【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!⑧】

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「ハンドパンの魅力って?」

はい!!今日お話するのは、『僕が感じた僕の話』であって、今までのこの企画内容のように、歴史的背景や知識の伝授のようなものは何も関係ないけど、かなり伝えたいことです。

最後まで読んでくれることをとても強く願っています。

 

僕は音楽がずっと好きで、子供のことからピアノを習っていて(当時はピアノ教室に通うのは嫌だったけど笑)、中学校で吹奏楽部に入りパーカッションを担当し、高校生になる少し前からバンドを始めてそれ以来ずっとライブハウスに出演したり、友達のバンドを見に行っていました。今でもライブハウスに遊びに行くのは大好きです。でも、そこには自分たちも含めてカッコいいバンドがたくさんいるのに、お客さんの数はいつまでも限られているという状況がすごく悲しかった。

それからは、「ここでこんなに命を燃やしてすごい熱量を出しているカッコいい人たちがむちゃくちゃいる。全員Mステに出ないといけないとまでは言わないけど、ライブハウスがもっとみんなにとって気軽で、当たり前な場所であって欲しい。」と強く感じるようになりました。

そしてそれと同時に、ライブハウスで演奏をしている人が、たまに「みんなもっとライブハウス来ようぜ!」とMCで言うのを聞くと強く疑問を感じるようになりました。

もちろん、言っている内容は彼らなりに多くの人に見てもらいたいという意識の表れだけど、ライブハウスで言ってもあんまり意味がないような気がしたのです。「いや、この人たちはもう来てるじゃん」って思っていました。

その頃から、僕はまず「自分が」外に出てストリートライブをすることによって、「生の音楽」の魅力を多くの人に分かってもらいたいという気持ちが出てきました。

でも僕はドラマーで、打楽器奏者で、残念ながらメロディーを生み出せる楽器や素晴らしい歌声は持っていません。もちろんぼくは「リズム」というものが大好きだし、そこに大きな宇宙を感じるけれど、それだけじゃ実際に人を惹きつけるのは難しいと考え、悩んでいました。

 

 

そんなとき、Youtubeでたまたま見つけたのが「ハンドパン」だったんです!!その姿を見て、その音色を聞いたときに僕は「これだっっっ!!!!!」と思いました!!「これこそ僕がやるべき楽器だ!!」と。その楽器は、【持ち運びが容易に出来て】、【電源を必要とせず】、【打楽器のように”叩く”というアプローチでリズムとメロディーを同時に鳴らせる】から、【一人で動くことが出来る】!!

まさに今僕が必要としている、僕のための楽器だと本気で信じました。

聞いてるだけでホレボレするような【幻想的でコズミック】な素晴らしい音色だけど、実際に自分で持って演奏してみて分かったのは、演奏している方が【もっと世界に入り込める】ということでした。

だからこそ僕は、自分がプレイヤーでありながら、「みんなもハンドパンをやればいいのに!!」と強く思いました。

これはPANArt社のドキュメンタリー映像の中に出ていたアーティストの人が話していたのですが、ハンドパンは、【ピアノやトランペットのように難しくなく、叩けば誰でも音が出る】のです!もちろんピアノだって鍵盤を叩けば音が出ますが、ハンドパンは音数がそれに比べると圧倒的に少ないので、逆にいえば【とっつきやすい】と思います。

さらに、これは僕が色んな人の動画を見たり、色んなハンドパン奏者と会ったり、ストリートで声をかけてもらった人に叩いてみてもらったりしたときに強く感じたのですが、同じハンドパンを使っても、【叩く人によって全く違うものが生まれる】んです!!

どういうことかと言うと、使う指の部位もそうだし、ハンドパンを叩く箇所ももちろん関係してくるのですが、それ以上に「この人がどんな音楽を聴いてきたか」「音楽を知る上でこの人にとっては何が大事なのか」という所から「柔らかくて優しい指をしている人が出せる音だな」とか「力仕事でものを強く握ることが多い人の指だから鳴らせる音だ」というところまで、本当に【音色が千差万別】ですごく面白いんです!!

だから僕はこの楽器を持ってストリートライブをすることに誇りと喜びを感じているし、たくさんの人がこの楽器を演奏すればいいと思います。

楽器経験の有無は、この楽器を楽しむ上で優劣はありません。
今まで楽器をやってこなかったけど「ハンドパンならやってみたい」と思い、始める人もたくさんいます。

 

そしてこれも僕が信じていること。それは【ハンドパンという楽器はこれからの時代を担う、今は新しいけどそのうちスタンダードになる楽器】だということ。かつてクラシックが主流でピアノという楽器が(作曲においては特に)音楽の中心にあったように、ロックという音楽が出てきたときにエレキギターがスターであるように、これからの時代のスタンダードとなる音楽の真ん中にハンドパンはあると思います。

 

僕から伝えることが出来るハンドパンの魅力はこれぐらいですが、きっとハンドパン演奏をしている人たちそれぞれによって、思いも様々だと思います。

そしてきっと、あなたがハンドパンを見て感じたことや、ハンドパンを触って感じることも様々だと思います。

もちろん、楽器はハンドパンだけじゃないし、表現方法は音楽だけじゃありません。

現に僕は、映画も小説もマンガも詩も美術も大好きです。

あるいは『芸術』というカテゴリーですらなくてもいいと思います。

それでも、僕が一番好きで、自分が出来ることは『音楽』で、その中で僕が人に薦めることが出来る楽器が『ハンドパン』です。

どうぞみなさん、ハンドパンを『あなたが』演奏する未来を、少しだけ想像してみて下さい。

そして、僕のことを少しだけ応援してくれたら、僕はとても嬉しいです。

最後まで見てくれてありがとうございました。これが、僕が伝えることの出来る『ハンドパンの魅力』です。

 

写真は、今年の4/22に出演したイベントの際に©︎2017 MORIPHOTOに撮って頂いたものです。

ハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)”

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