いちご大福、情報教室、個々の事情

こないだ電車で聞いた話。空いている電車で僕が本を読んで座っていると、ある駅でお年寄りの夫婦が乗ってきました。

2人はゆっくりと椅子に座りました。そしておばあさんが、「あ〜、すぐに座れて良かったね〜。混んでいると席を譲ってくれる人もいるけど、譲らない若い人もいる。でも、若い人だって仕事で疲れてて座りたいときもあるし、仕方がないしね〜。」とにこやかにおじいさんに話しかけていた。おじいさんは声が小さくて何て返事したのか分からなかったけど、2人はそのまま一駅分だけ電車に乗って降りて行きました。

おばあさんが話していたことは、「個々の事情」という一見では分からない難しい問題かもしれない。(若い人が席を譲らなかったり、譲ろうとしたら逆に怒られたり)。

でも、どんな行為をするにせよ、受け取るにせよ、反応を受け取る側の人が、受け止めるだけの準備をしておけば、どんな行為に対しても感謝と慈愛をもって返事をすることが出来るっていうこと、結局はとても単純な、「自分の心」次第で世界は真っ黒にも虹色にもなるんだと再確認させてくれるお話しだった。

 

気がつけばあっという間に10月も後半。

こないだ「7月が始まった!夏だ!」なんて言ってたのに、日中は昨日も今日も暑いけど、季節的には十分秋に染まってきている。季節が、地球の自転が教えてくれるメッセージを僕はいくつか見落としている様な気がして最近はずっとソワソワしています。

 

そんな僕が最近よく思い出すのは、小学生のときにむちゃくちゃ怖かった先生に怒られた話。

昼休みに、給食で出た「いちご大福」を食べながら廊下を歩いていると、その怖い先生に出くわして「廊下でものを食べながら歩くな!ここで食べ終わるまで出るな!」と言われ、真っ暗な「情報教室」に入れられた。そこで僕は泣きながら「いちご大福」を食べていると、また別の先生が僕の泣き声に気づいて「情報教室」に入ってきて、保健室に連れられて、昼休みはずっとそこにいた。あのときほどマズイいちご大福はこの先も食べることはないだろうな。笑

何がそんなに悲しくて、何がそんなに怖くて、僕は号泣しながら「いちご大福」を「情報教室」で食べるという事になったのか全然思い出せないけど、理由は分からないけど、「僕の中の一番弱くて、人に見られたくない部分」をまっすぐに突かれた様な気がしたのはとてもよく覚えています。

「いちご大福」、「情報教室」、「歩きながら食べるという行儀の悪さ」、「自尊心」。

これぐらいのキーワードで誰か僕の深層意識を精神分析してくれませんか?笑

一週間ぶりのブログはそんなお話。笑

 

 

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