今回の北海道も、たくさんの新しい人たちと久しぶりの人たちに会えた、素晴らしすぎる7日間だった。
天気にも恵まれて、全てが僕のために良い方向に進んでいた。
泊まらせてもらったある夫婦の家には、丁度納車されたばかりの自慢したくて仕方がない(自慢して欲しくて仕方がない笑)キャンピングカーがあり、開いていることが稀なスナックは開き、地元の人でもなかなか体験することのできないくらい澄んだ空気の中に十勝岳を見れた。
人も、土地も、僕を歓迎してくれていたみたい。
こんなに幸せでいいんだろうか。
何回か来ている北海道・富良野の遠征の中でも、一番別れの切なさが迫ってきた。
関わってくれたみなさん、本当にありがとうございました。
また、会おうね。
僕が僕であること、君が君であること。
僕はあくまでも1つの個人であり、思いや行動の全てが他の人に理解されることもなく、君はあくまでもまた別の1つの個人であり、君の思いや行動が全て理解できる訳ではない。
そんな中で、協力し合ったり認めあったり、家族になったり、新しくこの世に生まれた小さな命を支えたり、仲良くなったり繋がったり、疎遠になったりケンカしたり、会えない人のことを想ったりを繰り返して生きていく。
きっと、君のことはこの先も理解出来ない。
僕は、それが楽しい。
だから、君に会いに、そこに行きたくなる。
あ、そう言えば最終日に出会った台湾人の女の子に「これからSHUさんは外国人に名前聞かれたら、ジャスパーって言えばいいよ」って言われたので使っていこうと思います。笑
どうもジャスパーです。笑
「さっき外に全身ギザギザの大っきい黒いリュック背負った人が立ってた!!」
「恐竜ってまだいるんだよ!!」
「あかねキラキラ好き」
そうだった。そんな世界のはずだった。
取り戻したい。失くしたくない。
細い枝からは想像もつかないぐらい大きな氷の膜が周りについていて、中は透き通っているから化石みたいに見える。
そんな小さな不思議を見つけて少し幸せな気分になれる。
だけど、全身ギザギザの大きな人に怯えることは失くなってしまった。
失くしたもののことばかり考えるなんて、ズルくて弱いよね。
「自分でありたい」と強く願うほど、それは「何かになりたい」と言っているようなものだった。