刺激にまつわるエトセトラ

関東の人たちは寒さと積雪で盛り上がってますね。大阪は雪も降らずにただただ極寒の日々が続いております。

以上、僕のとても限定されたお天気情報でした。笑

 

最近はストリートライブをしたり家にこもって曲作りをしているのですが(素晴らしい日常です)、今日はイベントに行ったお話。

 

1/21(日)に知り合いのダンサーが出演する”with Dance”というイベントへ行ってきました!!

コンテンポラリーダンス×即興音楽のイベントで、「ハンドパン持って来たら喜ばれるよ!」って聞いたので「??」と思いながらノコノコ背負って行くと、結果的に参加させてもらえました。笑

出演者のミュージシャン5人に混ざって演奏したり、僕のようなお客さんとして来ていた人たちだけで演奏したり……。笑

さらにその演奏を聴いたり聴かなかったりする中で、ダンサーの方達が即興で身体を使って表現をする。

あんなに大勢の表現者と一緒に演ったことがなかったので、難しかったけどその分たくさん学ばせてもらいました!!

 

僕の出演も楽しかったですが、観ているだけでも刺激が強すぎた……!!(エッチな意味ではないです。笑)

音楽の方は、一応長いこと携わってきた表現なので流れや感情の行き来の仕方が理解出来るのですが(「僕にも出来る」って意味じゃないですよ笑)、ダンサーさんの動きはサッパリ読めません。笑

それでも、「即興で意味を作って」いく人たちと、それを「即興で理解して」いく作業はめちゃくちゃ楽しかったです!!

 

 

グループで即興表現をするときは、”キッカケ”となる人と動きと音があって、それに誰かが乗っかったりワザと外したりしていくのですが、それは表現者にとっては緊張を伴いながらも非常にワクワクする”冒険”です。

でも、それを表現者達だけで共有するものであってはいけなくて、観客にも何かしらの意図を伝えないといけない。芸術として表現をしないといけない。

 

だから、意識の向け方が本当にすごい。

 

まずは、もちろん自分に集中する。

そして、周りの表現者とあらゆる意味で同調する。

最後に、それをカタチとして観客に差し出す。

 

これらを常に音を出しながら、体を動かしながら、同時的に、いとも優雅にやってのけるんだから大変だ。しかも「大変そう」と思わせてしまっては、ダサい。笑

 

作られた表現とは全く違うオモシロサがそこにはあります。

“その場限りの表現”で言えば作られた表現よりも可能性は大きくあるかもしれないですが、その分観客に委ねる部分も多い。

 

……めちゃくちゃ面白いな、それ。笑

全員参加型、観客もビンビンじゃないと成り立たない(エッチな意味ではないです笑)。

 

これって僕がストリートライブをやる意味に似ている。

「ライブハウスではない路上でやることによって、そこで生の音楽を聴くつもりではなかった人の耳に届ける。そこでどういう反応をするかはその人次第。」

これにすごく似ている。

うん、大人数でやる即興ってめちゃくちゃ面白い。笑

 

ということで、一人であるいは少人数でのインプロセッションはしたことがあったけど、人数が増えたり違う表現方法をする人たちと一緒に演って、もう一つ新しいものを掴むことが出来ました!!

 

まだまだ、僕にも可能性はたくさんあるね。

本当はもう一個話したかったけど、長くなったからこの話だけ!!笑

ハンドパンに関する新プロジェクト始まります!!

さてさて、年末からあたためていた新しい活動スタイルがようやく形になってきたので発表します。

これはね、めちゃくちゃ画期的でオモシロイよ。

 

2/11~18の11:00~24:00で、大阪・福島にあるダイニングカフェ&バー “EARTH DIVER Cafe&Dining”という素晴らしいご飯屋さんの2Fスペースを使って、僕と複数台のハンドパンがいます!!

 

つまりどういうことかと言うと・・・

 

とても小さなスペースでゆっくりとお酒やコーヒーを飲みながら「ハンドパン生演奏を聴く」も良し、「ハンドパンに興味があるから触ってみたい」も良し、「購入を真剣に検討している」も良し、「ハンドパンの悩み相談」も良し、「演奏方法を知りたい」も良し、「自分のハンドパンを持ってきてセッションして遊ぶ」も良し、というサイコーーーーー過ぎる空間を提供します。

「ちょっと昼寝したいから気持ち良いハンドパンの音を聴かせてよ」なんて人がきたらオモシロイですね。笑

EARTH DIVER Cafe&DiningのHPはこちら!!

 

し・か・も、2/11~18の間のどこで来てくれても大丈夫です!!

あなたの気が向いた時が、ベストタイミング。

 

この一週間が限定ではなく、(おそらく)毎月のうちどこか一週間をこのようなスタイルでやらせてもらう予定です!!

現役バリバリのハンドパン奏者と言っても差し支えのない(笑)僕と、産地もスケールも違うハンドパンが所狭しと並ぶ場所で、ゆったりとハンドパンの話やセッションなどを心ゆくまでしましょう。

 

それから、こちらのEARTH DIVER Cafe&Diningで2/12と2/17にハンドパンのソロライブもやらせてもらいます!!

両日とも14:00~と19:00~の2回公演なので、4回チャンスがあります。

もちろん何回見てくれてもいいですよ!!笑

 

この日は僕のHandpan 1st mini album “Add Some Handpan To Your Day”の発売記念も含めたリリースパーティーになっていますので、是非みなさんライブで生のハンドパンを体感して、CDをゲットしてくれると嬉しいです。

詳細など気になる方は下記のイベントページよりチェックしてみて下さいね。(「興味あり」とか「参加予定」とかのボタンを押してくれたら嬉しいな・・・。笑)

SHU 1st mini album “Add Some Handpan To Your Day “リリース記念スペシャルライブのイベントページはこちら!!

ライブを見た後にハンドパンのことを色々聞いてしても大丈夫ですよ!!

 

【CD情報】

SHU
HANDPAN 1st mini album “Add Some Handpan To Your Day”

1.trasarenu
2.Happy Girl
3.boredom weekend
4.Throut And Remolt(Dedicate to Michael Ende1)
5.I Cannot Speak Any Louder(Dedicate to Michael Ende2)

*曲詩カード入り
¥1,000(税込)

 

という訳で、またまたハンドパンを普及させるためのオモシロイプロジェクトに足を突っ込みました!!笑

 

ライブももちろん来て欲しいし、ゆったりとした時間を過ごすためにも、ハンドパンを持って演奏する人が増えるためにも、たくさんの人が来てくれたら嬉しいな。

これからもよろしくお願いします。

 

EARTH DIVER Cafe&Diningの場所や、ライブなどの詳細はこちらから!!

【これで分かる!!ハンドパンの演奏方法!! ~超初心者向け~】動画作りました!!

今回お話するのは、(いつもとは違って)きっとすごく世の為人の為になる動画を作りましたというお話!!笑

 

以前から、ハンドパンの購入を考えている人や、ハンドパンを置いてもらっている楽器店の方から「始め方が分からなくて購入を躊躇したり、戸惑ったりしている」という話を聞いていたので、”初めてハンドパンに触る人、初めて楽器に触る人”を対象に

【これで分かる!!ハンドパンの演奏方法!! ~超初心者向け~】

という動画を作成しました!!

この動画を観れば、

・どのようにハンドパンをセッティングすれば良いのか

・どのようにハンドパンを叩く(触る)ようにすれば綺麗な音が鳴るのか

がまずは分かると思います。

リズムやメロディーの作り方などではなく、ハンドパンの基礎知識を分かってもらうことに重点を置いて作成しましたので、ハンドパンがすでに叩ける人は観なくてもいいかと思います。笑

 

動画の中でも説明をしていますが、ハンドパンという楽器は生まれてからまだ20年も経っておらず、教則本や教則DVDはありません。

教則動画も海外のもののみだと思います。

 

しかし、”ハンドパンをもっと日本でメジャーな楽器にしたい”という僕の思惑通り(僕一人の力ではありませんが笑)、どんどんその姿と名前の認知は広まってきており、その不思議な音色に魅了される人も、「自分も演奏したい!!」と思っている人も増えています。

そこで、今回ハンドパンと数年間向き合っていく中で得た僕の知識を、超初心者向けに動画として公開することにしました。

 

この中で説明している演奏方法は、”それが大正解””間違いのない唯一無二のもの”ではなく、あくまでも多くのハンドパンプレーヤーを見ていく中で僕が身に付けた、いわゆる”独学”の話です。

しかし、おそらく間違いはないだろうし、きっと分かり易いと思います。

 

なんとか短くまとめようと思ったのですが、結局9分間もの動画になってしまいました。笑

でも、ハンドパンを自分の目の前に置いてこの動画を流せば一緒のペースで鳴らし方のコツを学んでいけると思います。

という訳で、どうぞみなさんお好きなようにお使い下さい。

泣こーが喚こーが笑おーが黙ろーが。

僕が普段ストリートライブをさせてもらっているのは、大阪・梅田のグランフロントからスカイビルに行く途中にある、通称”梅北地下道”です。

1928年以来、約100年間使われてきた地下道ですが、12/19をもってその大部分が閉鎖され新たな地上の道が使われるようになるみたいです。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXLASJB21H4R_R20C17A9LKA000/

 

とりあえずは残った地下道部分を視察してみたいけど、きっとかなり人が凝縮されるからストリートライブは難しいかもな〜なんて考えたり。新しい場所って言ってもどこかあるかな〜なんて考えたり。

あの場所はなくなったし、この場所はなくなるけど、またどこかで新しい場所と出会いがあったり。

あんなに会っていた人に会えなくなったり、色んな人が声をかけてくれたり。

 

「綺麗な音色を聴かせてくれるのはいいけど、風邪引かないようにね。」って言ってくれた人。目が見えない人が音につられて寄ってきてくれた。「いいもん聴かしてくれてありがとう。」って言ってくれた人。拍手してくれる人。話しかけてくれる人。その場は通り過ぎたのに、後でfacebookでコメントをくれた人。「CD出るの楽しみにしてるね。」って言ってくれた人。ハンドパンをペチペチ叩いてめちゃくちゃ笑顔になってくれた子供。「すげーー!!」って思ったままに言ってくれた人。親を引き留めて聴いてくれた子供。

 

たくさんの人が僕に優しくしてくれます。

本当にたくさんの人が僕と接してくれます。

大阪ももうとても寒くて、なんだか頭の中もこんがらがっていて、やっぱり冬がまだ苦手で、冬になると塞ぎ込みそうになる僕だけど。

ハンドパンを演奏している時はすごく集中出来て、心がとても落ち着きます。

ハンドパンを演奏していると、たくさんの人と話をすることが出来て、喜びを感じます。

 

僕は、たくさんの人が利用する道路で、勝手に演奏をしています。

邪魔だと思う人もいると思います。

あと少し、あの場所で演奏させて下さい。

 

 

僕は、君と同じ様に、特別で自由な道を選んでいる。

誰だってそんなはずだ。

自由に程度はないし、加減もないし、良し悪しもない。

誰だってそんなはずだ。

本来ならそうなんだ。

競い合い高め合うことは必要だけど、人生そのものにまで”差”はいらない。

 

僕は特別で自由で思い通りの”当たり前”を生きていて、君は特別で自由で思い通りの”当たり前”を生きている。

それだけの話にしたいんだ。

本当に、全部大したことじゃないし、全部立派なこと。

それだけの話にしたいんだ。

 

悟る気も死ぬ気もない僕。

一人ぼっちで孤独だなんて、周りにたくさんの人がいるから思えることなんだってようやく気付いた。

 

CD発売決定とPVの話!!!

1週間ぶりのブログです!!

もう朝は布団から出るのが億劫になるし、夕方には暗くなるし、かといって本格的な冬でもないから毎日服装に悩むこの頃です。笑

 

さて、この間のブログでかなりサラッとした形での発表になってしまいましたが、(詳しい日はまだ決まってないけど2018年1月目標で)僕自身の初となるCD発売が決まりました!!

徐々に情報を譲渡していくので、上機嫌で常時お待ちください。笑

 

というわけで今回はそのCDに関するお話なのですが、CDの中からとりあえず2曲をPVという形で発表するにあたって、撮影をしていました!!(”とりあえず”と言ったのは、僕の中では全曲映像作品も作りたいと思っているからです。笑)

 

1つの曲は”boredom weekend”という曲で、実はこの曲は6/6に設定されている”楽器の日”にちなんで「ハンドパンをもっと知ってもらおう」と思ったときに作った映像で使用している曲なんですが(下記YouTubeさんしょー!!)、この時点ではまだ半分も発表していません。

なぜなら、この曲には本来ドラムもついていて、ドラムとハンドパンを僕が1人で演奏している曲だからです。

と言うわけで、PVも僕がハンドパンを演奏していたり、ドラムを演奏していたり、はたまた僕と映像を撮ってくれたMISA_NIPPONなりのboredomなweekend映像を使った作品になる予定です。

めちゃくちゃオシャレでカッコいいものになるからめちゃくちゃ期待しておいて下さいね!!笑

 

 

そしてもう1つは”trasarenu”という曲で、これは構想からの期間で言えば1年以上を費やした作品です。

PVは全編紙芝居で、ストーリーを僕が考えて、絵は僕の大好きな尊敬する友人が描いてくれました。

僕の意識としては、”曲”と”曲名”と”ストーリー”と”紙芝居”、全てが揃って1つの作品となっているものなので、本当に是非見て欲しいと思っています!!

こちらもめちゃくちゃ期待して下さい!!

ハードルガンガン上げていきます!!笑

 

 

本当ならもっとやらしい感じで写真とか使ってチラ見せしていきたかったんだけど、撮影に必死すぎて忘れていたので文章多めで説明しました。笑

そんな訳で、僕のCDはもちろん、PVも楽しみに待っていてくれると嬉しいです。

みんなを飽きさせたくないし、僕は楽しみたいし、みんなも少しだけ楽しみがあるって思ってもらえると嬉しいです。

 

絵を描いてくれたきたむらえりも、映像を撮ってくれたMISA_NIPPONも、僕はすごく尊敬していて信頼している友人だから、彼女たちが自慢できるような僕であり、彼女たちが自慢できる映像になってほしいです。

 

 

MISA_NIPPONの愛猫・のりちゃん。めちゃくちゃ可愛いのに僕になつかない。笑

滋賀県旅行記(四日目)

おはようございますということで、滋賀県ストリートライブの旅四日目の朝は近江八幡で目覚めました!!

 

しかし、どんな心変わりか、起きると同時に長浜で再び演奏することを決意。笑

前回のブログで、長浜とは感動的な別れをしたばかりだったのに(そうでもないけど)。笑

じゃあ、もうずっと長浜にいたら良かったのにって感じですよね。笑

もちろん僕もそう思います、結果論としては。まぁ、仕方がないよ。そんなもんだよ。凹みもしないし後悔もしない、むしろちょっと笑えるぐらいだから得したと思おう。

 

そんな訳で、再度近江八幡~長浜へと向かい、すっかりいつもの場所となっている角で演奏の準備。

ここで邪魔にならないよう、最小限に荷物を広げるのにも慣れたものだなんて思いながらストリートライブを30分間ほどしていると、スーツを着た方が近寄ってきて、「すいません。黒壁スクエアの者ですが、近くのお店から苦情が来ました。」と言われました。

長浜でのストリートライブ三日目にして初めての出来事でしたが、二日間、どこかのお店の人は我慢してくれていたんだろうか、申し訳ないです。

 

 

という訳で、ここでは30分ほどしか演奏を出来ず、長浜の街歩きマップを広げてみると、”開知学校”という、明治初期に建てられた滋賀県初の小学校(今は廃校になっています)が、見学出来るように一般公開されていると書いてありました!!

明治時代の小学校の教室を見れるなんて楽しそう!!と思いストリートライブそっちのけで、レッツ観光!!笑

 

可愛らしい建物とロゴの開知学校。

隣には、なんだか懐かしい丸型のポスト。

 

そして、ドアを開けると、そこではなんと50~60代ぐらいの男性数人が、彫刻刀を使って能面を作成していました……!!笑

一瞬固まりましたが、どうやら一階はそういう教室になっているらしく、先生と思われる方が「あ、上に上がって自由に見ていいよ」と言ってくれたので、安心しました。

 

中身は、当時の教室の様子を残しているとかではなく、その時代の建築技法についての詳細な説明をしていたものでしたが、それはそれで面白かったです!!

 

大工さんがお休みしてこっちを見ていました。笑

これは、当時の授業で使われていた世界地図かな?その名も『新世界全図』……!!ワクワクするネーミング……!!笑

 

 

 

その後は滋賀県にいる友人と合流して、

車で琵琶湖をブラブラしたり

閉まる寸前の彦根城の前でひこにゃん(パネル)と写真を撮ったり笑

と、観光がメインな1日を過ごしました!!笑 (なんだこの写真。笑)

付き合ってくれて本当にありがとう!!

 

そのまま友人の実家に泊まらせてもらって、無事27歳を友人宅の布団の上で迎えましたとさ。笑

 

そうです、僕は8/17で27歳になりました。

今の時点で思うことを書くと長くなるので、また別の機会にお話します。笑

さて、滋賀県旅行記もあと一つで終わり!!

お楽しみに!!

 

期待は背負わない、思いは背負いたい。

前回のブログで書いた『ハンドパンの試奏体験会』のお知らせや集客に向けて、7/11~22日まで12日間の間に7回、JR住道駅前の広場でストリートライブをしました!!

 

・・・あ、今日のブログ長いですよ。写真もないし、意味なんてあんまりないかもしれませんよ?それでも読みたい方は、どうぞ。文句は受け付けません。笑

 

 

たまたまの縁があって、試奏体験会はこのJR住道駅がある大阪の大東市でやらせてもらいましたが、こういうのをキッカケに、”自分では全く想像出来なかった場所”でストリートライブが出来るのはとても面白い出会いがたくさんあって、刺激になります。

 

12日間で7回、つまり2日にいっぺん以上のペースで通っていた場所ですが、街を知るには短く、通り過ぎるには長いような期間で本当に多くの人に出会い、多くの感覚を得ることが出来ました。

特に、ここでのストリートライブは今日がひとまず最後だと考えていた日は、その期間や、7/2に行ったライブで出会った人たちに再び会うことが出来たり、その一方で新しい面白い人たちにもたくさんお会いしました。

それはまるで、JR住道駅あるいは大東市という”イキモノ”が、僕に「この街には、こんなにたくさん君のことを考えている人がいるんだよ」とか、「ほら、この街にはまだまだこんなに面白い人たちがいるんだよ」って言ってくれているみたいだった。

「だから、まだまだこの街でストリートライブをしてよ」って言われているような気がした。

 

“寂しい”と思い、”もっとここでやろうかな”と思ったのも事実です。

僕はいつもそうだ。自分から首を突っ込んだクセに自分から離れていって、自分勝手に”寂しい”なんて思っている。

 

1つの街と僕との出会いは、一組の人間の出会いと別れのようで、

「もっと側にいてよ」

「僕も君との思い出は忘れないし、これからもきっと楽しいことが僕らには待っているんだろう。それでも、僕は行かなくちゃ。」

っていう感じなんです。

 

これは、笑っちゃうかもしれないけど、本当にそうで、人が人と出会って別れてを繰り返すように、僕が色んなところで演奏をしていく度に、僕にとって”離れるのが寂しい”大切な場所が増えていく。

すごく、すごく贅沢でありがたい話です。

 

・・・なんだか書いている内に、”思い出したくない”ことではないけど、”思い出にしたくなかった”ことがたくさん出てきました。笑

いつか、僕にも”離れることが出来ないほど”大切な人や場所が出来るのだろうか。

 

だから、大東市ともひとまずはお別れ。

“ばいばい”が言えない僕は、”またいつか”なんて中途半端な、何かにビビってる言葉しか言えないけど、またいつか。

 

 

 

そして、今回の集中ストリートライブを通して、色んな方が「ウチの地元でもやって欲しい!」とFacebookで言ってくれました!!

ありがとう!!そんな嬉しいお誘いなかなかないよ!!

というわけで、上手いことスケジュールを調整して、来月以降はその場所にどんどん進出していこうと思います!!

 

JR住道駅前で集中的にストリートライブをして分かったことは、『話しかけたいと思ってくれている人がいても、初見では怖くて来れない』人がいるということ。

5日目を過ぎたあたりから、「何回かここでやっているのを見ていたので、今日は思い切って話しかけました」と言ってくれる人が増えてきました。

だから、皆さんが誘ってくれた場所に僕が行ったら、一週間ぐらい連続でやりたいな~なんて思っています!!

 

 

“限られた時間の中で

借り物の時間の中で

本物の夢を見るんだ

本物の夢を見るんだ”

 

 

僕に出来ることはそれしかありませんが、どうか、あなたの街で僕を見かけた際は、あなたなりのタイミングでいいので話しかけてくれるとすごく嬉しいです。

 

 

 

いつか忘れちゃう前に、いつかいなくなってしまう前に、いつか死んでしまうその前に、しっかりと伝えておこう。

1つ1つの街や、そこで出会った人たちのことを僕は本当に尊敬しているし、本当に出会えて良かったと思います。

離れるのが寂しい人や、離れるのが寂しい場所がたくさん、年を取るごとに増えていく僕の人生、それに彩りを与えてくれているのは、間違いなくあなたです。

僕が困難な道にあたったとき、踏み台を用意してくれて、道を舗装してくれて、声をかけてくれているのはあなたです。

 

本当に、ありがとうございます。

 

“思い出がないこと”と、”思い出ばかりが増えていくこと”、どちらも寂しいのなら僕は後者を選びます。

 

 

 

 

 

 

終わり。お疲れ様でした。笑

煙に巻かれて、少し疲れて、ミルクを飲んで、目を細めて。

昨日は大阪府のJR住道駅前で、ハンドパンのストリートライブ、4日目を行なってきました!!

ここで、今までのストリートライブat JR住道駅前を振り返ってみます。

ちなみに毎回やる前に写真を撮って告知をしているのですが、

1日目

2日目

3日目

4日目

ほとんど同じ写真を毎回撮っていて、自分で勝手に楽しくなっています。笑

毎朝同じ時間に同じ場所から写真を一枚撮ることを日課としている、映画『SMOKE』に出てくるタバコ屋の店主みたい。笑

 

1日目は、平日の真昼間に行なったのですが、着いて準備をしていると「あ〜、しゅうさんだ!」と言って7/2のライブat大東市立生涯学習センターアクロスに来てくれていた女性とお子さんがさっそく声をかけてくれました。

2日目は、僕からハンドパンを購入してくれた方がJR住道駅近くに住んでいたので連絡をしてみると、なんと見に来てくれただけでなく、チラシ配りまで手伝ってくれました!!本当にありがとうございます!!

3日目は、2日目に引き続き同じ人が来てくれたり、僕の友人が1歳になったばかりの子供と一緒に来てくれたり、7/2のライブに来ていた小学生が通りがかったりして、みんなでチラシ配りをしてくれて、とても賑やかでした。

4日目、昨日は埼玉県の熊谷市から帰って来たばかりですごく疲れていて、行くのをやめようかとも考えましたが、重くなりそうな腰を無視していざ行ってみると、やっぱり新しい出会いがあって、僕自身エネルギーをもらいました。

 

 

この、”ライブをすることによってエネルギーをもらう”という意味ですが、これは僕にとってすごく珍しいことです。もちろん、たくさんの出会いがあって、元気をもらったり嬉しくなったりすることはよくありますが、身体の中に染み込むエネルギーをもらえることはほとんどありません(こう言うとかなり自分勝手な話ですが、誰のせいでもないし、”僕はそうだ”とひとまず理解してくれると嬉しいです)。

 

“ライブをして、誰かに何かを感じ取って欲しい”という思いが強いと(おそらく多くのアーティストはそう考えていると思いますが)、自分から周りへとエネルギーを出します。すると、当たり前ですが自分の中のエネルギーが減るので、とても疲れるのです。

でも、もし自分がライブをすることによって、自分のエネルギーを誰かに与えるだけでなく、誰かがエネルギーを僕にくれたなら(僕が誰かのエネルギーを感じて受け止めれたなら)、風通しの良い部屋みたいにエネルギーが循環して、いつまでも気持ちよくライブが出来ると思います。

まだ、具体的な形では掴めていないけど、昨日はそれが出来たストリートライブでした。

 

 

映画を観に行く、美術館に足を運ぶ、本を読む、遠いところに行く。

こういう、僕にとっては当たり前の”吸収”が最近全く出来ていない。

だから、自分が2ヶ月前から何も変わっていない気がするし、頭の中が乾季みたいで井戸が涸れそうになっている気がする。

 

きっと、全部やろうと思えば、やれる。やったら気持ちが満足することも分かっている。それなのに、なぜ僕は動こうとしないのか。お金とか、時間とかを言い訳にしているのか。今は、ハンドパンの演奏と、ハンドパンを日本に広げるために自分なりに精一杯活動しているつもりだけど、それによって得ることが出来るモノと、映画を一本観ることによって得ることが出来るモノは全く違う。

それにも気付いている。違う方面から僕を満たしてくれる、”いつものやつ”が僕には必要だ。

“必要だ”、そうは言ってみても僕は現状動いていない。実は今はそこと触れ合わない方がいいのか。でも、触れたいと思っている自分がいることも確かだ。何が僕を止めている?僕だ。僕が僕を止めている。

 

ナニカしないと。

ナニカしないと。

焦りだけがいつまでも僕を追いかけてくる。

 

こないだのストリートライブで得た循環。

 

映画や美術館や本や遠出は、僕にとって、例えるなら”普通のご飯”だ。日本で今僕が暮らしていて、普通に得ることが出来るありがたいご飯。

でも、こないだのストリートライブで得たものは、”未知の現地料理”みたいだった。材料も分からないし、どうやって調理されたのかも分からない。

それでも僕はそれを口にした。そして、少なくともそれが”ご飯だ”ということは分かった。

 

今、僕が映画や絵画に触れていない理由はこれかもしれない。

 

“未知の料理”を食べることが出来るように、”普通のご飯”を一旦お預けにされているのかもしれない。

“普通のご飯”で心が満足しないようにそれを止めて、その代わり”未知の料理”を食べることが出来るように心を敏感にさせているのかもしれない。

それしか食べるものがない状況に身を置かせて、その味を噛み締めさせて、内容を理解させようと、本能的にしているのかもしれない。

海外にいる日本人が、「日本のご飯食べたい!」って言いながら現地のご飯を食べるように。

 

 

新シイ何カヲ得ル事ガ出来ル予感ヲ信ジテミヨウ

 

 

そう考えるなら、今はお預けだ。

きっと、その先にいいことがあるさ。

満月は見えなくとも、満月を感じることが出来た日。

7/9(日)は大阪のオフィス三鐘にて、ハンドパン奏者でありながら、ヨガやヘナアートを使用したトリートメント施術を行なっているAkihoさんと、埼玉に住んでいて、毎月全国各所で満月の日に”満月ライブ”を行なっている横笛吹きのソウマヒカリさんと、3人で即興演奏のライブをしました!!

①イベントの初めに、ハンドパンのソロ演奏と説明をさせてもらう僕

Akihoさんは、僕のブログによく登場される方ですが、去年東京で行われた”焚き火クラブ”というイベントを機に、僕と”Que Sera Sera”というハンドパン×ハンドパン×ゴミドラムのユニットを組んでいる友人です。

よろしければその時のブログを一度読んでみて下さい。

焚き火クラブの話(早朝〜夕方編)

焚き火クラブの話(夜〜翌日編)

 

そしてソウマヒカリさんは、その”焚き火クラブ”のときに、カリンバ(親指ピアノ)奏者のひろゆきさんと共に出演をしていた方で、ご本人曰く『焚き火クラブのときの彼ら(Que Sera Sera)の楽しそうに演奏する様子』に一目惚れして大ファンになってくれたみたいです!!

僕もヒカリさんの演奏を焚き火クラブで見たときにすごく感動したので、相思相愛です!!笑

②ソウマヒカリさんのソロ演奏の様子(ルーパーというエフェクターを使用して、音をいくつも重ねていき、一人で演奏をしています。)

 

“焚き火クラブ”でお話をして、『いつか一緒にやりたいね~』なんて言ってたのが、今回本当に実現しました!!

こうやって、なんとなく言っていた”口約束”が実現することって、本当に本当に幸せなことです。お互いが自分のことを信じて活動を続けていれば、いつかはクロスしていくものなんだと実感出来る素晴らしい瞬間です。

③Akihoさんとソウマヒカリさんによる即興セッション

 

ライブ自体は”即興演奏”という形で、大まかな流れのみを決めて、後は空気の向くままに演奏するのですが、(ヒカリさんはおそらくお手のモノだと思いますが、少なくとも僕は)心臓バックバクでした!!笑

何度か友人と、ハンドパンでもドラムでも即興演奏はやったことがありますが、お金を払ってもらって人に見てもらう形でやるのは初めてだし、1人で演奏をするときはよく即興でやりますが、それは”全て自分の頭から溢れるインスピレーション”なので、自分にだけは、次にどうなるか分かるのです。

でも、今回のように3人での即興演奏となると、”誰が次はどう動きたいと考えているのか”、”僕は次にこう動きたいけど、どうすればそれが2人にも伝わるか”を考えて曲が進んでいくので、常にリアルタイムで気が抜けずに、周りに注意を払う必要があります(即興演奏のやり方としてそれが正しいのかは知りませんが笑)。

その分、曲が終わったときの開放感は、展開が決まった曲を演奏するよりも強くて、とても刺激的なんです!!

どっちが良いとかではないけど、どちらにも素晴らしい良さがあります。

④ソウマヒカリさんの機材と、Akihoさんの愛犬ミラちゃん(めちゃくちゃ可愛くて、僕が溺愛。多分彼女も僕のことが大好き。笑)

 

“即興演奏”は、あまり広くは受け入れられていない(というより、馴染んでない?)演奏方法だと思いますし、人によっては「適当にやってるんじゃないの?」って思う方もいると思います。

しかしそれは、適当にはとてもじゃないけど出来ない『音楽への理解度』と、周りの空気を読みながら、自分でも作っていく『”ナニカ”を察知する能力』、そしてもちろん『曲として成立させて、観ている人たちの気持ちに訴えかける表現力』が必要とされるものなんだと、”即興演奏”初心者なりに思いました。笑

自分がそこまで出来ているかは、別の話にして下さい。笑

 

これからも、こういう機会があればもちろん恐れずに楽しんでツッコンで行きたいと思います!!

今回、このようなイベントを組んで企画してくれたAkihoさんとソウマヒカリさん、そしてふさわしい場所を提供してくれたオフィス三鐘さん、もちろん来てくれたみなさん、本当にありがとうございました!!

⑤ライブ終了後に、集合写真!!

華奢な大人、水は跳ねる、見えない影、時として。

次回のライブは明後日!!

7/9(日)に、大阪のオフィス三鐘というところでハンドパンの演奏をします!

ここは、僕と”Que Sera Sera”というハンドパンユニットをしているAkihoさんがヨガとヘナを使ったトリートメントサロンをしている場所で、関東から横笛吹きのソウマヒカリさんを招いて三人で”即興演奏”をします!

 

“即興演奏”というと、あまり馴染みがなかったり、人によっては「適当にやってるだけじゃないの?」なんて思う人もいるかもしれませんが、とんでもありません。

その時の、空気と、人の感情をリアルにその場に応じて音に反映させていく、いわば一番”生々しい”音楽だと僕は思います。

一瞬の気も抜けない、次に何が飛び出してくるのか、誰も分からない。それはまるで僕らの日常でありながら、ファンタジーのような演奏会です。

是非、この機会に”即興音楽”というものを生で感じてみて下さい!!

ソウマヒカリさんは、”毎月満月の日にライブを行う”活動を行なっていて、今回は大阪で初めてこの『満月ライブ』をするみたいです!!

詳細は、こちらのFacebookイベントページからご覧下さい!

ご予約やご質問は、このブログのコメント、facebookコメント、メッセージなどで僕に直接言って下さい!皆様の暖かくて気軽なご参加をお待ちしております。

 

 

気が付けば今日は七夕で、気が付けば僕の視線の先に蝉の抜け殻が落ちていた。

本当に「気が付けば」だ。僕の今住んでいるところでは、蝉の抜け殻をあんまり見ることが出来なくて、季節に鈍感になってしまう。大好きな夏は、「気が付けば」僕の所にも来ていた。

でも、ここで見つけた蝉の抜け殻はまるで作り物みたいだ。だって、抜け殻だけがあって蝉の鳴き声が聞こえないなんて、抜け殻が抜け殻として生まれて抜け殻として死んでいったようにしか見えない。僕の知っている一連の流れではない。

 

『死んでいく』と言えば、僕は自分が苦手だと思っている言葉があって、それを言えないのは僕の”弱点”だと自覚しています。

 

ぼくは「ばいばい」って言えない。

 

人と会うのは好きだし、誰と会って喋っても大体いつも楽しいと思う。でも、お別れのときに僕は「ばいばい」って言えなくて、いつも「またね」って言ってしまう。

「ばいばい」って気軽に言ってくれる友達のことを、僕は尊敬する。

 

小学生のとき、放課後に友達と公園で遊んだ後は「ばいばい」って言えたんだ。多分、明日も学校で顔を見て喋るであろうことが分かっていたから言えたんだ。中学生のときも、高校生のときも言えた。大学生になりだしたぐらいから、おそらく、言えなくなった。

次、いつ会えるか分からない人が増えた。だから「またね」って言うようにしていたら、「ばいばい」が言えなくなった。まるで僕にとってその言葉は死んだ人にのみ掛ける言葉であるみたいだ。

もう、会えなくていい人なんて僕にはいなくて、たくさんの新しい人たちと出会いながら、今まで出会った人たちともいつまでも繋がっていたい。そんな僕の弱さが生み出した「またね」、と「ばいばい」の違い。

 

でも、今はこれでいい。

だから、みんな、またね。7/9に会おうね。笑