【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑧】

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑦】はコチラ!!

「ハンドパンの魅力って?」

はい!!今日お話するのは、『僕が感じた僕の話』であって、今までのこの企画内容のように、歴史的背景や知識の伝授のようなものは何も関係ないけど、かなり伝えたいことです。

最後まで読んでくれることをとても強く願っています。

 

僕は音楽がずっと好きで、子供のことからピアノを習っていて(当時はピアノ教室に通うのは嫌だったけど笑)、中学校で吹奏楽部に入りパーカッションを担当し、高校生になる少し前からバンドを始めてそれ以来ずっとライブハウスに出演したり、友達のバンドを見に行っていました。今でもライブハウスに遊びに行くのは大好きです。でも、そこには自分たちも含めてカッコいいバンドがたくさんいるのに、お客さんの数はいつまでも限られているという状況がすごく悲しかった。

それからは、「ここでこんなに命を燃やしてすごい熱量を出しているカッコいい人たちがむちゃくちゃいる。全員Mステに出ないといけないとまでは言わないけど、ライブハウスがもっとみんなにとって気軽で、当たり前な場所であって欲しい。」と強く感じるようになりました。

そしてそれと同時に、ライブハウスで演奏をしている人が、たまに「みんなもっとライブハウス来ようぜ!」とMCで言うのを聞くと強く疑問を感じるようになりました。

もちろん、言っている内容は彼らなりに多くの人に見てもらいたいという意識の表れだけど、ライブハウスで言ってもあんまり意味がないような気がしたのです。「いや、この人たちはもう来てるじゃん」って思っていました。

その頃から、僕はまず「自分が」外に出てストリートライブをすることによって、「生の音楽」の魅力を多くの人に分かってもらいたいという気持ちが出てきました。

でも僕はドラマーで、打楽器奏者で、残念ながらメロディーを生み出せる楽器や素晴らしい歌声は持っていません。もちろんぼくは「リズム」というものが大好きだし、そこに大きな宇宙を感じるけれど、それだけじゃ実際に人を惹きつけるのは難しいと考え、悩んでいました。

 

 

そんなとき、Youtubeでたまたま見つけたのが「ハンドパン」だったんです!!その姿を見て、その音色を聞いたときに僕は「これだっっっ!!!!!」と思いました!!「これこそ僕がやるべき楽器だ!!」と。その楽器は、【持ち運びが容易に出来て】、【電源を必要とせず】、【打楽器のように”叩く”というアプローチでリズムとメロディーを同時に鳴らせる】から、【一人で動くことが出来る】!!

まさに今僕が必要としている、僕のための楽器だと本気で信じました。

聞いてるだけでホレボレするような【幻想的でコズミック】な素晴らしい音色だけど、実際に自分で持って演奏してみて分かったのは、演奏している方が【もっと世界に入り込める】ということでした。

だからこそ僕は、自分がプレイヤーでありながら、「みんなもハンドパンをやればいいのに!!」と強く思いました。

これはPANArt社のドキュメンタリー映像の中に出ていたアーティストの人が話していたのですが、ハンドパンは、【ピアノやトランペットのように難しくなく、叩けば誰でも音が出る】のです!もちろんピアノだって鍵盤を叩けば音が出ますが、ハンドパンは音数がそれに比べると圧倒的に少ないので、逆にいえば【とっつきやすい】と思います。

さらに、これは僕が色んな人の動画を見たり、色んなハンドパン奏者と会ったり、ストリートで声をかけてもらった人に叩いてみてもらったりしたときに強く感じたのですが、同じハンドパンを使っても、【叩く人によって全く違うものが生まれる】んです!!

どういうことかと言うと、使う指の部位もそうだし、ハンドパンを叩く箇所ももちろん関係してくるのですが、それ以上に「この人がどんな音楽を聴いてきたか」「音楽を知る上でこの人にとっては何が大事なのか」という所から「柔らかくて優しい指をしている人が出せる音だな」とか「力仕事でものを強く握ることが多い人の指だから鳴らせる音だ」というところまで、本当に【音色が千差万別】ですごく面白いんです!!

だから僕はこの楽器を持ってストリートライブをすることに誇りと喜びを感じているし、たくさんの人がこの楽器を演奏すればいいと思います。

楽器経験の有無は、この楽器を楽しむ上で優劣はありません。
今まで楽器をやってこなかったけど「ハンドパンならやってみたい」と思い、始める人もたくさんいます。

 

そしてこれも僕が信じていること。それは【ハンドパンという楽器はこれからの時代を担う、今は新しいけどそのうちスタンダードになる楽器】だということ。かつてクラシックが主流でピアノという楽器が(作曲においては特に)音楽の中心にあったように、ロックという音楽が出てきたときにエレキギターがスターであるように、これからの時代のスタンダードとなる音楽の真ん中にハンドパンはあると思います。

 

僕から伝えることが出来るハンドパンの魅力はこれぐらいですが、きっとハンドパン演奏をしている人たちそれぞれによって、思いも様々だと思います。

そしてきっと、あなたがハンドパンを見て感じたことや、ハンドパンを触って感じることも様々だと思います。

もちろん、楽器はハンドパンだけじゃないし、表現方法は音楽だけじゃありません。

現に僕は、映画も小説もマンガも詩も美術も大好きです。

あるいは『芸術』というカテゴリーですらなくてもいいと思います。

それでも、僕が一番好きで、自分が出来ることは『音楽』で、その中で僕が人に薦めることが出来る楽器が『ハンドパン』です。

どうぞみなさん、ハンドパンを『あなたが』演奏する未来を、少しだけ想像してみて下さい。

そして、僕のことを少しだけ応援してくれたら、僕はとても嬉しいです。

最後まで見てくれてありがとうございました。これが、僕が伝えることの出来る『ハンドパンの魅力』です。

 

写真は、今年の4/22に出演したイベントの際に©︎2017 MORIPHOTOに撮って頂いたものです。

ハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)”

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑦】

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑥】はコチラ!!

「ハンドパンをいざ買おう!と思ったら、値段に驚きました・・・。」

そういった声は、(楽器を今までやったことがない方から特にですが)頂くことがあります。しかし、この楽器は決してぼったくりをしている訳ではありません。

今日はそんな、ハンドパンの「値段」についてのお話です!!

まず、ハンドパンとは鉄を主成分とした金属で出来ており、円盤型です。作り方や詳しい材質はメーカーによって様々ですが、基本的には円盤を凹ませていって音程を整えるのです。

最初の金属板をお盆型にする作業は機械でプレスすることが多いのですが、それ以降のTonefield(ハンドパンの周りの凹み)とDing(真ん中の出っ張り)を作っていく作業と、細かなチューニングは職人の手による手作業で行うことがほとんどです。

つまりハンドパンという楽器は、その製造工程の約80~90%は「人の手」で作られているものと考えて下さい。

なぜ、その音程作りが機械に出来ないのかというと、”【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑥】「なんでこんなに独特で綺麗で幻想的な音がするの?」”でも説明をしたように、ハンドパンから発せられる音の特徴は、その「厚みがあり、かつ澄んでいる」音色、つまり綺麗に響かせる整数次倍音が特徴だからです。

一番前に出てくる基音の後ろで鳴っている整数次倍音を細かく調整していく作業は機械には出来ず、職人がハンマーで細かく叩きながら調整をしていきます。(デジタルチューナーのようなものはもちろん使いますが、それはあくまでも確認用のような働きであり、最終的には職人の耳に頼る所が大きいようです。)

さらに、熱処理加工を施した後に、再チューニングを行ったり、窒化処理を施して表面を硬くし、チューニングを安定させる作業なども必要です。

そういう訳で、ハンドパンは製造に時間がかかる上、限られた職人のみが作ることが出来る楽器のため、その数が少ないのです。つまり、”【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!①】「ハンドパンって何?」”でも説明をしたように、現在100以上のメーカーが確認されているにも関わらず、その製造数(供給)と求めるプレーヤー(需要)の数が合わないというのが現状です。

また、日本では特に、現在確認出来るメーカーを名乗る所も一つしかなく、そこも注文過多により現在新規注文を受け付けていません(2018年7月現在)。つまり、日本で購入を試みると、必然的に海外からの輸入に頼らざるをえなくなり、そうなると輸送費や通関費用も必然的にかかってきます。

それらの理由から、ハンドパンはまだまだ(特に)日本では、高い楽器であるのです。

しかし、高いとは言っても20~30万程度が相場です。「高い楽器」と呼ぶにはそれほど高くありません。もちろん、ケアさえしっかりすれば一生使えるし、使い捨てでもありません。

 

ここで、ハンドパンの製造方法をYoutubeに上げている人がいるので、2本の動画を紹介します。

あくまでも一例でありますが、見ているととてもワクワクしますので、モノづくりが好きな方は是非見てみて下さい!!

ちなみに僕はとても手先が不器用なので、モノづくりはあまり好きじゃないです。笑

①  How i make handpan shells

②  How to make handpan note fields

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ハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)”

ライブ告知とその内容を僕の目線で。

さあ、6月末から7月はたくさんライブの出演が決まっているので一挙に紹介したいと思います!!

予定が合えば、メッセージやコメントを頂ければ結構ですので、是非お越し下さい!!どれもこれも趣旨が違うイベントで楽しみです!!

一応このHPにもスケジュールは載せているのですが、そんなに見られてない気がするので………。笑   (ちゃんと更新してるんだけどな~、たまには見て欲しいな〜笑)

 

まぁ、気を取り直してまずは6/23です!

この日は神戸のBLUE PORTというライブハウスで30分ほど演奏をします!!

ハンドパンを始めてから、ライブハウスで演奏をするのは初めてなのでとても楽しみです!!

BLUE PORTは、僕がバンドをしていたときからずっとお世話になっている場所で、店長の川内さんとはかれこれ8年以上の付き合いです。

この日はその川内さんの誕生日を祝うイベントですが、身内ノリではないので、ライブハウスで演奏する僕を見たい方は是非見に来て下さい!!

詳細はこちら!!→LIVE&CLUB KOBE BLUEPORT

 

そして、次は7/2に大阪の大東市にある生涯学習センターアクロスというところで、ライブ&トークショーを行います!!

主に大東市民の方を対象とした、音楽イベントを定期的に行なっている場所で、この日は2時間ぐらい一人で人前に立って、ハンドパンの演奏や、ハンドパンの歴史などを中心にライブとお話をさせてもらいます!!

詳細はこちら!!→大東市立生涯学習センター アクロス

 

 

そして翌週の7/9は大阪のオフィス三鐘で、笛吹きアーティストのソウマヒカリさんを関東からお迎えして、即興演奏でライブをします!!

オフィス三鐘とは、以前僕がお伺いしたAkihoさんのアジトです。笑(詳しく知りたい方は“ブログ「赤い川と白い秋と一つの呻き声。」”をご覧下さい!!)

そこで、去年東京で出演した焚き火クラブというイベント(これまた詳しく知りたい方は“ブログ「焚き火クラブの話(早朝〜夕方編)」”をどうぞ!!)で出会ったソウマヒカリさんと、今度は一緒に音を奏でます。

ソウマヒカリさんは、毎月満月の日にライブを全国各地で行うということを行なっている方で、様々な種類の笛や鈴を使った即興演奏をされます。

こちらも是非来ていただきたいので、来れるよって方はコメントでもなんでも僕にご連絡下さい!!

 

こんな感じで、ずっと友達でいてくれる人が、バンドを辞めても同じようにライブハウスで誘ってくれて、それはまるで自分はここにいるから、しゅうは安心して自分の道を行っていいんだよって言ってくれてるみたいだ。かと思えば、僕がハンドパン奏者として作ったHPを見つけてくれて、新しい場所で演奏とお話をさせてもらえる。僕がハンドパンを初めて販売した人と一緒に出たイベントで繋がった人と、今度は大阪で3人で演奏が出来る。

なんて素晴らしい出会いと人に満ち溢れた僕の人生なんだろう。

本当に、一つ一つのライブが全てこれっきりの大事なものです。どうか予定が合えば見に来て下さい。

こんな感じの人生。

みなさまお元気にお過ごしでしょうか!!僕は元気です!!

『魔女の宅急便』風に言えば、「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」って感じです!!笑

 

前回は【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!】の第6回目ということで、『倍音』という音楽より一つ手前の『音』の話をして、その中でハンドパンの素晴らしい音色について謎を少しだけ解き明かしました。

音楽理論と数学、自然と僕らの聴覚の話で少し難しかったかもしれません、あるいは僕の説明があまり上手くなかったかもしれません。それでも少しでも『音楽』や『音』に興味を持ってくれれば嬉しく思います!!

そして今回は、YouTubeに新しく動画を投稿したので是非見て欲しくてそのお話です!!

何の告知もしていなかったので突然ですが、構想自体は以前から練っていたものを出来たタイミングそのままで発表しました!!

ハンドパンを使って、僕が作詞・作曲をした”life, like this.”という曲。

意味はそのまんま、「こんな感じの人生。」です。

ハンドパンに、タンバリンとシェイカー、お酒とグラスを持って歌ってくれた女の子。さらに鍵盤ハーモニカで曲に素晴らしいアレンジを加えてもらいました!!それにしても、僕が歌っているところがYouTubeに乗って世界中に流れ出ていくなんて、恥ずかしいこと極まりないです。笑

 

お昼から公園で飲んで遊んで、家についても飲みながら遊んで、遊びの延長そのまんまで演奏して、終わったらまた飲みながらトランプをして………。本当に”遊びの中にある音楽”で、とても心地良いです。

全員酔っ払い、揺れる体、机の上にはオヤツとお酒、画面前方を占める扇風機、全部があの瞬間にしかないもので、あの日をことを切り抜いた映像と曲です。

僕はもう主観が入り過ぎていて、見るたびに「この日めっちゃ楽しかったな〜」ってなるんですが笑、みなさんも楽しんでもらえれば幸いです。

曲自体は森がよく似合う童謡のような音楽ですが、実際には僕らは都会にいて、馴染めなくて、サイズの合わない服を着てるような感覚が常につきまとって、それでもなんとか笑ってやってます。

とかなんかそんな感じが伝わればいいな。笑

YouTubeの説明欄に歌詞も載せているので、読んでくれると嬉しいです。

それではどうぞ!!よろしくお願いします!!

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑥】

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑤】~ここまでのまとめ~はコチラ!!

「なんでハンドパンはこんなに独特で綺麗で幻想的な音がするの?」

 

「ハンドパンって独特で綺麗な音だね」「こんな音色聞いたことない」という言葉は、世界中のハンドパン奏者、そして僕自身も演奏をしているとかなり多くのひとから言って頂ける言葉です。

僕自身も初めて聞いたときはすごく驚いたし、きっとハンドパンの持ついくつかの特徴の内で一番大きなポイントはこの『音色』だと思います。

そしてその理由はまさしく、ハンドパンの特徴、独特で計算された『倍音』のおかげです!

そんな『音色』という感性の話を紐解きたいのですが、今回の話は少し難しい音楽理論と数学の話なので、僕の文章のみによる説明では限界があります。どうか皆さんこれを読んだ後に「??」みたいにならずに、興味を持ってくれて、より深く知りたいと思う方は、自分で動画を見たり本を読んだりして『倍音』についての理解を深めて下さい。そして僕に分かりやすい説明の仕方を教えて下さい。笑

ハンドパンの持つ特性である、今まで聞いたことがない、どこにもない音色は、いわば「ハンドパンをハンドパンたらしめている」ものであると言ってもいいかと思います。

ただ、これはものすごく当たり前の話で、トランペットにはトランペットの倍音の響きがあり、クラリネットにはクラリネットの倍音の響きがあるのです。

ハンドパンの場合、それが全て「計算されている」から、綺麗なのにただ澄んでいるだけとはまた違った独特な音色が響くのです。

 

『倍音』、その単語自体を耳にしたことがあるという方は音楽を演奏したことがない方でも多いのではないでしょうか?しかし、ひとたびそれを説明するとなると、これは言葉だけを使うのではなかなか音楽家の方でも難しいと思います。僕自信も長い間音楽がいつも横にいるような生活をしながら、しっかりと理解はしておらず、今回もこの企画用に焦って勉強したぐらいです。笑

そもそも『音』というのは、例えばピアノで「ド」の音を単音で弾いたとしても、その中には実はたくさんの音が含まれています。ピアノの中を見たことがある人は分かると思いますが、ピアノというのは、鍵盤を押したときに中でハンマーが動いて弦を叩くことによって音を鳴らしているのが基本的な仕組みです。
そして、倍音とは簡単に言えば「ド」の音を弾いたときに、その「ド」という「基音(元となる、いわば一番聞こえている音)」に対して、その2分の1の長さや3分の1の長さで鳴る音も実は響いているんです。これは全ての楽器だけではなく、手拍子、風の音、水の音、全ての音がそのように様々な音が混ざり合って出来ています。(テレビでたまに流れるピーーという音は機械が発している音で、これは基音のみが鳴っています。)

そして、倍音には「整数次倍音」と「非整数次倍音」があります。詳しい説明は長くなるので省きますが、簡単に言えば「整数次倍音」が綺麗に出ていると、一般的に人は惹き込まれる傾向にあります(自然界で言えば鳥のさえずり、著名人で言えばタモリさんや美空ひばりさんなど)。

(もちろん「非整数次倍音」が多いと悪いという訳ではなく、歌手で言えば森進一さんや桑田佳祐さんなどは「非整数次倍音」が多い歌声です)。

これは何故かというと、「整数次倍音」は自然界にあまりなく、音というのは「非整数次倍音」で多く溢れているからです。だから、「整数次倍音」は人を惹きつけ、「非整数次倍音」は親しみを感じやすくなります。

ハンドパンの場合、隣り合う音や、実際にはそれが一番前には出ない(「基音」にならない)音も『人が意識して』作るため、常に「整数倍音」が鳴る様に調節されているのです。

しかし、倍音自体を消している訳ではないので、単純な音になるのではなく、「厚みがあるのに澄んでいる」あの独特の音色が鳴るということです。

そのため、”独特で””澄んでいて””宇宙的な”綺麗な音がするのです。

 

あ〜疲れた。笑 ここまで読んでくれて皆さんありがとうございます。お疲れ様です。笑

下に倍音に関するおすすめのリンクを貼っておきますので、気になる方は是非一度見てみて下さい。

僕はハンドパンという楽器を日本でもっともっとメジャーなものにしたいから、こういう話も出来るようになっておかないとおけないし、知っておきたいと思うけど、みなさんは是非小難しく考えず、気持ち良さを感覚で感じ取って下さい。笑

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑦】はコチラ!!

ハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)”はこちら!!

赤い川と白い秋と一つの呻き声。

前回のブログでも告知させて頂きましたが、先週の土曜日は僕と”Que Sera Sera”という名前でハンドパンとゴミドラムのユニットを組んでいるAkihoさんが自宅サロンをオープンするにあたって、オープニングパーティーに参加させて頂きました!!

ここはくつろぎスペースかな?白を基調としながら気持ちの良いソファやクッションが置いてあるすごく居心地の良い上品な場所です。

ここでAkihoさんは”A3B9″という名前の、ヘナアートとトリートメントヨガをマンツーマンで施す(リラックスタイムでハンドパンも使うのかな?)サロンを立ち上げました!!

そしてこの日は、Akihoさんのヘナアートの師匠であり、日本でも第一人者のYukiyaさんを招いて、この綺麗な壁にYukiyaさんの感性でヘナを描くというイベントが行われました。

この真っ白な壁が…………

こんな風に素敵な模様の描かれた壁に生まれ変わり!!

後から聞くとどこから始めて何を描くか全く考えず、流れに従ったらこうなったとのことです。

僕はYukiyaさんがヘナを描いている間や、Akihoさんが参加者の方にヘナアートを施している間、自由にハンドパンを演奏させてもらったりみなさんにハンドパンを触ってもらったりしていました。

あ、そうそう!僕も足にヘナアートを描いて頂きました!!しっかりと模様ものっていて見るたびに嬉しくなります!!汚い足ですみませんが載せておきます。笑

そしてイベントの後は、ハンドパンを購入したいと考えている方と公園でお会いして試奏してもらいました!!

本当にたくさん面白い人がいるもので、何種類かの試奏とお話を経た後、「購入するつもりで来ました」と言い、そのまま持って帰られました!!

すごく変わった人(褒め言葉です笑)で、この方ともアフターケアや技術の相談などももちろん含めた上で、長く関係を続けられたらいいな~!!

僕も出来る限りのことはさせてもらいますので、ハンドパンのことが気になった人はどうぞお気軽に尋ねて下さい。このブログを見ている時点であなたの道は少しだけ開けていると思います。

 

他にも、最近友達になった人がすごく素晴らしくてカッコいい夢を持っていて、何時間も互いの夢や考え方を話し合えたり、本当にたくさんの魅力的な人達が僕の周りで自分の夢のために活動をしています。

夢のことをフワフワ考えている時間って僕はすごく好きなんだけど、”夢見心地のままでは夢は叶わない”ってしっかり気付いていて、でも、”夢が叶うその日まで夢見心地でいるよ”って言いながら全身を動かしている人がたくさんいる。

綺麗な水で足を洗った次の瞬間に泥の中を走り回ってもいいし、眠気をこらえて朝まで飲んだアルコールを全部吐いてもいいし、日曜日ぐらいお昼まで寝たっていい。後悔も苦労も恥も全部僕であり、僕が僕であるための糧であり、全てなんだから、カッコつけずにカッコいいことやろう。

たくさんの刺激的な人たちに会って、赤ん坊のように肩の力が抜けて背筋が伸びた素敵な週末の話でした。

初心者ピエロの綱渡り

こんにちは!!前回ブログにてお知らせをしましたように、今月は新曲とそれに伴う新作MVの発表を見送らせて頂くことになりました!!少しの間、今までのMVを見て気を紛らわしておいて下さい。笑

この再生リストに今まで発表した3本のMVが全て入っていますので、垂れ流しに出来ますよ!!笑

 

そういう訳で、最近は振り切ってストリートライブをたくさんしています!!今は足を動かして人に直接会いたい時期なのかな?本格的に暖かく(暑く?)なってきたから外に出たいだけかもしれない。笑

一昨日はいつもやっている梅田でストリートライブ!!集中するとついついハンドパンだけを凝視してしまって、周りの人の反応とかに全く気づけないんですが、一昨日は少し顔を上げることを意識してみました!!すると、行き交う人たちがたくさん僕のことを見てくれていることが分かった。特に外国人の方は目があうと優しく微笑んでくれたりするのですごく嬉しいです。他にも、口琴の一種を持ち歩いているお兄さんとその場でセッションしたり、動画を撮って頂いたり、すごく楽しめました!!

昨日はふと思いついて阪急宝塚線の豊中駅でストリートライブ!!やったことがない場所でやるのはいつも音が馴染むまで時間がかかるけど、相変わらずたくさんの人が声をかけてくれました。でも、僕があまり納得のいく演奏が出来なかったのがとても悔しい。

気が済むまでトコトンやれるのがストリートライブの特長、やめたくなったらいつでもやめれるのがストリートライブの特長。それでも僕は毎回のストリートライブ毎に一喜一憂します。「サイコーに楽しかった!!やっぱりストリートはいいな!!」って思えた次の日に「僕なんかストリートやらない方がいいんだ。」って平気で思ったりする。笑

それでも、僕の頭の中には「ハンドパンがもっとメジャーな楽器になってたくさんの人が持って、ギターみたいに(いい意味で)普通の楽器になる」ことや、「ストリートパフォーマンスという遊びのような趣味のような仕事のようなものが、日本でもっと受け入れられる」未来がとてもハッキリと描かれていて、そのために何かしたいと思っている。だから、僕は今日もストリートライブをします。

さあ、今日はどんな人と感情が待ってるんだろう。

 

そして明日は、僕と”Que Sera Sera”というユニットで一緒に活動しているAkihoさんが自宅サロンで行うヘナアートのイベントにハンドパンを持って参加します!!

詳しくはこちら!!

Akihoさんはこれまたすっごく面白い人で、ヘナアートとヨガとハンドパンという、繋がりそうでなかなか全部は繋がらないヒーリングに関連することを全部出来ちゃう人なんです。僕はすごく仲良くさせてもらっているのですが、本当に良い空気感を持った素敵な女性で、「人のために何か奉仕する」ことに自分の幸せを感じることが出来る素晴らしい人です。そんな人が、この度自宅サロンで、ヘナアートの第一人者である師匠の方をお招きして、壁に大胆にヘナアートを描いたり、ハンドパンを聴きながら参加された方の体にヘナアートを施したり、ハンドパンの試奏まで出来ちゃう素晴らしいイベントを開催されます!!

まだ予約なども受け付けているそうなので、気になる方は是非Facebookのイベントページをチェック!!!

ここだけの話、チラシづくりまで楽しくやっちゃっているらしいですよ。笑

 

さあ、文章多めの長いブログになってしまいましたが(笑)、最後まで読んでくれたあなた、本当にいつもありがとう。直接目には見えないあなただけど、読んでくれている人がいるから僕は楽しくブログを書けています。

これからもよろしくお願いします。

鍵穴と公園、雪山と高速

こんばんは!!世間的にはGWという今となってはマボロシかと思えるような日々が過ぎ去りました。笑 みなさんがどのようなライフスタイルを送っているかは様々だと思うので特に詮索はしませんが、どうかこれからも毎日を大切に、瞬間に全身を預けて、いつか死ぬときに「あ〜最高だった!」と「まだ足りねえ!」を同時に言えるような日々を送っていけることを願います。建前でも外面でいい言葉を言っているつもりもなく、本当にそう思っています。まあ、おせっかいではありますが。笑

 

さて、僕といえば2月から突如「毎月新曲とそのMVをYoutubeで発表していきます!」と宣言し、4月まで順調に発表してきました!!(いや、順調ではなかったかもしれない笑)

2月に発表したのは”circle”という曲で、北海道のことを考えていたら生まれた、北海道で映像を撮った北海道の曲です。笑

3月に発表したのは”train window”。これはどちらかというと曲のリズムから着想を得て、そこから溢れてきた車窓(から見える風景と、見ている自分のこと)の曲です。

そして先月末、ギリギリに発表したのが”strange present”。初めて女の子に登場してもらって、(僕は自分が作った曲全てに「曲詩」という形で言葉をつけているんですが)、その曲詩をYoutubeのコメント欄にこっそり載せたという、僕にとっては初めてが多いMVでした。

全部、曲としても映像としても全然違う素晴らしいものが生まれたので、まだ見ていないという方は是非全部ペロッとして下さい!!

閑話休題。

この「月に一本新曲を映像とともにお届けする」というのはすごく刺激的だけど焦らされるのも事実で、でも焦っても良いものなんて出来ないから作品作りで焦ることは出来ない、というなかなかしんどいものなんです。笑

そして、今月も発表に向けて(まさに今!!!)すごく頑張っているんですが、やりたいことが逆に溢れすぎてしまって頭と目と手と足が全部違う方向に向いているので、今月はお休みします!!笑

どれかに焦点を絞るのか、全部同時的にすすめて行くのかまだ分かりませんが、「曲作り」にも「映像作り」にも「曲詩作り」にも決して飽きた訳ではなく、むしろより一層ハマってきたからこそ、今焦って(自分で縛った鎖に従って)出すんじゃなくて、僕自身が「これこれ!!サイコー!!」って言える状態で皆さんにお披露目したいと思います!!

本当に、”あれもしたい これもしたい もっとしたいもっともっとしたい”って感じなんです。

どれくらいの人が楽しみにしてくれているのか分からないですが、もし毎月楽しみにしていたのに!って人がいたら何かしらの形で僕に訴えてきて下さい。笑

さあ!今日はそんな報告!!(??) いっぱいオモシロイことやっていくよ!!

みんなオモシロイことやってるけど僕は僕のオモシロイことやるから、どんどんクロスしていこーね!!

I’m Always Thinking About You.

昨日は奈良県にある大和八木駅という駅前でハンドパンのストリートライブをしてきました!!

ストリートライブをするのはなんと3月中旬以来の約2ヶ月ぶり!!そんなにやっていなかったことに自分でも驚きました。笑

なぜ大和八木駅でストリートライブをしたかというと、僕の大学時代の友人が奈良県の橿原(かしはら)市というところで生活をしていて「ウチの地元の駅でもやって欲しい」と言ってくれたからです。本当にそれだけです。その言葉だけで僕はそこに行ってストリートライブをしたくなるんです。これってすごく素敵なことだ。何のドラマもない日常だけど、僕はそういう言葉だけでどこにでも行ってしまう気がする。

 

始める前は、久しぶりのストリートだし、友人からも「ベッドタウンで田舎だから、反応はあんまり良くないかもしれない、というかそういう文化に慣れていない人が多いかもしれない」と(始める直前に笑)言われたので緊張しましたが、フタを開けてみるといつも通り特別な出会いがたくさんある素晴らしいストリートライブでした!!

大きな駅なのに一つしかない改札口の目の前で、屋根がある環境だったので音の反響も人通りも抜群ですごく楽しかったです!!

TBSが5/4に放送した「ニンゲン観察バラエティ『モニタリング』」でりゅうちぇるがハンドパンに触れた際に大きく地上波ゴールデンタイムに出た効果もあり、たくさんの人が「テレビで見たことある!」と言ってくれました!!

写真はTBSの「ニンゲン観察バラエティ『モニタリング』」予告の写真です。

どうでもいいんだけど、この写真の後ろに写っている女の子が可愛いです。笑

少し冷え込む夜のストリートライブで、暖かいお茶を買って僕にくれたお姉さん、立ち止まって拍手をしてくれたご夫婦、少し遠目で見てたけど大事な大事な10円玉を握りしめて近づいてきてくれた女子中学生2人組、手を繋いだまんま僕のことを見てくれた高校生カップル。本当に楽しくて気持ち良くてたくさんの人と出会えた大和八木駅でした!!

 

その日はそのまま友人の家に泊まって、次の日は橿原神宮へ連れて行ってもらいました!!奈良県なんてすぐ近くにあるのに、こんなに大きな神宮(古事記で記されている初代天皇である神武天皇即位の地らしい!!)があるなんて、恥ずかしながら知らなかった・・・。

天気も相まって、すごく立派なロケーションだったので、以前から変えたいと思っていたブログのトップ画像用の写真を撮影!!

雲ひとつない青空、木造の荘厳な鳥居、参道を囲む美しい木々。僕が新しいトップ画像を撮影するのに完璧と言えるロケーションでした!!

このタイミングもまさに、人との繋がりを通して生まれた素敵な縁だったので、しっかりと中に入ってお礼を言わせてもらいました。

そういえば、ハンドパンを背負って橿原神宮を歩いていると、遠足中の幼稚園児が僕を見て、「カメに変身する人いる!」だってさ。笑 そうだね、君たちがそう願えばするのかもしれない。

 

最近は決して縮こまっていた訳ではないけど、内にこもってゴニョゴニョと企んで決定して動かしてばっかりだったので、この機会にストリートライブを出来て良かった。僕一人の頭では奈良県の大和八木駅でストリートライブをするなんて絶対に考えつかないんだ。だから僕は、人に会って、人と話して、僕の中にその人がいてその人の中に僕がいるのがすごく好きだ。

とりあえず今日は、奈良県で僕に関わってくれたみなさんありがとうございました。

 

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑤】~ここまでのまとめ~

ではここで一度、時系列に沿って振り返ることによって、より分かりやすくしましょう!ということで、今回はここまでの4回分のまとめになります。

まず、1939年に奴隷制という人類の負の遺産を歴史的背景にして、トリニダード・トバゴ共和国で、ドラム缶をもとに「スチールパン」という楽器が作られました。

(詳しく知りたい人は【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!③】「スティールパン・スチールドラムって何?」を参考にして下さい。)

そして、そのスチールパンがインドのガタム(Ghatam)と、スイスのPANArt社で出会います。世界中を旅していた音楽家と、スチールパンを作ることで金属製楽器の可能性を感じていた職人、そこにインドにあった壺型の打楽器が加わることによってハング(Hang)という全く新しい楽器がここで2000年に誕生したのです。

(詳しく知りたい人は【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!②】「ハング(Hang)って何?」を参考にして下さい。)

当初、PANArt社が作ったハング(Hang)は製造方法や原理が秘密にされていましたが、2006年にPANArt社を追ったドキュメンタリー番組が放送されたことをきっかけに爆発的にメーカーが増えました。「ハング(Hang)」という名称はPANArt社が商標を取っていたので、メーカーによって「ハングドラム」「パンタム」「パンドラム」など様々でしたが、次第に「ハンドパン」という名称が一般化されてきました。そして現在もハンドパンを所有したいと思う人の数は増え続け、それに呼応するような形で世界中100を超えるメーカーがハンドパンをそれぞれ特徴を持って製造しています。

(詳しく知りたい人は【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!①】「ハンドパンって何?」を参考にして下さい。)

そのハング(Hang)あるいはハンドパンから更にインスピレーションを受けた楽器メーカーが、「ハピドラム」や「カイサドラム」と呼ばれる、よく似てはいるが別物の楽器を発明、製造しています。また、ハング(Hang)を作ったPANArt社自体は2013年にその製造を中止し、現在は「グーバル」と呼ばれるさらに新しい楽器を製造しています。

(詳しく知りたい人は【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!④】「なんか色んな名前で似たような商品があるんだけど・・・」を参考にして下さい。)

以上が歴史の順番に沿って振り返ったときの「スチールパンからハンドパンまで」の大まかな流れになります。

今日はここまでです。動画はPANArt社が現在作っているが、一般に発売をしていない「グーバル(Gubal)」から更に進化して、肩ひもをつけて演奏しながら踊ることを目的とした「Hang Bal」の演奏動画です。(ちなみに僕はこれがめちゃくちゃ欲しい!!!!!本当に本当に欲しい!!!笑)

 

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑥】はコチラ!!

ハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)”