不調と猫と、気持ちと気付き。サラサラ濁る、定義と定理。

この一週間ほど、体調をひどく崩したためボケーーーッとしていました。笑

めったに身体を壊さない、薬を使わない僕は、一度身体を壊すと治るのに人より時間がかかるのです……。笑

 

さて、お久しぶりのブログ更新です、どうもみなさん、僕は大阪を中心に”ハンドパン”という楽器を持ってストリートライブをしたり、日本初のハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)”を運営したりしているSHUです。笑

ただいま、ネットショップの方で、ハンドパン専用のハードケースを大変お安くお買い求め頂けるセールを実施しておりますので、是非お立ち寄り下さい。笑

風邪の間はブログもFacebookも更新せず、ストリートライブにも行かず、ただただボケッとして、録り溜めていたTEDというプレゼンテーションの番組を観たり、猫と遊んだりしていました。笑

 

あ、今日のブログ長いですよ??笑

ちゃんと時間と場所を確保して読んで下さいね。笑

 

「フラクタル構造」や「マンデルブロ集合」で知られる(らしいです笑、この2つについて知りたい方は自分で調べて下さい笑)数学者ベノワ・マンデルブロが、プレゼンテーションの中で

『無限の不思議は単純な法則を繰り返し生み出されるものなのです』

と言っていた。

なんて数学的な美しい言葉なんだろう。

 

一つ一つの簡単な所作を怠らないこと。これは、とてもシンプルで僕の人生を豊かにする秘訣。

ジーパンを履くとき、アイスコーヒーに挿すストローの紙袋を開けるとき、ストリートライブを始める前にセッティングをするとき。

 

僕は、宇宙人がいるとも、魔法があるとも信じている。信じた方が楽しいからそう信じている。あるいは、信じた方が楽だから。最早、しがみついていると言ってもいいかもしれない。

数学者の証明の手順は決まって「この結論が欲しい→それを証明する理由が欲しい」の順番で産み出される。

それは僕の目にはまるでこじつけの様に映っていたけど、自分の信念の根源を探しているのかもしれない。

 

また、彼は『例外を排除すると、重要でないことに詳しくなるだけだ』とも言っていた。

これも、とても数学的思考だけど、中途半端な理系脳では思いつかない素敵な言葉だ。

みんな、例外があんまり好きではない。自分の脳みそや計算、あるいは周りとの空気感で処理出来ないものは”例外”という箱に投げ入れがちだ。

そして、”例外”が溜まるとその中から似たものを集めて、1つの新しい”型”を作る。

 

世界一周するバックパッカーも、”好き”を仕事にする人も例外ではなくなってきた。

世界が優しくなってきた。

思いやりと愛があれば征服出来る世界が、静かに真綿で首を絞めにきた。

“自由”は広くなったはずなのに、余計に息苦しさを感じるような世界になった。

 

 

ビットコインなどの仮想通貨について研究しているある女性は、仮想通貨の説明をする前にお金の定義として、『お金とか金(ゴールド)ってそれ自体に価値がある訳じゃないよね。みんなで”これってこれだけの価値があるよね”って共通認識を持つことにしたからそういう価値を持つんだよね』と言っていた。

僕は、(以前ブログで言ったかな?言わないことにしたのかな?笑)お金があんまり『得意ではない』のですが笑、その理由を彼女はこの説明によってとても明確な言葉にしてくれています。

僕にとってお金とは、それ自体が必要なものではなく、僕が何かをするときに世の中が対価としてそれを求めるから持っている、感覚なんです。

物々交換が成り立っていた狩猟時代に戻ればいい、なんて言っている訳じゃないんです。

ただ、僕はいちいち自分の心に確認したいんです。

 

 

情報通でもなければ、理系脳でもない、経済にも詳しくなければ、いまだにパソコンにはヘコヘコしている。笑

そんな僕でも、もうウンザリしている。

『ここで笑えよ』って指示してくるテレビにも、『この道の方が君のためだよ』って優しくしてくれるパソコンにも、排気ガスにも狭い空にも、空が狭いことにすら気が付かない人々にも。

日本には、昔からあらゆるものに『作法』があって、それを非常に重んじてきた。

命のやりとりである戦にすら作法があったらしい。

“新しくて”、”面白い”ものを”早く”、”まとめて”教えて欲しい。その先に何があるんだ?

音の並びにリズムをつけて、長さを変えて、強弱をつければ”音楽”が生まれる。

そんな簡単なことなのに。自分で出来るはずなのに。”手間”に意味はないのかい?

 

人に何かを求めないことは、自分に期待していないことで

 

人にやさしくありたいと思うことは、人にやさしく出来ていないことで

 

自分の身を案じないことは、人も自分も裏切ることで

 

自分の心の底にある欲望に答えは全部載っているから、何も怖れる必要はない。

 

 

 

僕は、例外でも型でもない”僕”として、たくさんの人に支えられ、同じように誰かを支える一つの要素であって、共通認識でない、”あなたにとっての僕”と”君にとっての僕”は全く別の存在の、日々の行いを大切にする”簡単”を繰り返す、”無限の不思議”でありたいと思います。

なんちゃって。笑

病み上がりで意識が朦朧としているということにして、今日のブログはこんな内容で。笑

ナチュラルハイ、Feelin’ high。

いつもはストリートライブをする前にFacebookで告知をさせてもらうのですが、今回は告知をせずに週末の3日間梅田でストリートライブをしていました!!

そもそもなんでいつも告知をしているのかというと、(それを見て来てくれる人がいたらもちろん嬉しいけど)、「僕はちゃんと活動してますよ!」ってSNSで繋がっている人たちにお伝えしたいだけなんです。笑

だから、事後報告になったところで(おそらく)誰も困らないので……。笑

もし困る人がいたら仰って下さい、事前に言うようにします。笑

 

ストリートライブをしていると、僕はハンドパンに夢中で下を向いているので、みんなの”足”にどうしても敏感になる。

うっとおしそうに足早に通り過ぎる人、興味津々で向かってくる人、僕に悟られたら嫌だけど興味はあるから歩くペースを落とす人、変わらぬ歩調の人、変わらぬ歩調の様に努めている人……。

僕ぐらい足元だけを何時間も見続けていると、本当に足だけでたくさんの感情が分かるんです。足元ソムリエと呼んで下さい。笑

 

人の感情が行動に反映されるっていうのは面白いもので、僕に手は二本しかないし、心はひとつしかないけど、ひとつしかない心の中に手はたくさんある。

目に見えているものはイメージにもしやすいけど、そうじゃないものもしっかりと心の目で見ることが出来る。

逆に言えば僕の心の何十分の一も具現化されていない。

音楽を通して、ストリートライブを通して僕の思惑みたいなものが表面化されているか自信はない。伝えたいだけなら演説の方がいいかもしれない。笑

でも、芸術の特権として、ある種曖昧に見えるやり方で魅せることによって、受信する人が何を受け取るかという自由の幅を利かせることが出来る。それが面白いから、僕は音楽で伝えたい。

大きい音で奏でる音楽はライブハウスや野外フェスでしか聞けないけど、音楽はそこにしかない訳じゃない。

車の中にも、喫茶店にも、コンビニにも、家にも、スポーツの応援にも音楽はある。

それなら、道に音楽があってもいいじゃないか。道を転がる音楽を楽しもう。ガス代と等価交換でサーチンならなおさらいいね。

 

例えば、僕が主にストリートライブをする19~21時の間、たくさんの人が通る。

1分間に50人が通ると見積もっても(目測によるイメージだけど大体それぐらい)、2時間で延べ6000人が見てくれている。

こんなにたくさんの人が見てくれる機会は、今の僕にはストリートライブしかない。

その中で、現実的にお金を入れてくれたり話しかけてくれたりというアクションを取る人は、大体30人程度。200分の1。

今はまだこんなもんだ。

 

それでも、ライブハウスに行かなくてもいい、野外フェスに行かなくてもいい、あなたの日常の中に僕が勝手にお邪魔するから、どうかそこで生の音楽にしかない魅力を感じ取ってください。

ただ、爆音の中にしかない感動と興奮ももちろんありますが。

 

仕事とプライベート、日常と非日常の境目なんて曖昧でいい、なんて言えば反対意見がたくさん聞こえてきそうですが、どんなにつまんない顔をしている人だって、休みの日に何か面白いことをしていることは知ってる。

僕からしたら「何澄ました顔してんだよ、お前もヘンタイだろ」って感じです。笑

言葉が汚くなりました、失礼しました。笑

 

ただ、本音を言えば、僕がワクワクしたいんだ。普段は道で素知らぬ顔してすれ違うだけの人たちと交わることによって。

ストリートライブをしていると不思議な瞬間がある。あんな地下道で、人がたくさん行き交って足音も話し声もたくさん聞こえるのに、あるとき自分の音しか聞こえなくなる瞬間がある。

 

自由になら一秒でなれる。

幸せになるのには別に誰の許可もいらない。

一歩から次の一歩へと踏み出す間に完全に自由になることは出来る。

全部捉え方次第。

 

「与える」ことよりも「受け取る」ことに意識を置いたストリートライブは、いつもよりも気が楽だ。

あ、写真は全部先々月に東京に行った際に友達と行った、スカイツリー内の水族館で撮った写真です。笑

文字数が多いので、和やかな写真でも間に貼ろうと思っただけで、文章との関係性はございません。笑

僕はただ……

 

自分の心に素直でありたかった。

たとえ踏み外したとしても”僕のレール”を踏み外したかった。

 

八月が終わったから九月が来たみたいに、”毎日”が日毎に過ぎていった。

あの日から一年が経とうとしていて、あの日から七ヶ月が経った。

 

変わっていく景色も、変わっていく周りの人も、変わっていく環境も、変わっていく僕も、僕は傍観していた。

感傷の色をした水に浸って厭世的な見方をしたって、どうしたって僕は僕と景色と周りの人と環境とここにいた。

 

どうしようもないぐらいどうしようもない、死ぬまでは生きることを決めたときから自信過剰に卑下する自意識と持つことと持たないことを繰り返すことで、どうにか僕は僕でいれた。

 

濁音の接続語に頼ってばかりいるうちに、ザラザラの写真みたいな夢を見るようになった。

透明な世界に色をつけていくと、出口の場所が分からなくなって、冷めたフリをした。

 

誰のせいにもしない、見返りも求めない、優しさと報酬は分け与えたい。そんなことを続けていたら僕の中の言葉に出来ない目盛りが減っていった。

 

誰かから羨ましがられて、憎まれて、妬まれて、好かれた。

「ひとにやさしくありたい」と思うと、悲しくなった。

 

丸めた紙の中に、洗い流した汚れの中に、吐き捨てた唾の中に、大切な僕がいた。

綺麗な言葉と、包み込む笑顔と、血と汗の中に、大切にされたい僕がいた。

 

一歩踏み出す勇気がないから、饒舌にも情熱的にもなれなくて、きっとぼくは寄り目で俯瞰していた。

飛べない日があるのは、雨が降っているわけではなかった。

 

 

こんなのは、歌詞でも気取った詩でもない。そう見えたなら、きっとそれは僕がそう見えるように書いているからだけど、こうしか書けない。

 

 

騙しとエセが通用する、ホンモノすらも流れに組み込まれていく中で、最後を手放した僕に何が残るのか、怖くて見れるわけがなかった。

東京、タコス、映画。

前日のハンドパン漬けだった日から一転、この日は東京で1日オフを満喫していました!!

昼過ぎにゆっくりと目覚めて渋谷に行き(あやうくスクランブル交差点とハチ公の写真を撮りそうになったけど、どうにかこらえました。お上りさんだってバレちゃうからね笑)、友人にススメてもらった”TACO BELL”というチェーンのタコス屋さんで昼食!!

タコスだけを頼もうとしたら店員さんに「タコスはあまり大きくないので、こちらのブリトーとチップスのセットがオススメです!」と元気に説明されたので、それを注文すると、僕の胃袋をエグッてくるような重たいものが出てきました。笑

 

その後は、公開されたばかりのジム・ジャームッシュ監督最新作『パターソン』を、どうせ時間があるならと思って東京でわざわざ見ました!!笑

アメリカのニュージャージー州パターソンで、バス運転手をしながら趣味で詩を書く主人公の”パターソン”と、街と行きつけのバーと奥さんと飼い犬との”いつも通り”で”ありふれた”、”同じ日なんて一つもない”日常という人生のうちの一週間を切り取った作品。

この人の撮る映画は本当に好きだな。静かで、普通で、繊細なのに、とてもドラマティックで、反骨心に溢れている。

別に映画通でもないし、専門知識もないけれど、カメラワークとか、背景の写し方が本当に綺麗でカッコいい。

起承転結も派手な爆発も、スパイも秘境も、財宝も世界の破滅もないのに、こんなにワクワクして目が離せない映画ってなかなかないと思います。

 

そして夜は、これまたずっと気になっていたバー”八月の鯨”に行ってきました!!

映画好きにはとても有名な渋谷にあるバーで(普段はバーなんてオシャレだし、お金もいくらかかるか分からないから怖くて行かないけど笑)、カクテルの名前が全て映画のタイトルの、映画から着想を得たオリジナルカクテルを出してくれるお店です!!

バーの名前は『八月の鯨』なのに、看板の写真は『ニューシネマパラダイス』・・・。笑 ややこしいな・・・。笑

メニューはこんな感じ!!

さらに、ここには載っていない映画も、タイトルを言えば作ってくれるんだから、映画が好きな人にとってはワクワクが止まらないような場所です!!

一杯目は、(おそらく文字通り)看板商品であろう『ニューシネマパラダイス』を頼みました!!

そして二杯目は、メニュー表には載っていなかったけど、ちょうどジム・ジャームッシュの映画を見てきたこともあって『ストレンジャーザンパラダイス』を頼んでみると、余裕で出てきました!!

グラスも、氷も頼むカクテルによって違ったりしてとても楽しかったです!!

また行きたい!!東京に来るたびに通って、少しずつ制覇していきたい!!笑

 

とまあ、そんな感じで僕の東京オフはとても充実した、幸せなものでした。

ハンドパンの話、一つもしてないや。笑

一日中、ハンドパンが大好きで仕方がない人たちと共にいた。

8/26(土)は、東京の吉祥寺MANDA-LA2で開催された”ハンドパンナイト vol.1″を観に行って、それに付随する形のイベント”Live MetalArtの山口さんによるハンドパン公開チューニング”と”ハンドパンセッション会”に参加してきました!!

1日中ハンドパン漬けで、とても幸せで夢のようで、帰る道中は現実に頭と身体がついていかないぐらいでした。笑

 

最初のハンドパン公開チューニングは、本当に貴重な機会で、世界でも認められているハンドパンメーカー”Live MetalArt”としてハンドパンを作製している山口信哉さんが、ハンドパンの成り立ちから、音のなる仕組み、チューニングのコツ(自力でやろうと思う人はなかなかいないと思うけど笑)などを、自身のハンドパンをチューニングしながら解説してくれました!!

その空間は、僕に言わせればドヘンタイの集まりで笑、山口さんの専門的かつ独特な解説やお話に感心したり、実際のチューニングではみんな随所で「おぉ~~!!」って言ったり、ハンドパンを知らない人にとっては感心どころが全く分からないであろう恐怖の会でした。笑

もちろん僕にとってもすごく楽しくて、知識の吸収量がすごくて、見返すことが出来る様にずっと動画を撮影していました。笑

 

その後は、ハンドパンオーナー達が持ち寄ったそれぞれ自慢の大切なハンドパンを出して、各々気になるメーカーのハンドパンを触りました。その数なんと24台!!笑

すごい光景。

メーカーによる音色の違いや、どういう経緯で手に入れたか、どういう製法で作られているからこういう音色でこういう色合いと模様なのかなど、具体的な話を出来る人がたくさんいて、とても楽しかったです!!

みんな本当にハンドパンが好きで、きっとみんな自分でいっぱい調べて、でもそんなこと話せる人が周りにいない環境にいる人が多くて、ようやく今日という日が訪れたような感じだったんじゃないでしょうか。

会う前からFacebookを通じて繋がっていた人も多くて、会ったときも、「初めてなのにそんな気がしないね」なんて言ってました。笑

 

SNSでよく上がっている、海外のハンドパンイベント風写真。めっちゃテンション上がる。笑

 

 

そしていよいよライブ!!

僕はあまり他のハンドパン奏者の演奏を生で見たことがなかったので、とても楽しみでした!!

ヒューマンビートボックス×ハンドパンの峯モトタカオさん、バイオリン×ハンドパンの西田尚史さん、ベース×ハンドパンの久保田リョウヘイさんと、それぞれの奏者がそれぞれのコラボでめちゃくちゃカッコ良いライブを見せてくれました!!

 

そして最後には今回の主催者であるモリタオサムさんによるハンドパンソロ!!

動画では何回も見たことがあったのですが、生で見ると本当に上手くて、ハンドパンと音楽への愛を強く感じました。

 

みなさん仲良くしてくれて本当にありがとうございます!!

これからもよろしくお願いします!!

いつかは出演する側になりたい!!!

滋賀県旅行記(五日目)、27歳。

さて、この日の朝は友人宅で目が覚めました!!

モッフモフで甘えたのポコちゃんが可愛すぎる目覚めでした。

久しぶりに足を思いっきり伸ばして快適に寝ることが出来て、快眠!!

キモチイイ!!

 

そして朝起きると、テーブルの上にこんなものが・・・!!

僕の誕生日を知ったお母さんが用意してくれたみたいです。本当にありがとうございます。色んな人が僕を毎日世話してくれている気がします。

 

さらに、昨夜になんとこんな写真まで頂きました!!!

僕が泊まっていたのは、去年の10/1に滋賀県の栗東市で『オレンジリングフェスタ2016in栗東』という、認知症の啓発イベントを主催した友人の実家だったのですが(実はこのお家にはその時もお世話になっています。イベントのときのブログを読んでみたい人は、是非その時のブログ「メロンとアイスコーヒー、認知症とハンドパン」へどうぞ!!)、お母さんが去年撮った写真を、いつか僕に渡そうと持っておいてくれたみたいなのです!!

 

僕が心なしか若く見えるとか、ジーパンが破れているとか(このジーパンはボロボロだけど、お気に入りでまだ現役です笑)はおいといて笑、僕が泣きそうなくらい嬉しかったのは・・・

この写真で僕が演奏しているハンドパンは、去年の11月に輸送途中に運送会社によって壊された、今は持っていないハンドパンなんです!!(その時の別れのブログ「たまには手紙を書こう」をどうぞ、見てみて下さい。)

 

もう、今は僕の手元にない、僕が初めて手にした自分のハンドパン。それが、こんな形で写真をもらえるなんて。素晴らしい巡り合わせ。本当にありがとうございます。

 

 

 

この間、僕は27歳になった。

もう戻らない”あの時”と、もう来ない”いつか”がたくさん残っている、TOO MUCH PAINみたいな26歳を残して。

多分僕は、26歳だった自分のことを一生涯忘れることはないだろう。

ずっと26歳のままだったなら、あの時の痛みも、あの日のウソも、うまく言えなかった言葉も、後悔もぬくもりも、新築の家みたいにどことなくおさまりの悪い住居みたいなままだったんだろうか。

 

でも、少しずつ馴染んでいくんだ。良くも悪くも、少しずつだけど馴染んでいく。

鼻につく匂いも、ソファから見上げる天井も、扉の重たさも。

 

27歳は、まだ分からない。27歳だからどうなりたいとかっていう明確な目標はまだない。

僕はまだ、26歳の自分から離れるのが少し怖い。

だけど、また一歩踏み出そうとしている。

滋賀県旅行記(四日目)

おはようございますということで、滋賀県ストリートライブの旅四日目の朝は近江八幡で目覚めました!!

 

しかし、どんな心変わりか、起きると同時に長浜で再び演奏することを決意。笑

前回のブログで、長浜とは感動的な別れをしたばかりだったのに(そうでもないけど)。笑

じゃあ、もうずっと長浜にいたら良かったのにって感じですよね。笑

もちろん僕もそう思います、結果論としては。まぁ、仕方がないよ。そんなもんだよ。凹みもしないし後悔もしない、むしろちょっと笑えるぐらいだから得したと思おう。

 

そんな訳で、再度近江八幡~長浜へと向かい、すっかりいつもの場所となっている角で演奏の準備。

ここで邪魔にならないよう、最小限に荷物を広げるのにも慣れたものだなんて思いながらストリートライブを30分間ほどしていると、スーツを着た方が近寄ってきて、「すいません。黒壁スクエアの者ですが、近くのお店から苦情が来ました。」と言われました。

長浜でのストリートライブ三日目にして初めての出来事でしたが、二日間、どこかのお店の人は我慢してくれていたんだろうか、申し訳ないです。

 

 

という訳で、ここでは30分ほどしか演奏を出来ず、長浜の街歩きマップを広げてみると、”開知学校”という、明治初期に建てられた滋賀県初の小学校(今は廃校になっています)が、見学出来るように一般公開されていると書いてありました!!

明治時代の小学校の教室を見れるなんて楽しそう!!と思いストリートライブそっちのけで、レッツ観光!!笑

 

可愛らしい建物とロゴの開知学校。

隣には、なんだか懐かしい丸型のポスト。

 

そして、ドアを開けると、そこではなんと50~60代ぐらいの男性数人が、彫刻刀を使って能面を作成していました……!!笑

一瞬固まりましたが、どうやら一階はそういう教室になっているらしく、先生と思われる方が「あ、上に上がって自由に見ていいよ」と言ってくれたので、安心しました。

 

中身は、当時の教室の様子を残しているとかではなく、その時代の建築技法についての詳細な説明をしていたものでしたが、それはそれで面白かったです!!

 

大工さんがお休みしてこっちを見ていました。笑

これは、当時の授業で使われていた世界地図かな?その名も『新世界全図』……!!ワクワクするネーミング……!!笑

 

 

 

その後は滋賀県にいる友人と合流して、

車で琵琶湖をブラブラしたり

閉まる寸前の彦根城の前でひこにゃん(パネル)と写真を撮ったり笑

と、観光がメインな1日を過ごしました!!笑 (なんだこの写真。笑)

付き合ってくれて本当にありがとう!!

 

そのまま友人の実家に泊まらせてもらって、無事27歳を友人宅の布団の上で迎えましたとさ。笑

 

そうです、僕は8/17で27歳になりました。

今の時点で思うことを書くと長くなるので、また別の機会にお話します。笑

さて、滋賀県旅行記もあと一つで終わり!!

お楽しみに!!

 

滋賀県旅行記(三日目)

長浜という場所がすっかり気に入った僕は、この日も長浜で朝を迎えました!!

しかし、この日は雨でした。

前日に僕がストリートライブをした場所は屋根がない所だったので、「どうしよっかな~」と考えながら再びフラフラ街歩き。

 

それにしても、本当にいい場所だな~。決して悪い意味ではないのですが、長浜は観光地で、古き良き日本の風情みたいなものを残しつつ、新たな取り組みにチャレンジしている土地なのに、外国人観光客が少ないんです。

だから、活気はあるけど、視覚的・聴覚的な情報量が梅田とか京都に比べて少ない気がする(商品の案内や説明が日本語しかないし、聞こえてくる言語も日本語が多数だ)から落ち着く。

(本当に、訪日観光客の方や、梅田や京都をバカにしている訳ではないです。そこは、何度も念を押させて下さい。そう聞こえてしまったらすみません。そんな意図ではないです。)

純粋に、『僕の身体に入ってくる情報』が、よく知ったものばかりだから、落ち着けるのに活気がある。なんだか久しぶりな感じでした。

 

 

そんなこんなで、とりあえず雨をしのげる屋根の下で演奏したいな~と思って、大手門通りというアーケードになっている場所にある、まちづくり役場という観光案内所のような所の前で演奏出来ないか交渉!!

話をさせてもらうと、快くオッケーを頂きました!!

という訳で、オシャレな建物の前でストリートライブ!!

さらに、なんとまちづくり役場さんの公式Facebookページにまで書いてもらえました!!

本当に、ありがとうございます!!

 

 

そこで演奏をしていると、1人の男性の方が近づいて来て「インターネットで調べたら、SHUさんのブログが出てきて、今日長浜で演奏をされると書いてあったので見にきました。ハンドパンを一ヶ月ほど前に購入したのですが、リズムを取るのが難しいので何か教えてもらえればと思って。」という行動力のあるお話!!

僕の教えることが出来る範囲で、リズムの取り方などを教えさせてもらいました。

僕のブログ、少しは役に立っているみたいです。笑

 

 

長浜でしばらくストリートライブをした後は、ふと思い立って長浜を離れ、滋賀県の旅初日の場所、近江八幡へ!!

なぜここに戻ってきたのか分からないけど、とりあえず看板に後ろ指さされながら少しだけストリートライブをしました。笑

 

というわけで、この日は近江八幡で夜を明かしました。

ひとまず、長浜、本当にありがとうございました!!(人の名前みたいになってる笑)

また、来るからね!!

明日はどこで何をしているのか、それはまた明日。僕にとっても楽しみです。

滋賀県旅行記(二日目)

さて、この日は前日に彦根で会った理髪店のおじちゃんを信じて滋賀県の長浜というところにあらかじめ泊まっていた僕!!

まずは、寝起きの一発目に流し込むビール!!笑

これによって素晴らしいオフ感と、ほどよいバランスの緊張感とリラックスが得られ、度胸がつきます(要するにお酒に弱いだけ笑)。

是非みなさんも試してみて下さいね!!笑

 

とりあえず、一番人がよく通りそうで、車やBGMが少なくて、通行や営業の邪魔にならないスペースがある場所を探して、長浜をウロウロ・・・。

それにしても本当に可愛い街で、歩いていてとても楽しかったです!!

例えば、海洋堂ミュージアム!!

プラモデル、フィギュアといえば海洋堂!!KAIYODO!!その海洋堂の歴史が見れて、たくさんのフィギュアを買うことが出来る場所です!!

人によってはヨダレモノじゃないでしょうか。

 

他にも、豊国神社という豊臣秀吉を祀っている神社も!!

 

そんな感じでプラプラしていると、”名物焼き鯖そうめん”という看板がチラチラと目につきました。

“焼き鯖そうめん”・・・??何かの小説で聞いたことがあるぞ!?

何の小説か思い出せないけど、とりあえず食べました!!笑

美味しかったです!!この地区で昔から食べられていた郷土料理らしいですね。

注文するときに「焼きそばそうめん定食下さい」って言っちゃって、(どんだけ炭水化物取るねん)って心の中でツッコミましたが、僕のあとに入ってきた人も同じミスをしていました。笑

きっとあるあるですね。笑

 

腹ごしらえも済ませ、再びプラプラして、ストリートライブをするのにうってつけの場所を発見!!

よし!!今日はここでやろう!!

ほら、この写真見て下さい。パリかと思うぐらいオシャレな街角でしょう?(ほとんど知らないけど笑)

こんな感じの素敵な場所で、周りにはお店がたくさんあって、(悪い意味ではもちろんなく)自治がとてもしっかりしてそうだったので、怒られるかな〜と思いながら始めましたが、演奏していると近くのお店の人まで近づいてきてお金を入れてくれました!!なんか、認められた気がする・・・!!笑

他にもたくさんの人がお金を入れてくれて、話しかけてくれました!!

家族連れが多いからか、子供にお金を持たせて子供がお金を入れてくれることが多くて、なんだかとても和みました。

 

昨日、たくさんの”不都合”があってたどり着いた長浜。動ける足と、自分の欲求と、何よりも誰かの助けがあれば、”不都合”は全部帳消しになる。それどころか、全部が自分にとって”都合が良く”なる。そのことを思い出すことが出来て、幸せな日でした。

明日は、どこで何をしようか。

滋賀県旅行記(一日目)

新しいカバンに新しいワッペンをつけて、昨日から意気揚々と滋賀県に入っています!!

今回は電車の旅なのですが、最初はFacebookでお知らせしたように滋賀県の近江八幡駅というところで降りました。もちろん、そこでストリートライブをするつもりで。

しかし、お盆真っ最中の正午、人が全くおらず、事前調査もしていない僕はその場で立ち尽くしてしまいました(知らない土地のため、どこに僕の落ち度があったのかも分かりません笑)。

気を取り直して、そこでは何もせずもう少し北上しようと思いいざ彦根へ!!

 

彦根城!!ひこにゃん!!ケータイで調べたら滋賀県民が他県の人に誇れるナンバーワン観光スポット(実際のところは分からないけど笑)!!ここならたくさんの人に見てもらえるはず!!

 

・・・しかし読みは甘かった。笑

ここでも人はポツポツとしかおらず……。笑(相変わらずなんでか分かりません。笑)

 

移動にも少し疲れたので、人のいない駅前で井伊直政の銅像に向かって演奏、というか練習をしていました。笑

 

それでも話しかけてくれる人はいるもので、亡くなった旦那さんのお骨を持って彦根城に来た方とそのご友人が近づいて来られて「死んだら、お金も地位も何も関係なくなるけど、この音はお骨にも染み渡るようないい音だね」って言ってもらえた。なんだか、人がいないとか言って逃げていた自分が恥ずかしくなって、背筋が伸びて、気が引き締まりました。

さらに、近くの理髪店のおじちゃんが近づいてきて話をしていると、「ここらへんはもう廃れてきてるから人は来ないよ」と言われ(え、滋賀県民が他県に、いや世界に誇るお城がある場所なのに??)、さらに北上したところにある長浜という場所を教えてもらいました!!

そこは琵琶湖が真横にあったり、反対側は古き良き街並みを残したまま、色んなお店がある場所で、とても人が多いとのことでした。

 

なので、早速(秀吉がつくったまち)長浜へ(らしいですよ笑)!!

 

・・・しかし、ここでもミス。なんと長浜は夕方頃までしか観光客がいないみたいなんです。

僕が長浜駅に着いたのは17時前。

もう人はまばらにしかいなくて、お店もほとんど閉まっていた。

 

だから、今度は琵琶湖に向かって練習。笑

なんだか色んなことが裏目に出ているような気がするこの1日、いや最近の僕のことを、琵琶湖に投げかけるような気持ちでした。

 

しかし僕はそこで、今回の旅の自分にとって大きな大きな目的に初めて気がつきました。

 

 

 

「あ、琵琶湖が見たかっただけなんだ。」笑

 

だから、拍子抜けするような話かもしれないけど、琵琶湖を見ながら練習を出来て本当に良かった!!新しいハンドパンのメロディーのイメージも出てきたし、きっと全部上手い流れになっていたんだな。

近江八幡で自分の情報収集の足らなさに呆れたことも、彦根で気を引き締め直してもらって、新情報を得たことも、長浜に着いたときには時間が遅かったことも。

全部がないと、琵琶湖のほとりで演奏は出来なかった。

 

 

練習が終わってから、晩御飯を食べにレストランに入ると、一人のおばちゃんが「さっき琵琶湖で演奏されてましたよね?実は、後ろで気持ち良い音だなと思って聴いていました!」という奇跡の出会い!!

 

そして、その日は長浜で一泊して、明日に備えましたとさ。笑