Ruhla

僕が今、一番自信を持ってオススメ出来る
ハンドパンブランドPRIMA HANDPANと、
大阪のバンドgrunbandのドラマーであり
シンバルメーカーemjmodでシンバルを
製作する延命寺さんとのコラボPV
“Ruhla”が解禁となりました!!!

延命寺さんと出会った時から
お互いやりたい!と思ったのが
一年前……。

曲を作ってレコーディングをしたのが7月。

鳥取砂丘で撮影をしたのが9月。

時間をかけて、少しずつ出来上がった
実感がとてもある作品です。

そんな新曲”Ruhla”の撮影に関する
裏話みたいになるのですが、
今回の鳥取砂丘での撮影は
人生で一番ハードな
撮影になりました。笑

鳥取砂丘の景色の良い所まで機材を運ぶ
(撮影の都合上、深夜の2時とかに笑)んだけど、
これがまぁめちゃくちゃしんどい。笑

ハンドパン、撮影機材にドラムセット。
これらを背負って、
距離感が掴めない砂丘を
ひたすら進む、登る。

近いようで全然着かない丘の上まで。

着いたと思ったら急いで
セッティングをして
冬の気配を感じる9月末の砂丘の深夜の風を
浴びながらの撮影。

みんながヘトヘトになって
撮影が終わった朝方に、
また同じ道を辿って機材を運ぶ。

ただ……そこまでして良かった!!

と心から思えるほどの作品になりました!!!

今回のテーマは
「モノづくりへの感謝と敬意」

過去から受け取ったモノを
今の僕らが作り
いつかの未来の誰かに繋がるストーリー。

僕は、音楽でも映画でも小説でも絵画でも
あるいは
あなたのあの時の言葉や
口では伝えられなかったあなたの目線。

そういったものたちに何度も何度も
救われた人生でした。

きっとこれからもそうだと思います。

そして、創ることの楽しさを。
溢れるものを止めない心地良さを。

それらを全て
カッコ良い音楽と映像とダンスの中で
3分間で表現したかった。

延命寺さんはもちろんのこと、
ダンサーのYURIEさん
映像ディレクター渡辺さん
音源にスペシャルゲストで参加してくれた
ガチタンバリン奏者 大石 竜輔さん
レコーディングをしてくれたStudio Orqueさん
本当にありがとうございます。

すでにだいぶ長くなってしまいましたが、
今回の新作”Ruhla”に寄せた曲詩と共に。

——————————

“Ruhla”

音楽って
ダンスって
表現って
もっと自由だ

作ることに
ワクワク出来れば良い

作る過程が
生んだコトが

喜びであれば良いのだから

そこにただ居る
それも自由な表現だ

大きく
深く
愛に溢れたモノたちよ

地球は
宇宙は
歴史は
未来は

あなたの参加を待っている

——————————

たくさん見てくれて、

たくさん広めてくれると

本当に嬉しいです。

裸、水平線。

最近たくさんの告知やお知らせを各種SNSでしているので、
ここら辺で
「一体僕が何をしているのか」
をまとめてみようと思います。笑

長いからさ、
最後まで読んでくれる人は
きっとすごく僕のことを好きでいてくれているんだろうな。

 

・ハンドパン奏者SHU

これがきっと根っこの大前提!!

ハンドパンという楽器に惚れ込んだ、可能性を感じた僕は、何よりもまず
自分が気持ち良くハンドパンと向き合う人間でありたいです。

ピアノ、吹奏楽部、バンドと音楽が常に生活の中にあった僕は、
打楽器しか出来ないし、ドラムも大好きです。

この音源は、ハンドパンもドラムも僕です!!
是非、一度聴いて下さいー!!

SHU 5曲入りCD “Add Some Handspan To Your Day”購入はコチラ

SHU “boredom weekend”

・the caves×SHU

加古川を中心に活動するSSW、絵描きであるthe cavesと僕のユニット。

アコースティックギター×歌×ハンドパンを中心に、
8月にリリースした7曲入りミニアルバム「同じ夢をみた」では
チェロやピアノや各種打楽器も入った、
異世界のようなステキな音源が出来上がりました。

元々友達だったけど、ハンドパンを始めたことによって彼との親交が深まり、相性が良すぎてそのままユニットになりました。

これからたくさん活動をしていきます。

the caves×SHU “同じ夢をみた”購入はコチラ

the caves×SHU “Afan”

・MIX CULTURE GARAGE

ボーカルの藤原和夫a.k.a KZO率いるミクスチャーロックバンド。

ここでドラムや打楽器をしています。

それぞれのメンバーが各々の分野で活躍を続けながら、
この五人が集まったらなんかオモロイ!って感じに
のんびりやっています。

そんなKZOさんの最新ソロアルバム「MISSION」では、
僕もハンドパンで楽曲提供をさせてもらいました!

本当にステキなリリックの曲です。

藤原和夫×SHU “響き”

・The yam

僕の奥さんと、友人が中心となって活動しているオルタナティブバンド。

ここでもドラムをしています。

The yam Official Twitter

 

・日本唯一のハンドパン専用ネットショップKUROBO HANDPANの運営、レッスンおよびWSの開催など

僕がハンドパンという楽器に惚れ込んだ数年前、
この楽器が手に入りにくいという状況を知って、
「もったいない!こんな素晴らしい楽器はもっとたくさんの人に知られてみんなが演奏家になったら良いのに!!」
と強く感じたところからこのショップは始まりました。

ハンドパン専用ネットショップKUROBO HANDPAN

そして、このショップを運営していく中で、
購入の前に体験をしてみたい人や、
購入後にレッスンをして欲しい人がたくさんいてくれることが分かったので、
レッスンや体験会の開催も始まっていきました。

今では、月一ペースの体験会(次回は10/26、画像参照)や、
レッスンの生徒さんも10人を超えるようになり(レッスンご希望の方の詳細はコチラ!!お気軽にご連絡下さい)
12月には初となる、初心者からを対象とした自分の演奏を発表したり、
新たなハンドパン仲間と出会う場、
Link, Live, Community Vol.1
を開催します。

ご予約は各チラシ内に記載の予約方法からお気軽に!!

(10/26開催のLIVE&体験会)

(12/15開催のLink, Live, Community)

 

・HARDCASETECHNOLOGIESの日本公式代理店、HARDCASETECHNOLOGIES JAPANの運営

世界中のハンドパン奏者が愛してやまない、
イタリア発のハンドパン専用ハードケースを、
日本のハンドパン愛好家の方々が現地から購入するのと変わらない価格で、
スムーズで分かりやすい購入方法で行えるように。

そんなことを考えながら運営しています。

HARDCASETECHNOLOGIES JAPAN 公式HP

 

その他にも細かいことは色々とあるんだけど、
大まかにはこんな感じです!!

基本的には本当に毎日ハンドパンのことを好きで考えているんです。

長かったね。笑

ここまで辿り着いた方々、ありがとう。
ここまで辿り着けなかった大勢の人たちは、この文章も読めないけど、ありがとう。

 

これからも、不定形無所属の僕をよろしくお願いします。

 

“響き”MV完成しました。

今回はミュージックビデオが完成したのでお知らせです!!

2019/6/19に発売開始(現在予約受付中)の藤原和夫フルアルバム”MISSION”にハンドパンで楽曲提供をしました!!
タイトルは「響き」。
本当に素敵な曲になりました。
日本語ラップ×ハンドパンから成り立つ、優しさと日常と余白を楽しんでもらえると嬉しいです。

「このアルバム欲しい!!!」って思ってくれた方、販売方法まで素敵なので是非藤原和夫のFacebookページより問い合わせて下さい!!

和夫さんと初めて出会ったのは2年ぐらい前かなー。
大阪・福島にあるEARTH DIVER Cafe&Diningだった。
彼はバーカウンターの向こう側、僕はお客さん。
お互い自己紹介をした後の一言目、「じゃあさSHUくん、おれめっちゃおもろいメンバー集めてMIX CULTURE GARAGEってバンド始めようと思ってるから入らへん!?」と言われた。なぜか僕は「はい。」と即答した。

お互い誰でも良かった訳じゃないのに、とんでもないスピードで繋がった人だった。
その後、彼を知れば知るほどその魅力は深まるばかり。

よく通る声、優しくて面白くて、信念がある。
人を惹きつけて巻き込む才能。
・・・これ以上言うと、恋になるからやめておこう。笑

 

それにしても、この曲のリリックは本当に好きだな。
和夫さんの優しさと不満や苛立ち、全てを飲み込む懐が垣間見れる上に、多くの現代人が共感出来る内容だと思います。

ハンドパンがこういう風に色んなところに飛んでいって、当たり前みたいに楽器としてそこに存在する。
そんな未来を僕なりに提示出来れば嬉しいです。

ということで、藤原和夫の”MISSION”より「響き」のリリックをここでご紹介ー!!
是非リリックを見ながら楽しんで下さい!!

 

“ソロアルバム『MISSON』より 「響き」
Lyric by 藤原和夫 (MIX CULTURE GARAGE)
Track by SHU (MIX CULTURE GARAGE)

始まった今日の目的のない1日
なんとなく入れるスマホのスイッチ
朝一って言葉は好きにはなれない
みんな違うそれぞれのリズムが営み

何食うかってことでまずは問一
シャカシャカって音と香りで飲みたい
大村で飲んだ山奥のコーヒー
500円を描くように一手間が命

人との距離感が無防備に近い
固い絆とかって言葉が薄っぺらい
と思うくらいに太く強く心地よい
自然との距離感は存在すらしていない

コンクリートに固められた思考と行動の違い
起こってもいないことを何故か常に疑い
不安で見失いたくない自然体
目に見えない音と香りを信じて生きたい

響き渡るこの音が 響き渡る森の中
響き渡るこの声が 響き渡る空の下
響き渡るこの音が 響き渡る土の中
響き渡るこの声が 気づき僕は夢の中

人って面白いよなと人々は語る
いや僕今面白くないです
交通量と人超える首を狩る情報量
本音と建て前の割合となる円周率

隠し続けることに限界を感じる
めんどくさいと捉えるか遊びに変えれる
無駄だと捉えるか余白を楽しむ
どっちに転ぶかで変えていく選択

くっきりと残る緑と人生が重なる
繋がることを拒むと違和感が生まれる
曲線を描くべく運命に刃向かう
できたら感動という言葉に感動を覚える

チクタク作られた時間にその身を委ねる
揺れる揺れる揺れる揺れる
揺れるという全ての現象へ繋がる
そうか世界は揺れの元に作られています”

 

3月のライブ情報、僕なりの視点から。(大阪編)

3月になりました。

狙いすましたような春一番が吹き荒れた後、衣替えが決まっている学校のように3/1から綺麗に花粉がキラキラと舞い始め、くしゃみと目のかゆみに悩まされています。笑

そんな3月ですが、ありがたいことに多くの場所でライブをさせてもらいます!!

きっとみなさんどれに来ようか(全部来たらいいけど笑)迷っていると思うので、僕なりに一つずつ説明をして行きますね!!

 

一つ目は3/11(日)。

この日のイベントは、”つむぐ。「3.11 何が紡がれ、何を紡いでゆくのか」”。

このイベントについての説明はとても一言では言えません。

下記のリンクより、今回のイベントプロデューサー烈くんの気持ちを読んで下さい。

イベント詳細はこちら

3/11、今から7年前に”東日本大震災”という大きな地震があって、同時に原子力発電所の在り方を再度僕たちに問いかけることになりました。

僕自身、DAMをしていた時にはバンドメンバーと一緒に毎年チャリティーイベントを開催したり、現地に何度も足を運んでいます。

 

いつかは歴史の教科書に載る、この天災あるいは人災を、たった数年で今生きている人たちの”歴史”にはしたくないな、というのが僕の本音。

やり切れない気持ちを精一杯受け止めて、引きずって、笑顔で強く生きている人たちのことも歴史になるのはまだ早い。

去年は、バンドを抜けてから1人のお客さんとして今まで僕らが行なっていたイベントに足を運んだ。

今年は、こんな素晴らしいイベントに関われる。

 

イベントの内容は、ライブであったり、”さをり織り”の体験ワークショップ、遺書を書いたり遺影を取ってもらったりと盛りだくさんですが、僕が何よりも美しいと思ったのは、”チケットの購入方法”。

“恩送りチケット”と名付けられた今回のチケットは、”誰かのために買う”ことしか出来なくて、”自分で行くために”自分で購入出来ない(詳しくはイベントページをご覧下さい)。

 

人の優しさを信じたチケットの売り方。

そして、”紡ぐ”、というさをり織りや今回のイベント趣旨に完全にマッチしたチケットの売り方。

 

このイベントは、白川烈という人がメインプロデューサーではありますが、いわばEARTH DIVER Cafe&Diningとさをり会館の共催イベント。

あらゆる所に可能性が転がっていることを、決してサボらず、見逃さず。

そんなこのお店の姿勢がすごく好きだし、尊敬しています。

さをり会館及びNPO法人さをりひろばについてはこちら

 

考えがあってもいいし、なくてもいい。

ただ、来てくれたらすごく嬉しいです。

 

 

そしてお次は3/17(土)&18(日)に、”いけおん”に参加させてもらいます!!

過去に2回?3回?出演させてもらったイベントですが、今回は初の2DAYS両日参加!!

2日間で5回ライブをさせてもらいます。笑

3/17(土)
16:00~ Marc de Iguchido
18:00~ Cafe yooi
3/18(日)
12:00~ GANESH
15:00~ スパイス工房
18:00~ 池田屋ハナレ

池田にあるカフェの音楽好き店長が主催するこのフェスは、阪急電車池田駅・石橋駅付近のご飯屋さん・カフェ・イベントスペースから銭湯・保険代理店まで巻き込んだお祭り!!笑

池田や石橋の知らなかったお店を発見したり、100組近いアーティストを見たりと、目移りがすごいイベントです!!笑

パス代わりの缶バッチは、いけおん公式HPからでも、僕からでも購入出来ますので、是非みなさんお越しくださいね!!

僕はライブ回数が多いので割と体力勝負なところもありますが、僕なりのペースで精一杯楽しみたいです!!笑

 

たくさんの人と話をすることが出来て、たくさんの人にハンドパンを聞いてもらって、CDを手にとってもらえたらとても嬉しいです。

 

当日お会いする、まだ見ぬ誰か。

お手柔らかに、本気で、よろしくお願いします!!

Facebookイベントページはこちら

いけおん公式HPはこちら

 

どちらもチケットの購入などに関しては、僕までお気軽にー!!

 

と言うわけで、お次は北海道編!!

3月のライブ情報、僕なりの視点から。(北海道編)

きみから世界へ、あなたから僕へ。

本当に時間が経つのって早いですね。笑

僕は普段からあまり”数字に囚われたくない”と思っているので、なるべく時間とか日にちとかを気にしないようにしているのですが、それは結局”気にしないように意識している”ことなので、人一倍数字に縛られて生活しているような気がします。

見たくないものに限って目がそっちを向いてしまうあの現象ですね。笑

 

 

この間、僕の”strange present”というPVに出演している友人MISA_NIPPONが、大阪の御幣島にあるよだもちという和菓子屋さんで写真展を開いていたので見に行ってきました!!

(今日は写真も多いつもりだからあんまり大きな声で宣伝しないけど、”strange present”というPVすごく良いのでまだ見たことがない人は見てみて下さい・・・。笑)

誘ってもらったときに『和菓子屋さんで写真展!?』って思ったのですが、よだもちという和菓子屋さんはすごくおシャレで、あんまり大きくはないんだけど可愛くまとまっている素敵なお店でした。

お餅もすっごく美味しかったです!!店内でも食べれるようになっていて器まで可愛い!!

あ、これ別に頼まれて宣伝してるわけじゃないよ?笑

許可は取ったけど、僕が勝手によだもちさんの話をしています。笑

 

そして、肝心のMISA_NIPPONの写真展は、とーーてーーもーー良かったです。彼女の写真は何度も見たことがあるのですが、こういった写真展として彼女が自分で選別したものだけがピシッと飾られている状態で見るのは初めてだったので、勝手に少し緊張しました。笑

僕の周りに、写真を撮る友達ってあんまりいなくて(ライブカメラマンとかならいるし、ネットを開けば綺麗で”独特な”写真なんていくらでも出てくる時代だけど)、好きな写真家なんてロベール・ドアノーとウィリアム・クラインぐらいなんだけど、彼女の写真はすごく好きです。

もちろん感想や思うことは人それぞれだけど、彼女の写真は、すごく”人への愛がある”ように感じます。

何気ない風景の写真なら、その風景の中に人の暖かさの残滓を僕は感じるし、人を撮っているなら、彼女の感性を通した”その人の一番美しいところ”がよく出ているように感じます。

本当に勝手なことを言いますが、『うまくせかいとなじめない彼女が、自分なりにせかいへ愛を表現している』ような写真が多くてすごく好きです。

 

あ、ちなみに光が反射して見にくいけど僕の写真もありました。笑

 

一通り見終わった後は、僕とMISA_NIPPONと、またまた僕の”life, like this.”というPVで即興でピアニカを演奏してくれたYATANI UMECOの三人で、お店の前で撮影会をしたりして遊びました。笑

(あんまり大きな声では言わないけど、”life, like this.”はこれ。ハンドパンと歌とグラスとピアニカ。酔っ払ってるけど楽しそうだよ。笑)

 

そして写真展の翌日は、ザ・クロマニヨンズを見にBIG CATへ!!!

僕は、一つのアルバムをのぞいてクロマニヨンズの全アルバムのリリースツアーに行っているんだけど、ヒロトはいつもMCではフザけたことしか言わないのに昨日は『長くやっても、短くやっても楽しかったら(ライブは)一瞬で終わっちゃうんだよ。でも”つまんねーな”って思われるよりいいよね。人生みたいなもんだよね。長く生きても、短く生きても、楽しかったら一瞬なんだよ。』って言っていて、カッコ良過ぎて倒れるかと思いました。

 

 

 

 

あ、話し過ぎた・・・。笑

最後まで読んでくれた人、あわよくばPVを観てくれた人、いつも応援してくれている人、ありがとうございます。

今一度、もう一度、何度でも言います。

さて、今日から11月ですね!!

毎年毎年「あっという間だな〜」なんて思っていますが、今年も相変わらずでした。というより、段々早くなっていますね。確実に。笑

でもあと2ヶ月あるし、来年になった瞬間何かが起こる訳でもないので、特にこれといって問題はないんですけどね。笑

 

まぁそんなことはどうでもいいんですが、先月は僕がサポートドラムをしているバンド、BiSKETの10th Anniverssary ONE MAN SHOW!!ということで、現在大阪にいるBiSKETのサポートドラマー3人が入れ替わりながらワンマンライブをするという、誰も見たことのない形のライブに出演してきました。笑

もう終わった話なので詳しく言う必要もないのですが、場所は大阪アメ村のCLAPPER。僕がDAMというバンドをやっていたときに一番お世話になっていたライブハウスで、今でもしょっちゅう遊びに行く、本当に僕にとっては居心地が良くて友達がたくさんいるところです。

ちなみにBiSKETはこんなバンド!!(いや、そういう訳でもないので気になった人は自分でYouTubeで調べて下さい。)

他にも、10月はたくさんの人に会いに、たくさんのバンドを見にライブハウスに行きました。

 

僕は、やっぱりもちろんライブハウスという空間が大好きです。

そんなこと当たり前過ぎるんだけど、ちゃんと言わないとダメなときもあるんです。

 

例えば、僕はゴルフをやったことも、真剣に見たこともありません。でも、もしむちゃくちゃゴルフが好きな友人が「絶対面白いから今度一緒に行こうっ!!」って言ってくれたら僕は絶対行きます。

それと同じように、「ライブハウスって、生の音楽が流れてる場所って、めちゃくちゃ素敵だから一緒に行こっ!!」って友達を誘いたいんです。

でも、何回言っても来てくれない友達もいるし、後は何回もライブハウスで会う友達しかいないんです。

 

だから僕は新しい”友達”を作りに、”ハンドパン”という楽器を持って”ストリート”、路上でライブをすることにしました。

「音楽はテレビでMステ見るぐらい」「今は全然聴かない」色んな人がいます。

でも、”生で聴こえる音楽”は、耳から聞こえる音だけじゃなくて、指先や表情から溢れる感情とか、熱気とか、頭で考えるより先に皮ふで感じて反応しちゃう要素がたくさんあるんです。

 

音楽とかライブハウスとかが大好きな僕から、まだ行ったことや生で聞いたことがないあなたに伝えるために、僕はストリートライブを中心とすることにしました。

色んな人がいていいんです。音楽に一生興味を持たないまま、他に何か好きなことに熱中する人も、僕のやることが気にくわない人も、僕に優しくしてくれる人も。音楽だって、数え切れないジャンルと楽器と奏法と編成とバックボーンがあるんだから。

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑧】

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑦】はコチラ!!

「ハンドパンの魅力って?」

はい!!今日お話するのは、『僕が感じた僕の話』であって、今までのこの企画内容のように、歴史的背景や知識の伝授のようなものは何も関係ないけど、かなり伝えたいことです。

最後まで読んでくれることをとても強く願っています。

 

僕は音楽がずっと好きで、子供のことからピアノを習っていて(当時はピアノ教室に通うのは嫌だったけど笑)、中学校で吹奏楽部に入りパーカッションを担当し、高校生になる少し前からバンドを始めてそれ以来ずっとライブハウスに出演したり、友達のバンドを見に行っていました。今でもライブハウスに遊びに行くのは大好きです。でも、そこには自分たちも含めてカッコいいバンドがたくさんいるのに、お客さんの数はいつまでも限られているという状況がすごく悲しかった。

それからは、「ここでこんなに命を燃やしてすごい熱量を出しているカッコいい人たちがむちゃくちゃいる。全員Mステに出ないといけないとまでは言わないけど、ライブハウスがもっとみんなにとって気軽で、当たり前な場所であって欲しい。」と強く感じるようになりました。

そしてそれと同時に、ライブハウスで演奏をしている人が、たまに「みんなもっとライブハウス来ようぜ!」とMCで言うのを聞くと強く疑問を感じるようになりました。

もちろん、言っている内容は彼らなりに多くの人に見てもらいたいという意識の表れだけど、ライブハウスで言ってもあんまり意味がないような気がしたのです。「いや、この人たちはもう来てるじゃん」って思っていました。

その頃から、僕はまず「自分が」外に出てストリートライブをすることによって、「生の音楽」の魅力を多くの人に分かってもらいたいという気持ちが出てきました。

でも僕はドラマーで、打楽器奏者で、残念ながらメロディーを生み出せる楽器や素晴らしい歌声は持っていません。もちろんぼくは「リズム」というものが大好きだし、そこに大きな宇宙を感じるけれど、それだけじゃ実際に人を惹きつけるのは難しいと考え、悩んでいました。

 

 

そんなとき、Youtubeでたまたま見つけたのが「ハンドパン」だったんです!!その姿を見て、その音色を聞いたときに僕は「これだっっっ!!!!!」と思いました!!「これこそ僕がやるべき楽器だ!!」と。その楽器は、【持ち運びが容易に出来て】、【電源を必要とせず】、【打楽器のように”叩く”というアプローチでリズムとメロディーを同時に鳴らせる】から、【一人で動くことが出来る】!!

まさに今僕が必要としている、僕のための楽器だと本気で信じました。

聞いてるだけでホレボレするような【幻想的でコズミック】な素晴らしい音色だけど、実際に自分で持って演奏してみて分かったのは、演奏している方が【もっと世界に入り込める】ということでした。

だからこそ僕は、自分がプレイヤーでありながら、「みんなもハンドパンをやればいいのに!!」と強く思いました。

これはPANArt社のドキュメンタリー映像の中に出ていたアーティストの人が話していたのですが、ハンドパンは、【ピアノやトランペットのように難しくなく、叩けば誰でも音が出る】のです!もちろんピアノだって鍵盤を叩けば音が出ますが、ハンドパンは音数がそれに比べると圧倒的に少ないので、逆にいえば【とっつきやすい】と思います。

さらに、これは僕が色んな人の動画を見たり、色んなハンドパン奏者と会ったり、ストリートで声をかけてもらった人に叩いてみてもらったりしたときに強く感じたのですが、同じハンドパンを使っても、【叩く人によって全く違うものが生まれる】んです!!

どういうことかと言うと、使う指の部位もそうだし、ハンドパンを叩く箇所ももちろん関係してくるのですが、それ以上に「この人がどんな音楽を聴いてきたか」「音楽を知る上でこの人にとっては何が大事なのか」という所から「柔らかくて優しい指をしている人が出せる音だな」とか「力仕事でものを強く握ることが多い人の指だから鳴らせる音だ」というところまで、本当に【音色が千差万別】ですごく面白いんです!!

だから僕はこの楽器を持ってストリートライブをすることに誇りと喜びを感じているし、たくさんの人がこの楽器を演奏すればいいと思います。

楽器経験の有無は、この楽器を楽しむ上で優劣はありません。
今まで楽器をやってこなかったけど「ハンドパンならやってみたい」と思い、始める人もたくさんいます。

 

そしてこれも僕が信じていること。それは【ハンドパンという楽器はこれからの時代を担う、今は新しいけどそのうちスタンダードになる楽器】だということ。かつてクラシックが主流でピアノという楽器が(作曲においては特に)音楽の中心にあったように、ロックという音楽が出てきたときにエレキギターがスターであるように、これからの時代のスタンダードとなる音楽の真ん中にハンドパンはあると思います。

 

僕から伝えることが出来るハンドパンの魅力はこれぐらいですが、きっとハンドパン演奏をしている人たちそれぞれによって、思いも様々だと思います。

そしてきっと、あなたがハンドパンを見て感じたことや、ハンドパンを触って感じることも様々だと思います。

もちろん、楽器はハンドパンだけじゃないし、表現方法は音楽だけじゃありません。

現に僕は、映画も小説もマンガも詩も美術も大好きです。

あるいは『芸術』というカテゴリーですらなくてもいいと思います。

それでも、僕が一番好きで、自分が出来ることは『音楽』で、その中で僕が人に薦めることが出来る楽器が『ハンドパン』です。

どうぞみなさん、ハンドパンを『あなたが』演奏する未来を、少しだけ想像してみて下さい。

そして、僕のことを少しだけ応援してくれたら、僕はとても嬉しいです。

最後まで見てくれてありがとうございました。これが、僕が伝えることの出来る『ハンドパンの魅力』です。

 

写真は、今年の4/22に出演したイベントの際に©︎2017 MORIPHOTOに撮って頂いたものです。

ハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)”

呼吸のように

もう先々週ぐらいの話になりますが、タイミングが重なって、一週間ずっと色んな人のライブを見に行っていた週がありました。

先輩のバンド、先輩のギターボーカルとシンセサイザーによるユニット、友達のバンド、ピアニストとして世界を股にかける高校時代の友人の室内楽、友達のバンドの解散ライブ、そして母校の中学校の定期演奏会を見てきました!!

これが全部一週間のうちにあったなんて信じられないぐらい濃かったです!笑

 

僕がバンドをやっていたときから5年ほどずっと先輩として共にいてくれて、数え切れないぐらい一緒にステージに立った、メンバーやスタイルが変わってもずっとやり続けてるカッコいいバンド。

元々はバンドをしていたけど、今はギターボーカルとシンセサイザーのユニットとして、新しくてカッコいい、音楽のみに留まらないカルチャーを作ろうと目論んでいる人たち。

「バンドとして売れる」ことを真剣に考えて、でも自分たちの芯はブラさずに、「売れる」ということをポジティブに捉えてそこに向かって全力をかけるバンド。

高校生の時からピアニストとして活躍していて、今も海外の音楽学校で勉強をしながら世界中、日本中のコンサートホールで演奏をしている同級生。

小塩ピアノリサイタル

高校のときに初めて出会ったむちゃくちゃ気が合う、というより初めて見つけた僕と同じぐらいブルーハーツに人生をむちゃくちゃにされた友達が所属していたバンドの解散ライブ。

地元の中学校はそもそも生徒数が激減していて、必然的に吹奏楽部の部員も減り、ビッグバンドというよりは「規模の大きなアンサンブル」ぐらいになってしまっていたけど、顧問の先生は相変わらずで、本当に頭が上がらない。そんな、かつての僕が所属した吹奏楽部。

吉中定演2

彼らのうちの何人かが、今の僕の歳になっても本気で音楽と向き合ってくれていたら、それはなんて素晴らしいことだろう。僕の同期だった友達は、今も音楽をやっているのか、今も音楽は好きなのかな?僕にあのバンドを教えてくれたあいつは?あのロックの魅力について中学生のときに夜遅くまで話したあいつは?

 

僕にとって、あの頃からずっと世界を回しているのは『芸術』だった。政治だと言う人も、お金だと言う人も、ご飯だと言う人も、スノボーだと言う人も、サッカーだと言う人も、宗教だと言う人もいるだろう。

みんな、変わっていく。それはいいよ。僕も、変わっていってるんだろう。そんなことよりも、みんな、どうしてる?

 

“今まで出会えたすべての人々にもう一度いつか会えたらどんなに素敵なことだろう”

 

みんな、変わっていく。だけど、「ここにずっといるよ。」って言ってくれる人や景色があるのは幸せなことだ。中学校の4階、音楽室前の廊下から見える景色。

吉中音楽室前廊下からの景色

そんな、どうしたってセンチメンタルになっちゃうお話。笑

あ、それと僕の第2弾PV”train window”発表されましてので、見てください!!笑

 

『無題』という題。

あの時僕は14歳だった。僕が当時、そして今も抱いてる、漠然とした『世界』あるいは『社会』に対して感じていた、漠然とした『違和感』あるいは『拒否反応』。全部を壊してくれた。全部を受け止めてくれた。僕が今の僕を説明するにあたって絶対に必要な音楽に出会った。

1年後、『世界』あるいは『社会』に対する『違和感』あるいは『拒否反応』を体現することが出来るようになった。自分の人生を賭けて巨大なそれに立ち向かう機会を与えてもらった。

10年間、それが全てで、僕を説明する1番大きなものであり続けた。

26分の10。『自我』とか『将来』とかを考えだした年齢を差し引けば、それはほとんど『僕自身』だった。

僕らの活動は、例えるなら君たちは高校生で、学校に行くたびにクラスメイトと文化祭の準備をして、1週間に一度は本番が来るようなものだ。10年間来る日も来る日も、文化祭の準備、準備、準備、本番、準備、準備、本番、本番………。「1年に1度の、本気にならなくてもいいのに本気になる真剣な遊び」。それが10年間毎週続く。

最高の本番も最低の本番も、最高の準備も最低の準備も数えきれないぐらい。

 

でもこれは例え。もちろん僕らは『クラスメイト』ではなかった。でも、

『友達』と呼ぶには節操がなく、

『恋人』と呼ぶには恋愛感情がなく、

『家族』と呼ぶには親近感がなく、

『旧友』と呼ぶには安心感がなく、

『仲間』と呼ぶには最終到達点がなく、

『親友』と呼ぶには互いを許せる心がなかった。

それはもう、1つの言い方でしか表せない関係だった。

自分がいつか死ぬことは分かっているつもりのくせに、それに終わりが来る事は分かっていなかった。

騙したことも怒ったことも尊敬したことも認めたことも認めれなかったことも隠したこともあった。僕がこうだと言えば一方はああだと言う。”I say yes. You say no.”が日常だった。

あそこに行ったことも、あそこに行ったことも、「旅行」や「遊び」ではなかったけど、「仕事」でもなかった。でも、その中のどの枠組みで行くよりも楽しかったと断言出来る。

 

互いのことは、言葉で交わすよりもずっと多くの事を分かっていた。10年間、会う度に相手の心と気持ちが向かいたがっている方向を探し合っていたんだから。だから疎かになっていた部分もあるんだろうけど、そこに後悔はなかった。

 

僕がこんな事を書くのは、思うのはおかしいのかな。でも、自分で選んだ結果だとしても、『寂しさ』ぐらい感じさせてくれよ。そして、君は整理がついているのか分からないけれど、お礼ぐらい言わせて欲しい。

今まで、本当にありがとう。君と『バンドメンバー』で僕は本当に誇らしかった。幸せだった。一生の自慢だ。

そして君は、間違いなく世界一のボーカリストだ。10年間一番近くで聴き続けた僕の確信。

この先、僕たちはどうなるんだろう。どういう関係なんだろう。何て呼ばれるんだろう。なんて枠組みの関係になるんだろう。そんな、どうでもいいことが少しだけ頭をよぎった。

IMG_0415

言葉にならないぐちゃぐちゃを、とりあえず「ありがとう」という言葉で

またまたバンドの話になってしまいますが、そのことも含めて色々お話を!

昨日は僕がやっているバンド、DAMの初ライブから丁度10年目をお祝いするワンマンライブを行いました!大阪はアメ村にあるCLAPPERというライブハウスで、メンバー全員ステージではなくフロアでライブをして、お客さんは360度好きな位置から見ることが出来るという楽しいものでした!

今までもたくさんの人が僕たちを助けてくれたことは以前のブログに書きましたが、(まだ読んでない方は『10年』を見てください!)昨日について言えば、いつも僕らのわがままを最大限に理解して協力してくれるCLAPPERという最高のライブハウスと店長福さんを始めとするスタッフの方々、10周年ワンマンに合わせてコラボデザインTシャツを作ってくれたRIP DESIGN WORXXというイカしたファッションブランドのなおやさん、ジャケット型パッチを作ってくれたガナリヤ、サイレントニクスのたいちゃん、フライヤーをデザインしてくれた加藤、レコーディングをしてくれたSTUDIO COOPERの永田さん、もちろん来てくれた皆さん、来れないのを悔やんでメッセージやSNS上に書いてくれた人たち、えっと、あと誰か忘れてないかな。こうやって具体的に書くと誰か忘れてると失礼だから緊張するよね。笑 ありがとうございました!!

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ハンドパンという楽器を手に入れて、ゴミドラムと共にストリートパフォーマンスを始めたとき、僕は自身のバンド活動とは全く別物にしようと最初思っていました。なぜなら、とても過激で失礼な言い方をすればこの活動は僕にとって「ライブハウスとの決別」だったからです。音楽って楽しいし、生の音楽はとても魅力的なのに、ライブハウスという場所はある意味では「人を選んでる」から。だから僕は一人で街中に飛び出すことにした。でも、昨日来てくれた人の中には、ストリートを通じて友達になって来てくれた人もたくさんいたし、逆にずっと僕のバンドを好きでいてくれてる人が「そういえばストリートはいつどこでやってるんですか?見に行きたいです!」って言ってくれる人もいました。だから、これはみんなが僕に気付かせてくれたことだけど、どっちもしっかり活動をして、ハンドパンやゴミドラムをストリートで一人で演奏する僕も、バンドでライブハウスのステージに立つ僕もしっちゃかめっちゃかにして色んな人や感情や場所がクロスしていって、ウネウネとモヤモヤと言葉にならないうねりや歪みが出来て、一つのムーブメントになればいいなと思います。

あ〜、なんかまだ上手く言葉に出来ないな〜。ありがとうだけじゃ伝わらない思いがたくさんあるんだよ!でも、言葉に出来ないっていいよね。だから僕は直接人に会って、目を見て話をして、握手をして、ハグをして、色んな仕草をつぶさに見ることが好きだ。

とりあえず、SNSからの拾いもんの写真を何枚か!昨日はカメラマンも入っていたので、別の形で多分すごい写真をまた今度あげます!まだまだ、バンドもライブハウスもハンドパンもゴミドラムもストリートパフォーマンスも続くぜ!!そんな気分!笑

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昨日は終わってから先輩の家にお泊まりさせて頂いて爆睡しましたとさ。笑

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