沈黙とワイセツ

タイトルが何というか、ものすごく卑猥になってしまったことを先に謝っておきます。笑 どちらも僕がすごく公開を楽しみにしている映画の話ですので悪しからず。

まずは『沈黙』!これは遠藤周作の小説の映画化です。そもそも僕が関西大学文学部比較宗教学という、何千人もいる関西大学の文学部の中で20人程度しか入れない(入らない笑)ゼミに入ったのは、僕がキリスト教というものに高校生のときにとても興味を持ったからでした。僕自身はクリスチャンではないですが、「何でこんなにこの宗教は世界で受け入れられているのだろう?その魅力は何だろう?」というとても素朴な疑問からの始まりでした。そして、大学生になってこの小説と出会い、とても感銘を受け、僕はこの『沈黙』と旧約聖書の「ヨブ記」を題材にした卒業論文を書いたほどです!クリスチャンではない僕でも、この小説で問われていることは永遠のテーマだと感じます。

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江戸時代末期、キリスト教禁制の中で「隠れキリシタン」として生きる人と、布教者として日本に潜り込む神父。踏み絵を踏んで棄教するのか、なぜこのような死さえ迫られる状況下においていまだに神は「沈黙」するのか……。

とても優れた僕の大大大好きな名小説が、マーティン・スコセッシによって映画化されるのです!!すごく楽しみだ!!誰か一緒に行きませんか?笑

そして、なんて可愛い笑顔なんだスコセッシ監督。なんてイケメンなんだ窪塚洋介。

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二つ目は「ROMAN PORNO REBOOT PROJECT」!!これは何かというと、日活という1970年〜80年代にかけて、ポルノ映画で一世を風靡した(「日活ロマンポルノ」と呼ばれています)映画会社日活が、28年ぶりにロマンポルノ映画を公開するのです!しかも、現役の、今世間を賑わせている日本人監督5人による5作連続公開!

そもそも日活は普通の映画会社だったのですが、経営難に陥り、会社を復活させるためにポルノ映画を撮ったのが始まりでした。そして「撮影期間は1週間」「制作費は均一」「濡れ場は10分に1回」「映画は70~80分程度」といった独自ルールでどんどんと映画を作りました。すると、その制限の中で新たな表現方法や、芸術のカタチがいくつも生まれていったのです。その日活が当時と同じ条件で「再始動(reboot)」するなんて、今の時代を生きている僕にはとても嬉しい話!!これもすごく楽しみで、5回通し券を買いました。誰か一緒に行きませんか?笑

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『ワイセツって何ですか?』『芸術か?ポルノか?論争再び!』というキャッチフレーズもなんか良い。

今日はそんな、100%映画のお話。

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