても積極的に僕らの手伝いまでしてくれたのにはとても感動しました。ありがとうございます。

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その日は他にも、物資として提供されたプチトマトが大量にあってこのままではダメになってしまうからと色んな所を回って渡したり、市役所前での炊き出しを手伝ったり。そこで見た光景も僕には衝撃だったな。そびえ立つビル、出勤しているサラリーマン、自転車で遊びにいく中学生、市役所に毛布をひいて避難している住民。日常と非日常がぐちゃぐちゃになってる感じ。

本当にすみません、正直に言えば僕はこの日とても混乱していました。熊本へ行けば問題がすぐに見えて、必要な箇所にお金を費やすことが出来て、「ありがとう」って言ってもらえるものだと思っていた。(もちろんそれを望んでいたつもりではないけど、安易に考えていたのだと思います。)現場に行けば全部上手くいく。そんな風に思っていたのかもしれない。僕は現場に行くことによって、ネットで見た情報よりも生々しく、熊本の「今の状態」を見て、混乱してしまいました。

そしてこの日はお金を使うことなく、睡眠不足と疲労と混乱からネットカフェに行って休みました。

さあ、お次は二日目!というより最終日!!

読んでいただいたのに不快な思いをされた方がいましたら、本当にごめんなさい。浅はかで知識足らずだろうけど、ただの一個人の心情の吐露なので、どうか甘めに見てください。それでもどうしても言いたいことがあれば、是非ご連絡下さい。僕も整理出来てないし、話を聞きたい。

この日見てとても印象に残ったのは、移動中に見つけた、どこかのお店が張り出していた紙に書いてた言葉。「ボランティアに来てくれてありがとう!今度は遊びに来てね!」

あとは向こうでたまたま久しぶりに会えた方が言った言葉。「人って遠くの他人には無責任に優しくなれるね。本当に困っている人はもっと身近にいるのに。」

3日間連続ストリート最終日のこと

更新がとても遅くなってしまい申し訳ありません!!少し時間を置いて考えたい事柄だったので、自分の中で色々モヤモヤしていました。

さあ、最近では恒例となってしまいましたが、タイムスリップしましょう。笑 まずは、僕が熊本地震のために行った募金を募る3日間連続ストリートライブの最終日の話!これは4/21の事ですね。ほとんど2週間前ですが……。笑

この日もいつもと同じ、梅田のスカイビルに向かう途中にある地下道でストリートライブをしました!いつもより時間を早めて物資に変えてから、NBC作戦に携わっている十三ファンダンゴというライブハウスに持っていくつもりだったのですが、情報を調べたところ、予想以上の物資が集まったので受付を終了したとのことだったので、少しだけ時間をズラして確か19時頃だったかな?ストリートライブを行いました!

この日の天気はあいにくの雨、しかも急激に冷え込むというなんとも寒々しい日だったのをよく覚えています。まあ地下道だから雨は関係なかったのですがこの時期にしては寒かったな〜。そしてストリートの方もいつも通り、楽しく気の向くままにやっていたのですが、なんというか、悔しいぐらい反応が薄かったのです。お金もあまり入らないし(まあ胡散臭いいだろうからそれは仕方がないとしても、前二日間と比べるとね)、話しかけてくれる人もほとんどいない。僕の演奏は多分いつも通りだし、決して悪くはなかった。それでも不特定多数の人が常に行き交い続ける道でこれだけ反応が得られないとどうしても自分の方を疑ってしまう。

まあ本当に正直に言うなら、イライラもしました。笑 イライラしたといっても、自分に対してなんですけどね!人を惹きつけることが出来ない、しかもその原因がわからないという状況が続くとどうしてもそうなってしまいました。もちろんそれが音に出ないように、何回も気を取り直して楽しくやったんですが……。

そうしていると、会社からの帰り道がこの地下道なので3日間ずっと見てくれていたサラリーマンのお兄さんが現れ、開口一番「今日あんまり良くないでしょ?」と言ってきました!!!……いや、そうだけど何でわかったの?やっぱり演奏に出てしまったのか?そう頭を巡らしていると、「今日は急に寒くなったし雨も降ってるしね、僕のお客さんも全然ダメだった。何かみんな積極的にアクションを起こしにくい空気が流れてるんだろうね。」なるほど、そういうもんか。僕は意気込んでいたから全く気づかなかったけど、言われてみれば一理あるかもしれない。

そしてその後少しだけ話すとその方は帰って行ったのですが、それから僕はとても気楽に演奏することが出来ました!「天気や自然が相手じゃ仕方がない。そんなもん災害じゃん」と思うととても楽にやれたのです。そんな風に、誰かが言った何気ない言葉が人の背中を押したりするんだなということに気付かされたストリートライブでした。表現者じゃなくても、人っていうのは常に他者に何か影響を与えて、与えられているもんなんですね。おしまい。笑

ダラダラ長くなってしまいましたが、次は実際に熊本にいったときのお話の予定!!