【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!③】はコチラ!!
「なんか色んな名前で似たような商品があるんだけど・・・」
そうなんです。”【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!②】「ハング(Hang)って何?」”で紹介しましたように「ハング(Hang)」から始まったこの、わずか17年ほどの歴史の中で、実に様々な楽器が生まれました。今回はそれらをまとめて紹介したいと思います。
・スチールパン・スチールドラム
→【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!③】「スティールパン・スチールドラムって何?」へGO!!
・ハング(Hang)
→【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!②】「ハング(Hang)って何?」へGO!!
・ハンドパン
→【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!①】「ハンドパンって何?」へGO!!
・ハピドラム/金属製スリットドラム(タンドラム)
→2008年にアメリカの楽器メーカーによって製造された楽器です。音の配置や形、演奏方法や音色から察するに、ハング(Hang)あるいはハンドパンから着想を得て、それを小型化、大量生産化したものだと思います。僕自身の個人的解釈と、実際に演奏したときの感想ですが、寄せてはいるものの、やはりハンドパンはあのサイズと深み(つまり空洞の大きさ)があって初めてあそこまで幻想的でコズミックな音が出せると思っていますので、そういった意味ではやはり全く別物です。良い悪いではなく、音色も値段も全くの別物だと考えた方がいいと思います。しかし、サイズや値段の面で言えば、非常に購入しやすく、持ち運びも容易なうえ、大量生産に成功しており多くの楽器屋さんでも取り扱っているので、お持ちのパーカッションの中の一つとして加えたら面白いと思います。
・カイサドラム
→これは見た目がとても似ているのでハンドパンと混同されがちですが、別の楽器になります。こちらも生まれは2008年なので、ハング(Hang)あるいはハンドパンの影響を受けて作られたものと思われます。上から見た図はよく似ているのですが、上からみて分かる違いは、それぞれのTonefield(周りの凹んでいる部分)の辺りを囲むように小さな穴が開いていること。おそらく、ハンドパンの下のHoleの役割をしています。そして、下面と上面がワイヤーで固定されていて、いわば上面が宙吊りになっているようです。(僕も生で見たことがないので調べた情報のみになってしまいすみません。)そして下面は一般的には木製で、スタンドを固定するための穴や、座って演奏するときに木を差し込めるような仕様になっているようです。音色はハンドパンに近いですが、中の空洞部分での共鳴が少ないので少し軽い音になっている気がします。(動画を拝見しただけの個人的感想です。)
・タンドラム(スリットドラム)
→タン(舌)やスリット(切れ込み)という単語を使うと、ハピドラムなども入ってきてしまってややこしいのですが、一般的にタンドラム・スリットドラムと言えば木製の写真のようなものを指します(写真をパッと見たらカステラと間違えそう笑)。木箱にタン(舌)のようなスリット(切れ込み)を入れた楽器で、中は空洞になっています。音の原理は木魚などと同じで、楽器分類学に沿って言えば、ハンドパンと同じ「体鳴楽器」になります。音色としては、木製ということもあってシロフォンやマリンバ寄りではあります。しかしもちろんサイズが違うので、逆に言えばアクセントとしてシロフォン的な音を軽くパーカッションで使いたいときに便利かもしれません。
そのほか、金属製のタンドラム(スリットドラム)もあり、そちらはハピドラムやガンクドラムにことになります。
・グーバル→【聞かれてないけど勝手に!!ハンドパンQ&A!!②】「ハング(Hang)って何?」へGO!!
以上です!!他にも何かややこしい名称のものがあれば教えて下さい!!