僕のキオク(北海道旅行記②)

僕のキロク(北海道旅行記①)はこちら!!

 

今回の北海道も、たくさんの新しい人たちと久しぶりの人たちに会えた、素晴らしすぎる7日間だった。

天気にも恵まれて、全てが僕のために良い方向に進んでいた。

泊まらせてもらったある夫婦の家には、丁度納車されたばかりの自慢したくて仕方がない(自慢して欲しくて仕方がない笑)キャンピングカーがあり、開いていることが稀なスナックは開き、地元の人でもなかなか体験することのできないくらい澄んだ空気の中に十勝岳を見れた。

人も、土地も、僕を歓迎してくれていたみたい。

 

こんなに幸せでいいんだろうか。

何回か来ている北海道・富良野の遠征の中でも、一番別れの切なさが迫ってきた。

 

関わってくれたみなさん、本当にありがとうございました。

また、会おうね。

 

僕が僕であること、君が君であること。

僕はあくまでも1つの個人であり、思いや行動の全てが他の人に理解されることもなく、君はあくまでもまた別の1つの個人であり、君の思いや行動が全て理解できる訳ではない。

そんな中で、協力し合ったり認めあったり、家族になったり、新しくこの世に生まれた小さな命を支えたり、仲良くなったり繋がったり、疎遠になったりケンカしたり、会えない人のことを想ったりを繰り返して生きていく。

 

きっと、君のことはこの先も理解出来ない。

僕は、それが楽しい。

だから、君に会いに、そこに行きたくなる。

 

あ、そう言えば最終日に出会った台湾人の女の子に「これからSHUさんは外国人に名前聞かれたら、ジャスパーって言えばいいよ」って言われたので使っていこうと思います。笑

Photo by Seisyu

どうもジャスパーです。笑

 

 

「さっき外に全身ギザギザの大っきい黒いリュック背負った人が立ってた!!」

「恐竜ってまだいるんだよ!!」

「あかねキラキラ好き」

 

そうだった。そんな世界のはずだった。

取り戻したい。失くしたくない。

細い枝からは想像もつかないぐらい大きな氷の膜が周りについていて、中は透き通っているから化石みたいに見える。

そんな小さな不思議を見つけて少し幸せな気分になれる。

だけど、全身ギザギザの大きな人に怯えることは失くなってしまった。

失くしたもののことばかり考えるなんて、ズルくて弱いよね。

 

「自分でありたい」と強く願うほど、それは「何かになりたい」と言っているようなものだった。

僕のキロク(北海道旅行記①)

ただいま大阪!!

ということで2018/3/21~27までの北海道遠征が終わりました!!

今回は7日間の中で4回ライブをさせてもらいました!!

 

まずは3/23のお昼から、去年もライブをさせてもらった中富良野にあるCafeてくりさん!!

てくりさんは、なんというか自分にとってすごく”フラット”な場所で、微睡むように心地良くて常に新しい空気が入れ替わっている場所。

小さい子供たちも入れると30人ぐらいの人たちが来てくれて、子供たちもすごく静かにライブを見てくれてたんだけど、子供に気を遣わせたかな………??笑

本当にいつもありがとう。

Photo by Narumi Kazuhiro

いつでも優しいさやかさんと、まだまだ僕には見せてない部分が多そうな面白くて変な世界観を持っているゆうすけさん。

ライブの時間帯は保育園に行っていて僕のライブを見れなかった2人の子供、糸ちゃんと麦ちゃんには、帰ってきてから2人のためだけの特別ライブをした。

幸せな時間だった。

 

 

そして3/24の夜は富良野駅近くにあるNavoさんにて!!

Navoは、同じご飯屋さんだけどてくりとは真逆と言っても良いぐらいの場所。

テーブルやイスや壁など、お店のほとんどの部分がオーナーの竹さんと友人による手作りというこのお店には、その空気と匂いが充満している。

「まだまだやりたいことあるんだけど、お店作ってる時はチョー楽しかったよ」って言う、笑顔がカッコ良い竹さん。

めちゃくちゃオシャレでカッコ良いこの場が持つ、独特で色んな人の気持ちが入ったエネルギーに最初は持って行かれそうになって、(まぁ持って行かれたらそれはそれで良かったんだろうけど)少し、戸惑いみたいなものがあったライブの始まりだった。

でも演奏をしていくうちにどんどん場所と僕の気持ちのバランスを取ることが出来るようになっていって、最後にはやっぱり気持ちよく出来ました。

 

人の意識が強く染み込んでいる場所では、そこの影響を強く受ける。でも、僕はNavoの立ち上げに携わった訳ではないから深く受け入れてはもらえない(ような気がする)し、僕は”適度な距離感”が心地良かったりする。

そんな中で行うライブは新鮮で、ある種神聖な場所でライブをさせてもらっている気分だった。

 

3/25は2本立て!!

まずはお昼に、占冠村にあるコミュニティスペースミナ・トマムさんで行われた”けんこうフェス”!!

タイマッサージトークセンやヨガや足つぼなどをお手軽に体験できる地域イベントの中で、音でも身体をほぐすことが出来ればいいなと思いながら演奏しました。

普段は割と陰気臭いライブになっちゃうことが多いんだけど、この日は僕なりにハッピーな感じでやれた気がする。笑

そして夜は、落合にある”ひるの月”というご飯屋さんを特別に開けて開催された、近所の方達が集まる食事会に僕も交ぜてもらい、そこでも演奏させてもらいました!!

元気な子供たちが8人ぐらいいる中で、ワチャワチャと楽しく、いつも通り、僕なりに真面目に、やらせてもらうことが出来ました。

よそ者でも地元民でもない、”ゲスト”っぽく受け入れられているような環境だったので、ある意味一番緊張しました。笑

Photo by Narumi Kazuhiro

この演奏が終わって友人と家に帰った後は2人とも駆け抜けた3日間で、体がヘトヘトだったため、ほとんど何も言わないまま眠りました。笑

なる、ありがとう。

 

僕のキオク(北海道旅行記②)はこちら!!

糸を縒る、紡ぐ。思いもいつかはカタチになる。

昨日は、大阪・都島にある”さをりひろば”という場所で開催された『3.11 何が紡がれ、何を紡いでゆくのか』にハンドパンのライブで参加してきました!!

こちらのFacebookイベントページにて、イベント後の報告などもされているので見てみて下さい!!

 

さをりひろばは、NPO法人さをりひろばが運営する建物で、この中でさをり織りの商品を作ったり、さをり織り体験をしたり、各種イベントを行なっている場所。

そこでさをりひろばとEARTH DIVER Cafe&Diningが共催で今回のイベントを行いました。

さをり織り、めちゃくちゃ可愛いんです。

 

イベントは、僕や喰海さんやKZOさんのライブ、さをり織り体験、”遺書を書く”、”遺影を撮る”、”あなたが生きたい未来を描く”ワークショップ、震災の写真とエッセイの展示、絵描きのAkemiさんとさをり織りのコラボ展示、アパレル販売、トークセッション、カレーやコーヒーの販売など、一つの建物で本当に色々なことが体験出来る(時間が足りないぐらい)充実の内容でした。

 

このさをりひろばはとても不思議な場所で、エネルギーと創造性と優しさに満ち溢れているのに”スキマ”がある。

だから、初めて行く僕や来てくれたお客さんたちものびのびと自分らしく楽しむことが出来る。

 

 

 

今回のイベントは、”恩送りチケット”と名付けられた一枚の葉書で参加することが出来る。

これは、自分のために買うのではなく、友人のために、まだ見ぬ誰かのために”誰か”がチケットを購入するもの。

だから、当日その場にいない人も誰かのためにチケットを購入していたりする。

 

主催者の想いがイベントにしっかりと現れていて、”その場にいない人”への感謝や慈しみに溢れていた。

僕が感じ取った”スキマ”は、主催者からその人たちへの想いかもしれない。

 

 

その中で、僕もさをり織りを体験させてもらいました!!

織物という作業は人生で初めての経験だったのですが、すごくすごく楽しかったです!!

縦糸に一回ずつ横糸を通して、ペダルを踏んで縦糸を入れ替え、手で横糸を寄せる。

糸を縒っていく。

いつまでも出来そう。笑

 

完成品。

 

さをり織りをしている人たちは、僕たちが何をしちゃっても「それでいいんですよ。」って教えてくれる。

「さをり織りには成功しかない。一つずつの工程全てが『その時あなたの体がやりたかったこと』だから、糸がズレても、上手く入らなくてもそれがその瞬間のあなたです。それが一番の正解です。」と。

 

 

思いをカタチに。

 

人生や、生き方と呼ばれるものを一本ずつの”糸”によせて、美しく自分を肯定して、”布”を作っていく。

 

なんだか、すごい空間ですごい体験をしました。

久しぶりだったな、あんなにも”大きくて気持ちの良い空気”の中にいる感覚。

 

 

 

東日本大震災から7年が経って、現地の状況も僕らの環境も思いも変わっていく。

 

変わらない強さ。

変わっていく強さ。

 

それぞれの人がそれぞれの気持ちと共に生きてゆく。

 

震災によって、環境的に弱者となった強い人たちを”助け”たくて動いたあの時。

救われたのは誰だったんだろう。

 

忘れちゃいけないこと。

忘れたくないこと。

忘れたいこと。

 

生きている人たちが、これからも”生きてゆく”ために何をしていくんだろう。

 

何をするのか、何をしてもらうのかはどんどんと変わっていく。

それは必要に応じて変化していく、実際的な行動だから。

 

だけど、あの日のことを、あの人たちのことを、君のことを、昨日のことを、ふと思い出して考えるっていうのは、お互いにとって悪くないんじゃないかな。

 

そんな風に自分を肯定してあげることが出来た日でした。

3月のライブ情報、僕なりの視点から。(北海道編)

さてさて、大阪でたくさんのライブをさせてもらった3月ですが、明日からはなんと北海道にも足を運ばせてもらいます!!

 

僕×北海道と言えば、もちろん富良野!!笑

これは1年前の2月に行った時の写真!!

雪がたくさん積もると、照り返しが強くてすごく眩しかったから、サングラスをしているんだなと思い出しました。

 

まずは3/23(金) 14:30~中富良野にある、素敵な家族がやっている可愛い可愛いイタリアンレストランてくりさんにて!!

ここは、1年前もライブをさせてもらったのですが、本当にお店の雰囲気もお客さんもゆーすけさんもさやかさんも暖かくて気持ちが良くて、大好きです。

二人の可愛い子供はおっきくなってるんだろうな。僕のこと覚えてないだろうな。

もう一度、自己紹介から始めよう。

てくりさんは、定期的に行って「ただいま~、進化してるかな~?してないかな~?どうですか?」って言いに行きたい所です。笑

本当に楽しみだな。

Cafeてくりさんの詳細はこちら

 

そしてその次は3/24(土) 19:00~、富良野のダイニングバーNavoさんにて!!

ここは初めて行かせてもらうのですが、前回てくりさんでライブをさせてもらった時にオーナーのたけさんが来てくれていて、その時に少し喋ったぐらいかな?

でも、僕の幼稚園からの旧友がオススメしてくれた場所なので、間違いはないです。

こちらは、普段から音楽関連のイベントも定期的に行なっているらしいので、そんな匂いも感じ取りながら、いつも通り気の向くままにライブをしたいです。

僕は僕でしかないけど、1人でも多くの人が気持ち良くなってくれたら嬉しいな。

ダイニングバーNavoさんの詳細はこちら

 

そして、3/25(日)は時間未定ですが、ミナ・トマムさんという場所でやらせてもらいます!!

これについては、僕は詳細をほとんど知らないので旧友に言われるがままついていって楽しみます。笑

ミナ・トマムさんの詳細はこちら

 

 

僕の好きな人が言ってた、「裏切らない友達を探すんじゃなくて、付き合って行く中で『こいつになら裏切られてもいいや』って思う奴が出てくるんだよ」っていうのにすごくしっくりくる僕の旧友。

いつ裏切ってくれてもいいよ、君なら。笑

 

と言うわけで、今月は北海道でもやらせてもらえて、本当にすごくうれしい、たのしい、やさしい気分〜〜、遠い空で ああ〜いま〜〜同じ気持ちでいるなら〜〜大きな文字で、手紙をかくよ、ありがとう〜〜(気がついたら途中からJUDY AND MARYの『手紙をかくよ』になってました・・・。笑)

 

まあ、そんな感じで適当に見えるかもしれませんが、人の優しさにたくさん触れていて幸せな毎日です。

ありがとうございます。

 

北海道のみなさん、そしてお天気さん、どうぞお手柔らかに真剣勝負でお願いします。笑

3月のライブ情報、僕なりの視点から。(大阪編)

3月になりました。

狙いすましたような春一番が吹き荒れた後、衣替えが決まっている学校のように3/1から綺麗に花粉がキラキラと舞い始め、くしゃみと目のかゆみに悩まされています。笑

そんな3月ですが、ありがたいことに多くの場所でライブをさせてもらいます!!

きっとみなさんどれに来ようか(全部来たらいいけど笑)迷っていると思うので、僕なりに一つずつ説明をして行きますね!!

 

一つ目は3/11(日)。

この日のイベントは、”つむぐ。「3.11 何が紡がれ、何を紡いでゆくのか」”。

このイベントについての説明はとても一言では言えません。

下記のリンクより、今回のイベントプロデューサー烈くんの気持ちを読んで下さい。

イベント詳細はこちら

3/11、今から7年前に”東日本大震災”という大きな地震があって、同時に原子力発電所の在り方を再度僕たちに問いかけることになりました。

僕自身、DAMをしていた時にはバンドメンバーと一緒に毎年チャリティーイベントを開催したり、現地に何度も足を運んでいます。

 

いつかは歴史の教科書に載る、この天災あるいは人災を、たった数年で今生きている人たちの”歴史”にはしたくないな、というのが僕の本音。

やり切れない気持ちを精一杯受け止めて、引きずって、笑顔で強く生きている人たちのことも歴史になるのはまだ早い。

去年は、バンドを抜けてから1人のお客さんとして今まで僕らが行なっていたイベントに足を運んだ。

今年は、こんな素晴らしいイベントに関われる。

 

イベントの内容は、ライブであったり、”さをり織り”の体験ワークショップ、遺書を書いたり遺影を取ってもらったりと盛りだくさんですが、僕が何よりも美しいと思ったのは、”チケットの購入方法”。

“恩送りチケット”と名付けられた今回のチケットは、”誰かのために買う”ことしか出来なくて、”自分で行くために”自分で購入出来ない(詳しくはイベントページをご覧下さい)。

 

人の優しさを信じたチケットの売り方。

そして、”紡ぐ”、というさをり織りや今回のイベント趣旨に完全にマッチしたチケットの売り方。

 

このイベントは、白川烈という人がメインプロデューサーではありますが、いわばEARTH DIVER Cafe&Diningとさをり会館の共催イベント。

あらゆる所に可能性が転がっていることを、決してサボらず、見逃さず。

そんなこのお店の姿勢がすごく好きだし、尊敬しています。

さをり会館及びNPO法人さをりひろばについてはこちら

 

考えがあってもいいし、なくてもいい。

ただ、来てくれたらすごく嬉しいです。

 

 

そしてお次は3/17(土)&18(日)に、”いけおん”に参加させてもらいます!!

過去に2回?3回?出演させてもらったイベントですが、今回は初の2DAYS両日参加!!

2日間で5回ライブをさせてもらいます。笑

3/17(土)
16:00~ Marc de Iguchido
18:00~ Cafe yooi
3/18(日)
12:00~ GANESH
15:00~ スパイス工房
18:00~ 池田屋ハナレ

池田にあるカフェの音楽好き店長が主催するこのフェスは、阪急電車池田駅・石橋駅付近のご飯屋さん・カフェ・イベントスペースから銭湯・保険代理店まで巻き込んだお祭り!!笑

池田や石橋の知らなかったお店を発見したり、100組近いアーティストを見たりと、目移りがすごいイベントです!!笑

パス代わりの缶バッチは、いけおん公式HPからでも、僕からでも購入出来ますので、是非みなさんお越しくださいね!!

僕はライブ回数が多いので割と体力勝負なところもありますが、僕なりのペースで精一杯楽しみたいです!!笑

 

たくさんの人と話をすることが出来て、たくさんの人にハンドパンを聞いてもらって、CDを手にとってもらえたらとても嬉しいです。

 

当日お会いする、まだ見ぬ誰か。

お手柔らかに、本気で、よろしくお願いします!!

Facebookイベントページはこちら

いけおん公式HPはこちら

 

どちらもチケットの購入などに関しては、僕までお気軽にー!!

 

と言うわけで、お次は北海道編!!

3月のライブ情報、僕なりの視点から。(北海道編)