初心者ピエロの綱渡り

こんにちは!!前回ブログにてお知らせをしましたように、今月は新曲とそれに伴う新作MVの発表を見送らせて頂くことになりました!!少しの間、今までのMVを見て気を紛らわしておいて下さい。笑

この再生リストに今まで発表した3本のMVが全て入っていますので、垂れ流しに出来ますよ!!笑

 

そういう訳で、最近は振り切ってストリートライブをたくさんしています!!今は足を動かして人に直接会いたい時期なのかな?本格的に暖かく(暑く?)なってきたから外に出たいだけかもしれない。笑

一昨日はいつもやっている梅田でストリートライブ!!集中するとついついハンドパンだけを凝視してしまって、周りの人の反応とかに全く気づけないんですが、一昨日は少し顔を上げることを意識してみました!!すると、行き交う人たちがたくさん僕のことを見てくれていることが分かった。特に外国人の方は目があうと優しく微笑んでくれたりするのですごく嬉しいです。他にも、口琴の一種を持ち歩いているお兄さんとその場でセッションしたり、動画を撮って頂いたり、すごく楽しめました!!

昨日はふと思いついて阪急宝塚線の豊中駅でストリートライブ!!やったことがない場所でやるのはいつも音が馴染むまで時間がかかるけど、相変わらずたくさんの人が声をかけてくれました。でも、僕があまり納得のいく演奏が出来なかったのがとても悔しい。

気が済むまでトコトンやれるのがストリートライブの特長、やめたくなったらいつでもやめれるのがストリートライブの特長。それでも僕は毎回のストリートライブ毎に一喜一憂します。「サイコーに楽しかった!!やっぱりストリートはいいな!!」って思えた次の日に「僕なんかストリートやらない方がいいんだ。」って平気で思ったりする。笑

それでも、僕の頭の中には「ハンドパンがもっとメジャーな楽器になってたくさんの人が持って、ギターみたいに(いい意味で)普通の楽器になる」ことや、「ストリートパフォーマンスという遊びのような趣味のような仕事のようなものが、日本でもっと受け入れられる」未来がとてもハッキリと描かれていて、そのために何かしたいと思っている。だから、僕は今日もストリートライブをします。

さあ、今日はどんな人と感情が待ってるんだろう。

 

そして明日は、僕と”Que Sera Sera”というユニットで一緒に活動しているAkihoさんが自宅サロンで行うヘナアートのイベントにハンドパンを持って参加します!!

詳しくはこちら!!

Akihoさんはこれまたすっごく面白い人で、ヘナアートとヨガとハンドパンという、繋がりそうでなかなか全部は繋がらないヒーリングに関連することを全部出来ちゃう人なんです。僕はすごく仲良くさせてもらっているのですが、本当に良い空気感を持った素敵な女性で、「人のために何か奉仕する」ことに自分の幸せを感じることが出来る素晴らしい人です。そんな人が、この度自宅サロンで、ヘナアートの第一人者である師匠の方をお招きして、壁に大胆にヘナアートを描いたり、ハンドパンを聴きながら参加された方の体にヘナアートを施したり、ハンドパンの試奏まで出来ちゃう素晴らしいイベントを開催されます!!

まだ予約なども受け付けているそうなので、気になる方は是非Facebookのイベントページをチェック!!!

ここだけの話、チラシづくりまで楽しくやっちゃっているらしいですよ。笑

 

さあ、文章多めの長いブログになってしまいましたが(笑)、最後まで読んでくれたあなた、本当にいつもありがとう。直接目には見えないあなただけど、読んでくれている人がいるから僕は楽しくブログを書けています。

これからもよろしくお願いします。

鍵穴と公園、雪山と高速

こんばんは!!世間的にはGWという今となってはマボロシかと思えるような日々が過ぎ去りました。笑 みなさんがどのようなライフスタイルを送っているかは様々だと思うので特に詮索はしませんが、どうかこれからも毎日を大切に、瞬間に全身を預けて、いつか死ぬときに「あ〜最高だった!」と「まだ足りねえ!」を同時に言えるような日々を送っていけることを願います。建前でも外面でいい言葉を言っているつもりもなく、本当にそう思っています。まあ、おせっかいではありますが。笑

 

さて、僕といえば2月から突如「毎月新曲とそのMVをYoutubeで発表していきます!」と宣言し、4月まで順調に発表してきました!!(いや、順調ではなかったかもしれない笑)

2月に発表したのは”circle”という曲で、北海道のことを考えていたら生まれた、北海道で映像を撮った北海道の曲です。笑

3月に発表したのは”train window”。これはどちらかというと曲のリズムから着想を得て、そこから溢れてきた車窓(から見える風景と、見ている自分のこと)の曲です。

そして先月末、ギリギリに発表したのが”strange present”。初めて女の子に登場してもらって、(僕は自分が作った曲全てに「曲詩」という形で言葉をつけているんですが)、その曲詩をYoutubeのコメント欄にこっそり載せたという、僕にとっては初めてが多いMVでした。

全部、曲としても映像としても全然違う素晴らしいものが生まれたので、まだ見ていないという方は是非全部ペロッとして下さい!!

閑話休題。

この「月に一本新曲を映像とともにお届けする」というのはすごく刺激的だけど焦らされるのも事実で、でも焦っても良いものなんて出来ないから作品作りで焦ることは出来ない、というなかなかしんどいものなんです。笑

そして、今月も発表に向けて(まさに今!!!)すごく頑張っているんですが、やりたいことが逆に溢れすぎてしまって頭と目と手と足が全部違う方向に向いているので、今月はお休みします!!笑

どれかに焦点を絞るのか、全部同時的にすすめて行くのかまだ分かりませんが、「曲作り」にも「映像作り」にも「曲詩作り」にも決して飽きた訳ではなく、むしろより一層ハマってきたからこそ、今焦って(自分で縛った鎖に従って)出すんじゃなくて、僕自身が「これこれ!!サイコー!!」って言える状態で皆さんにお披露目したいと思います!!

本当に、”あれもしたい これもしたい もっとしたいもっともっとしたい”って感じなんです。

どれくらいの人が楽しみにしてくれているのか分からないですが、もし毎月楽しみにしていたのに!って人がいたら何かしらの形で僕に訴えてきて下さい。笑

さあ!今日はそんな報告!!(??) いっぱいオモシロイことやっていくよ!!

みんなオモシロイことやってるけど僕は僕のオモシロイことやるから、どんどんクロスしていこーね!!

I’m Always Thinking About You.

昨日は奈良県にある大和八木駅という駅前でハンドパンのストリートライブをしてきました!!

ストリートライブをするのはなんと3月中旬以来の約2ヶ月ぶり!!そんなにやっていなかったことに自分でも驚きました。笑

なぜ大和八木駅でストリートライブをしたかというと、僕の大学時代の友人が奈良県の橿原(かしはら)市というところで生活をしていて「ウチの地元の駅でもやって欲しい」と言ってくれたからです。本当にそれだけです。その言葉だけで僕はそこに行ってストリートライブをしたくなるんです。これってすごく素敵なことだ。何のドラマもない日常だけど、僕はそういう言葉だけでどこにでも行ってしまう気がする。

 

始める前は、久しぶりのストリートだし、友人からも「ベッドタウンで田舎だから、反応はあんまり良くないかもしれない、というかそういう文化に慣れていない人が多いかもしれない」と(始める直前に笑)言われたので緊張しましたが、フタを開けてみるといつも通り特別な出会いがたくさんある素晴らしいストリートライブでした!!

大きな駅なのに一つしかない改札口の目の前で、屋根がある環境だったので音の反響も人通りも抜群ですごく楽しかったです!!

TBSが5/4に放送した「ニンゲン観察バラエティ『モニタリング』」でりゅうちぇるがハンドパンに触れた際に大きく地上波ゴールデンタイムに出た効果もあり、たくさんの人が「テレビで見たことある!」と言ってくれました!!

写真はTBSの「ニンゲン観察バラエティ『モニタリング』」予告の写真です。

どうでもいいんだけど、この写真の後ろに写っている女の子が可愛いです。笑

少し冷え込む夜のストリートライブで、暖かいお茶を買って僕にくれたお姉さん、立ち止まって拍手をしてくれたご夫婦、少し遠目で見てたけど大事な大事な10円玉を握りしめて近づいてきてくれた女子中学生2人組、手を繋いだまんま僕のことを見てくれた高校生カップル。本当に楽しくて気持ち良くてたくさんの人と出会えた大和八木駅でした!!

 

その日はそのまま友人の家に泊まって、次の日は橿原神宮へ連れて行ってもらいました!!奈良県なんてすぐ近くにあるのに、こんなに大きな神宮(古事記で記されている初代天皇である神武天皇即位の地らしい!!)があるなんて、恥ずかしながら知らなかった・・・。

天気も相まって、すごく立派なロケーションだったので、以前から変えたいと思っていたブログのトップ画像用の写真を撮影!!

雲ひとつない青空、木造の荘厳な鳥居、参道を囲む美しい木々。僕が新しいトップ画像を撮影するのに完璧と言えるロケーションでした!!

このタイミングもまさに、人との繋がりを通して生まれた素敵な縁だったので、しっかりと中に入ってお礼を言わせてもらいました。

そういえば、ハンドパンを背負って橿原神宮を歩いていると、遠足中の幼稚園児が僕を見て、「カメに変身する人いる!」だってさ。笑 そうだね、君たちがそう願えばするのかもしれない。

 

最近は決して縮こまっていた訳ではないけど、内にこもってゴニョゴニョと企んで決定して動かしてばっかりだったので、この機会にストリートライブを出来て良かった。僕一人の頭では奈良県の大和八木駅でストリートライブをするなんて絶対に考えつかないんだ。だから僕は、人に会って、人と話して、僕の中にその人がいてその人の中に僕がいるのがすごく好きだ。

とりあえず今日は、奈良県で僕に関わってくれたみなさんありがとうございました。

 

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑤】~ここまでのまとめ~

ではここで一度、時系列に沿って振り返ることによって、より分かりやすくしましょう!ということで、今回はここまでの4回分のまとめになります。

まず、1939年に奴隷制という人類の負の遺産を歴史的背景にして、トリニダード・トバゴ共和国で、ドラム缶をもとに「スチールパン」という楽器が作られました。

(詳しく知りたい人は【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!③】「スティールパン・スチールドラムって何?」を参考にして下さい。)

そして、そのスチールパンがインドのガタム(Ghatam)と、スイスのPANArt社で出会います。世界中を旅していた音楽家と、スチールパンを作ることで金属製楽器の可能性を感じていた職人、そこにインドにあった壺型の打楽器が加わることによってハング(Hang)という全く新しい楽器がここで2000年に誕生したのです。

(詳しく知りたい人は【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!②】「ハング(Hang)って何?」を参考にして下さい。)

当初、PANArt社が作ったハング(Hang)は製造方法や原理が秘密にされていましたが、2006年にPANArt社を追ったドキュメンタリー番組が放送されたことをきっかけに爆発的にメーカーが増えました。「ハング(Hang)」という名称はPANArt社が商標を取っていたので、メーカーによって「ハングドラム」「パンタム」「パンドラム」など様々でしたが、次第に「ハンドパン」という名称が一般化されてきました。そして現在もハンドパンを所有したいと思う人の数は増え続け、それに呼応するような形で世界中100を超えるメーカーがハンドパンをそれぞれ特徴を持って製造しています。

(詳しく知りたい人は【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!①】「ハンドパンって何?」を参考にして下さい。)

そのハング(Hang)あるいはハンドパンから更にインスピレーションを受けた楽器メーカーが、「ハピドラム」や「カイサドラム」と呼ばれる、よく似てはいるが別物の楽器を発明、製造しています。また、ハング(Hang)を作ったPANArt社自体は2013年にその製造を中止し、現在は「グーバル」と呼ばれるさらに新しい楽器を製造しています。

(詳しく知りたい人は【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!④】「なんか色んな名前で似たような商品があるんだけど・・・」を参考にして下さい。)

以上が歴史の順番に沿って振り返ったときの「スチールパンからハンドパンまで」の大まかな流れになります。

今日はここまでです。動画はPANArt社が現在作っているが、一般に発売をしていない「グーバル(Gubal)」から更に進化して、肩ひもをつけて演奏しながら踊ることを目的とした「Hang Bal」の演奏動画です。(ちなみに僕はこれがめちゃくちゃ欲しい!!!!!本当に本当に欲しい!!!笑)

 

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑥】はコチラ!!

ハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)”

第3弾PV”strange present”発表!!!

ブログでの発表は少し遅れてしまいましたが、しっかりと4月30日22:40にSHUのHandpan official PV第3弾”strange present”を発表しました!!

何が「しっかりと」なのかというと、2月から突然「一ヶ月に一曲新しい曲とそのPVをYoutubeにアップします!」という謎の縛りというか首絞めを自分に課してしまっていて、その第3弾ということです!笑

4月の30日22:40という超ギリギリですが、滑り込みセーフです。笑

 

録音は知り合いのエンジニアに協力してもらった上で行なっていますが、作曲はもちろんPVの構成から撮影、編集まで全部自分でやっているんだから、もちろんめちゃくちゃヘビーです。笑 でも逆に言えば全部自分のやりたいようにやりたいペースで無茶な要求を叶えることが出来るからすごくやりがいもあるんです!

 

今回のPVは”strange present”というタイトルで、なんと女の子に出演してもらいました!!これはすごく嬉しい!!なんでかって、(もちろんみんなもそうだと信じたいのですが)可愛い女の子が出てるPVって僕自身大好きだからです!!笑

出演をお願いするところから始まって、インスタントカメラを何台も使って二人で色んな所に行って撮った写真たちを使用しました。撮った写真は250枚ぐらいかな〜。その中から使いたい写真を選んで、順番を考えて、動画を入れたり入れなかったり試して・・・。撮影も編集も本当に終わって欲しくないぐらい楽しかったけど、せっかく出来ちゃったのでみなさん見て下さい!!笑

ちなみに今回はPVの説明欄に僕の曲詩を書いています。この曲詩というのは、僕が作ったハンドパンのオリジナル曲全てにあるものなのですが、基本的には誰かに呼ばれて行なったライブのときにのみ、「詩集」という形でお渡ししているものでした。しかし、今回の曲とPVでやりたかったことをより良く伝えるために、今回に限って曲詩を説明欄に記入しました。なので、欲を言えば最初は映像をしっかりと見て欲しいですが、2回目はその詩を読みながら曲を聴いて頂いて、10回目ぐらいに詩を覚えた状態で映像を見て下さい。笑

 

最近は、【聞かれてないけど!!勝手にハンドパンQ&A!!】という形で勝手にハンドパンの疑問を解消するという企画を行なっていて、説明をする形での文章をたくさん書いてきたので、こういうブログが久しぶりですごく楽しいです。笑 いや、いつもの企画も楽しいんですけど、右脳と左脳の話です。笑

でも、ブログよりもアップした新作のPVを見て欲しいから今日はここまで!

ということで世間はGW真っ最中!!暇な人も仕事が忙しい人もキャンプに行く人もみんなみんな見て下さい!!よろしくお願いします!!

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!③】

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!②】はコチラ!!

「スティールパン・スチールドラムって何?」

さあ、すっかり3回目となりましたがさらに時間を遡ります。今、僕たちは時代を逆走しています。笑

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!①】では、「ハンドパンって何?」というタイトルの元、ハンドパンの説明をし、【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!②】では「ハング(Hang)って何?」というタイトルで、少し時代を遡ってPANArt社の話をしました。そして今回は更に、PANArt社が「ハング(Hang)」を作る元になった「スチールパン(スチールドラム)」についてお話をします。

スチールパンあるいはスチールドラムと呼ばれる楽器は、1939年に発明されたと言われており、「20世紀最後にして最大のアコースティック楽器発明」と呼ばれ、現在ではトリニダード・トバゴ共和国の政府により正式に「国民楽器」として親しまれています。

何十人もの人間が一つのグループとして参加し、毎年トリニダード・トバゴ共和国で開催されている「ナショナル スティールパンバンド パノラマ コンペティション(通称パノラマ)」の映像や楽しそうな顔、賑やかな音色などを見ていると本当にカッコ良くて、映像を見ているだけで踊りたくなりますが、その楽器の発明の裏には実は暗いお話があります。

 

19世紀半ば、イギリスの占領下にあったトリニダード・トバゴでは、黒人たちは奴隷として扱われていました。そしてその中で彼らはあらゆる娯楽をイギリス人によって制限され、あらゆる楽器の演奏を禁止されました。

そして1939年、一人の男がへこんでボロボロになったドラム缶を直そうと叩いたときに、箇所によって違う音が鳴ることに気付き、この楽器の誕生に至ったというのが通説です。

その後奴隷制は廃止され、トリニダード・トバゴ共和国に住む人たちはこの楽器に魅力に取り憑かれました。話に聞いただけなので真実か分かりませんが、トリニダード・トバゴには村に一人は絶対にスチールパンを作ることが出来る職人がいて、村人からその人はとても尊敬されているそうです。

余談を挟みましたが、奴隷制度や人種差別などの悲惨な歴史が生み出したとは思えない明るい音色に、僕はトリニダード・トバゴの人たちへの尊敬の念が生まれます。

そしてその後、スチールパンは世界中に広まりました。最初は、「カリブ海の小さな島国で盛んな、変わった民族楽器」という認識で、いわば興味や物珍しさが先行する形で受け入れられていったようですが、次第にジャズやクラシック、ポップスなどでも広く使われるようになり、各ジャンルで有名なスチールパンアーティストも生まれていきました。

日本では1970年代後半に細野晴臣が使用したりと、割と早い段階だから使われていましたが、1980年に郷ひろみの「セクシー・ユー」という曲で使われたことによって広く一般に認知されるようになったと言われています。

と言う訳で、ハンドパンの認知度が日本で爆発的に広まるためには、誰か有名なアーティストがハンドパンを使用した曲を作ってくれることを願っています。笑

さらに欲を言うなら、僕を使ってくれてもいいんですが・・・。笑

今回は、トリニダード・トバゴ共和国で毎年開催される「ナショナル スティールパンバンド パノラマ コンペティション(通称パノラマ)」の映像と共に終わりにします。

これ見たら本当に勝手に笑顔になって身体がウズウズしてきますよ!!

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!④】はコチラ!!

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【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!②】

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!①】はコチラ!!

「ハング(Hang)って何?」

前回の【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!①】では軽い説明しかしませんでしたが、「ハンドパン」と「ハング(Hang)」は似て非なるものです。前回は「ハング(Hang)」の説明を省略しましたので、今日はハンドパンの起源となるその「ハング(Hang)」について、僕の知る限りですが説明をしていけたらと思います。

ハング(Hang)を発明したのは、スイスに拠点を置く楽器製造メーカー、PANArt社。代表はFelixとSabina。

彼らは元々、1976年から母国スイスにて、トリニダード・トバゴ共和国発祥のスチールパン(スチールドラム)を作っていたのですが、そのときに「metal(金属)を楽器として捉え、研究する」ということにハマったようです。

そして、自身でPANArt社を設立し、(ほとんど山に篭るような形で)自らの金属への理解を高めるために修行をしました。

そんなある日、スイス人であり、世界中を旅していた音楽家のRetoが自身が持っていたスチールパンをチューニングしてもらおうとPANArtを訪れ、そのときにインドから持ち帰ったガタム(Ghatam)という民族楽器をFelixに見せ、「このように手で叩けて、なおかつスケール(音階)があるものを作れないか?」とFelixに尋ねました。

(↑↑インドの民族楽器ガタム(Ghatam)

そしてそのときにFelixが即席で作ったのが、単純にスチールパンを二つ重ね合わせたような、とてもとても大きなものでした。(今回貼る”’A discreet revolution’ – PANArt® Hang Documentary 2006”というPANArt社を追ったドキュメンタリー映像の中でもその実物が出てきますが、大きさや音色はともかく、下の真ん中にホールがあるなど、形は現在のものと大差ありません。)

それがハング(Hang)の、あるいはハンドパンの歴史の始まりです。

つまり、スチールパンを製造していたFelixがより芸術家としての、あるいは自己の高みに上るために立ち上げたPANArtという「金属楽器製造屋さん」に、インドのガタム(Ghatam)が持ち込まれたことによって生まれた化学反応の結果、ハング(Hang)あるいはハンドパンの歴史が始まったのです。

そこで新しい道が開けたときにFelixがまず思ったことが「こんなに大きな楽器誰も演奏出来ない」ということでした。笑

そこから小型化と音の研究が進み、現在のような大きさ、形、音色に落ち着きました。

そしてハング(Hang)の発明に至る訳ですが、楽器を歴史の順番に並べると、「ハング(Hang)とはスチールパンから派生した楽器」という分類に収まるかもしれませんが、PNArt社を追ったドキュメンタリーを見ていると、Felixはそのように考えていないことが分かります。つまり彼は、「スチールパンという楽器は自分の創造性をとても刺激してくれる楽器であり、技術や知識の元ではあるが、あくまでもハング(Hang)はどこにも似ていない全く別の楽器である」と考えています。そしてこれもあくまでも個人的にですが、僕もそのように考えています。

当初、そしておそらく今もPANArt社が掲げている理念と、スチールパンが発生した経緯は全く別物です。(スチールパンの由来については次回でお話をします。)

2013年、PANArt社はハング(Hang)の製造を正式に中止しました。常に新しいものを作っていく彼らは現在Gubal(グーバル)という楽器などを製造していますが、ハング(Hang)の広がり方が(おそらく)彼らの望んだ形ではなかったため(ドキュメンタリーの中でFelixは「ハング(Hang)は街中の大きな楽器店に置かれるような楽器であるべきではない」と明言していますが、現在のハンドパンの広がり方を見ればそれは残念ながら上手く伝わらなかったようですが、あの音色の美しさを考えると当然の結果と言えなくもないかと思います。現在PANArt社が製造・販売をしているGubalなどについては、一般的な販売は受け付けず、逆にPANArt社がプレーヤーを選ぶような形で、数人のプレーヤーにより演奏されています。

より詳しく知りたいと言う方は、下の動画をご覧ください!PANArt社のドキュメンタリー映像で、約1時間あり英語版のみですが、とても見応えのある面白い映像です!

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!③】はコチラ!!

ハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)”

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!①】

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⓪】はコチラ!!

「ハンドパンって何?」

まずはここから!でもここの説明がおそらくすごく大切で面倒臭い。笑

ハンドパンとは、2000年あるいは2001年にスイスで発明された「ハング(Hang)」に由来を持つ、金属製の「体鳴楽器」です。(体鳴楽器とは、簡単に言うとギターみたいに弾く楽器でもないし、トランペットみたいに吹く楽器でもないし、スネアとかコンガみたいに面(ヘッド、膜のようなもの)を張ってそこを叩く楽器でもないよということです。近いのだと、トライアングルやシンバルのような楽器になります。)

歴史を遡って見てみると、2000年にスイスのPANArt社が「ハング(Hang)」を発明した背景には、トリニダード・トバゴ共和国で発明された「20世紀最後にして最大のアコースティック楽器発明」と言われている「スチールパン(スチールドラム)」があります。

PANArt社が発明した「ハング(Hang)」や、トリニダード・トバゴの国民楽器である「スチールパン(スチールドラム)」については、また別の機会に詳しく説明をしますが、今回はそれらを元に作られた「ハンドパン」についてお話します。

ハンドパンについては、現在世界中で100以上のメーカーが確認されており、ハンドパンを持ち運ぶ専用のハードケースや、日々のケアに欠かせない専用のケアオイルなども発売されています。

Twitterを始めとするSNSでは高速で日々情報が更新されていますが、日本語で書かれたインターネットページではなかなか情報が更新されないままになっていることが多いので、2018年7月現在、僕自身が知っていることを書いていきます。

インターネット上の古い記事では、ヨーロッパのいくつかの有名なメーカーや、アメリカのいくつかのメーカーを上げていたり、逆に「東南アジア産のものは粗悪品である」と書かれてあることもあります。2~3年前までは確かにそのような状況もあったかもしれませんが、現在は全メーカー確実に腕を上げてきています。特にインドネシア産やタイ産に関しては、品質はとても安定しています。

この背景には、ハング(Hang)がスイスのPANArt社によって発明された当初、製造方法などが秘密にされており、楽器自体が謎に包まれた存在だったということがあります。(音色も相まってそれは神秘性を増していきました。)

しかし、2006年にPANArt社のドキュメンタリー番組を放送すると、そこから爆発的に「模造品(レプリカ)」という形で多くのメーカーが類似品(ハンドパン)を製造し始めました。(呼称については、ハング(Hang)はPANArt社が商標を取ったので、各メーカーが製造を始めたときは、「ハングドラム」「パンタム」「パンドラム」など様々でしたが、現在は「ハンドパン」で統一されている傾向にあります。また、「ハピドラム」「カイサドラム」「タン(トーン)ドラム」「スペースドラム」などにつきましては別の楽器になりますので、後に説明をします。)

話は戻りますが、そのドキュメンタリー番組をきっかけとして、近くのヨーロッパから生産メーカーが出来、順にアメリカ、アジアとメーカーの数は増え続けていき、現在も増加傾向にあります。

ここで注目したいのは、ハング(Hang)の発明元であるPANArt社がインタビューで答えた内容です。

“To state it clearly and precisely: we do not make percussion instruments, handpans or hang drums.”、”The Hang is sometimes referred to as a hangdrum, but the inventors consider this a misnomer and strongly discourage its use(wikipediaより)”

また、後日紹介しますが、”’A discreet revolution’ – PANArt® Hang Documentary 2006”というPANArt社を追ったドキュメンタリーでも同様のことを述べています。

簡単に言えば、「私たちが発明したのはHangであって、他の楽器の何物でもない。他のハンドパンと同一には考えないで欲しい」とハッキリ言っています。

つまり、製造方法が分かり、様々なメーカーが作り出した当初、その大元であるPANArt社はそのほとんど全てを明らかに「ニセモノ」だと言っているのです。

しかしその後、PANArt社の意向とは(おそらく)そぐわない形でメーカーは増え続け、切磋琢磨があり、早い段階で生まれたヨーロッパの製品はその品質を上げていきました。

現在では、有名メーカーになるとWaiting Listに名前を書くことすら止めている会社もあるぐらいで、Waitinig Listに書いても手に入れることが出来るのは1~2年後というのが通常です。

しかし、逆に言えば超有名メーカーでなくとも、確かな品質のハンドパンをリーズナブルな価格で手にいれることが出来る状況は整ってきています。

今回はここまでです。写真はPANArt社が作った1sr Generatonと呼ばれる初代モデルと、タイ産ハンドパン、ベトナム産ハンドパン、韓国産ハンドパンです。見比べるとメーカーによって色、形などが様々なことがよく分かると思います。

(↑↑Hang 1st Generation by PANArt)

(↑↑ハンドパン タイ産)

(↑↑ハンドパン ベトナム産)

(↑↑ハンドパン 韓国産)

【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!②】はコチラ!!

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