トンボ、蜘蛛、夕焼け

8/22~24にかけて二回目となる熊本に行って、お手伝いをしてきました!

今回は、地震によって家の基盤がズレたおうちに伺い、ズレによって生じた隙間をセメントみたいな砂で埋めたり、土地が雑草でボーボーに伸びた場所の草刈りをしたりしました。砂と水で家の地盤を固める作業も、草刈機を使ったのも人生初めてで、とても楽しく貴重な体験をすることが出来ました!

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そして、益城という熊本地震の震源地であり、古い家も多かったことから被害がとても大きかった場所に今回も行ってみましたが、状況はあまり変わっていないようでした。

前回行ったのは4/28ぐらいだったから、ほぼ4ヶ月。季節を一つ進めて、蜘蛛が大きくて立派な家を建てることが出来て、土砂崩れ防止の大きな砂袋からは草が強く生えるぐらいの時が経っていたけど、壊れた家は今もそのままだった。まるで秋の夕暮れみたいな真っ赤な空の中をたくさんのトンボが飛んでいた。壊れた家々が並ぶ通りを自転車に乗って女子中学生が笑いながら駆けていく。僕の戸惑いは以前と変わらずあるけれど、前回のように手付かずではなく、行政が行き届かない一人一人の、一軒一軒の悩みを少しずつ数と力で解決していく。僕の悩みや、熊本の人たちの悩みとは無関係に季節は進み、自然は自分の力をのびのびと解放する。蜘蛛が巣を張ることも、季節が進むことも自然なら、地震も自然。不自然なのは僕たちの方かもしれない。そんなことを考えたりもした。

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それでも人が生きていくためには、ご飯も作らなくちゃいけないし、屋根がある寝床もないといけない。悩みは尽きないし、問題は山積み。僕が行かないといけない場所ではないかもしれないけど、僕の目を通して見た情報を、僕の言葉で話すことによって、一人でも多くの人がまだ興味を持ってくれたら、そこから少しずつ何かは変わると信じて。でも忘れちゃいけないのは、困っている人は熊本じゃなくてもたくさんいるっていうこと。あなたのすぐ近くにも意外といるものなんです。

今回は、知り合いに紹介してもらって森さんという方とお話しをすることが出来た。この人は僕が大阪で動かしたい活動を熊本で手伝っている人。どんな活動かはまた僕がもう少し体を動かして頭を使ってからお伝えします。笑

美味しいご飯を食べれて、初めての体験をして、豊かな自然を見れて、会いたかった人に会えて、共通の苦悩を持つ人に会えた、そんな素晴らしいこと尽くしの今回の熊本でした!

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