華奢な大人、水は跳ねる、見えない影、時として。

次回のライブは明後日!!

7/9(日)に、大阪のオフィス三鐘というところでハンドパンの演奏をします!

ここは、僕と”Que Sera Sera”というハンドパンユニットをしているAkihoさんがヨガとヘナを使ったトリートメントサロンをしている場所で、関東から横笛吹きのソウマヒカリさんを招いて三人で”即興演奏”をします!

 

“即興演奏”というと、あまり馴染みがなかったり、人によっては「適当にやってるだけじゃないの?」なんて思う人もいるかもしれませんが、とんでもありません。

その時の、空気と、人の感情をリアルにその場に応じて音に反映させていく、いわば一番”生々しい”音楽だと僕は思います。

一瞬の気も抜けない、次に何が飛び出してくるのか、誰も分からない。それはまるで僕らの日常でありながら、ファンタジーのような演奏会です。

是非、この機会に”即興音楽”というものを生で感じてみて下さい!!

ソウマヒカリさんは、”毎月満月の日にライブを行う”活動を行なっていて、今回は大阪で初めてこの『満月ライブ』をするみたいです!!

詳細は、こちらのFacebookイベントページからご覧下さい!

ご予約やご質問は、このブログのコメント、facebookコメント、メッセージなどで僕に直接言って下さい!皆様の暖かくて気軽なご参加をお待ちしております。

 

 

気が付けば今日は七夕で、気が付けば僕の視線の先に蝉の抜け殻が落ちていた。

本当に「気が付けば」だ。僕の今住んでいるところでは、蝉の抜け殻をあんまり見ることが出来なくて、季節に鈍感になってしまう。大好きな夏は、「気が付けば」僕の所にも来ていた。

でも、ここで見つけた蝉の抜け殻はまるで作り物みたいだ。だって、抜け殻だけがあって蝉の鳴き声が聞こえないなんて、抜け殻が抜け殻として生まれて抜け殻として死んでいったようにしか見えない。僕の知っている一連の流れではない。

 

『死んでいく』と言えば、僕は自分が苦手だと思っている言葉があって、それを言えないのは僕の”弱点”だと自覚しています。

 

ぼくは「ばいばい」って言えない。

 

人と会うのは好きだし、誰と会って喋っても大体いつも楽しいと思う。でも、お別れのときに僕は「ばいばい」って言えなくて、いつも「またね」って言ってしまう。

「ばいばい」って気軽に言ってくれる友達のことを、僕は尊敬する。

 

小学生のとき、放課後に友達と公園で遊んだ後は「ばいばい」って言えたんだ。多分、明日も学校で顔を見て喋るであろうことが分かっていたから言えたんだ。中学生のときも、高校生のときも言えた。大学生になりだしたぐらいから、おそらく、言えなくなった。

次、いつ会えるか分からない人が増えた。だから「またね」って言うようにしていたら、「ばいばい」が言えなくなった。まるで僕にとってその言葉は死んだ人にのみ掛ける言葉であるみたいだ。

もう、会えなくていい人なんて僕にはいなくて、たくさんの新しい人たちと出会いながら、今まで出会った人たちともいつまでも繋がっていたい。そんな僕の弱さが生み出した「またね」、と「ばいばい」の違い。

 

でも、今はこれでいい。

だから、みんな、またね。7/9に会おうね。笑