山に入ってきました!(このブログではちゃんと入ってます笑)

よし!前回のブログでは経緯しか話せなかったけど、今回はちゃんと山に入りますよ!笑 まず僕らが今回の山籠りにおいて選んだ場所は、二人の地元である妙見山と初谷川!!目的は遠い所に行くことではなかったし、ここは本当に穴場で、めちゃくちゃ気持ちが良い場所で、小学生のころから、川遊びや山登りをして遊んできた所なんです。だから何の疑問もなくここに決まりました!こんな素敵なところなんですよ!もっと知ってほしい。

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そして河原についてからは、幼なじみに全部教えてもらいながら、テントを張って、よく乾いたスギの葉と中くらいの太さの枝を集めて火を焚きました!どれも僕には初体験で、全部にワクワクした!笑 一旦落ち着いてコーヒーを飲んだ後は、滝が流れる水場に行って水遊び!滝にも打たれてきたんですが、あれってめちゃくちゃ痛いし、最初は立ってるだけで精一杯なんですね。でも正しいやり方とか心の持ち様は何も知らないけど、人生で初めて形だけの滝行も出来ました。笑 結局ここでも新しい刺激をたくさん受けてしまった。笑 この流れる水の中で消えそうなのが僕です。笑

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夜はご飯とビールを頂きながら、たくさんたくさん話をしました。ここらへんはとてもパーソナルなので割愛。笑

今回は、1泊二日という僕の都合上とても短い、本当にただのリフレッシュ休暇みたいな時間しか取れなかったけど、本当に彼と行けて良かった。

自分が当初思っていたように「今自分が持っているものを持たずに『自分』というこころとからだだけと話をしに行く」目標が達成出来たのは本当に嬉しかったし、地元の山も、川も、星も、虫も、鳥も気持ち良かった。でも結局今回一番良かったのは、「幼なじみと長い時間二人で居れたこと」でした。早くないスピードで、考えてから、思ったことを卑下も誇張もせずにあんなにまっすぐ話すことが出来る、あるいはお互い話さない時間も気持ち良く取れる、そんな自慢の友達がいることをしっかり確認出来たのが一番嬉しかったです。僕はあんまり大勢の人がいる中で話すのは得意じゃないから、こうやって1対1で多くの時間を使って、一人一人を大事にして、僕の言葉を聞いて、相手の呼吸を感じてたくさんの人と話がしたいと思いました。

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だから、今回のブログで僕が伝えたいのは、友達自慢と、地元自慢と、僕がキャンプにハマりそうってことです!!笑

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僕は大げさな言葉でどうでもいいような事を言う音楽や小説が大好きなんで、つい自分もそういう風に書いちゃうんですが、みんなはどう思って読んでくれているんでしょうか?笑

山に入ってきました!(このブログではまだ入ってません笑)

以前ブログでチラッとお話したのですが、2日間山に篭って来ました!結果的に言えばそれはキャンプなのですが笑、僕の動機からお話すればそれはキャンプと呼ぶにはあまりにも重々しいものです。笑 いや、結構ありきたりな理由だとは思うんですけどね!笑

ここ1年ぐらい、たくさんの人と出会って、話をして、国内外問わず色んなところに行って友達を作って、仕事をして、ブログを書いて、本を読んで、LINEで連絡をとって、映画を観て、音楽を聴いて、Facebookを見て、楽器の練習をして、ストリートとかライブハウスとかでライブをして。本当に毎日毎日おかげさまで楽しく多くのものを(一時的だとしても)吸収させてもらえる機会がいっぱいある日々の中で、周りからの刺激が強すぎるから、何となく「自分自身」というか「本体」に不安と不在を感じていました。だから単純に、それらから「本体」を物理的に隔離してみたかったんです。本も、ケータイもパソコンも楽器も持たずに、素直に「自分」だけと「対話」したかった。それを素直に叶えることが出来る環境を考えていたら、自然と「山にこもりたい」と思ったのです!だから結果的にはキャンプという形をとりましたが、そのとき浮かんできたものによっては「ホテルに泊まって一歩も外に出ない」でも、(不可能に近いけど)「今まで通りの生活の中でケータイもパソコンも楽器も触らず誰とも喋らない」でも良かった。笑 事前に伝えないといけない知り合いには「キャンプに行ってくる」と伝えると、「いいなあ!羨ましい!」って言ってくれたけど、「二日間ホテルから一歩も出ないでおく」って言ったら同じように羨んでくれたんだろうか?笑

まあ、こんなでかい口叩いてますが、今回の山籠りは僕の幼なじみの協力なくしてはとても成り立たなかった!「山に入りたい」と思ったのはいいけど、なにせキャンプをしたことがなかった僕は知識も道具も何もなかった。笑 そのときに思い浮かんだのは、「あ、彼に連絡しよう」だけです。笑 でも、「山に篭りたいけど道具も知識もないから助けて!一緒に行こう!」って言えば絶対来てくれると信じてました。昔から、お互いうるさいタイプではなかったけど、どうしようもなく自分の心が赴くままにしか行動出来ない僕らは、ずっと仲が良かった。だから、彼が乗ってきてくれたときは、安心と嬉しさと「これで大丈夫」という感じがとても強かったです。笑

……ヤバい、まだ山に入ってない。笑 いつも僕の言葉は喋りすぎるか足りないかのどちらかで、完全に自分の意思を丁度良い言葉数で伝えることが出来ない。こんなはずじゃなかったんですが、二つに分けようと思います。笑 「そんなに伸ばすことじゃないやろ!」って思うかもしれないけど、本当はもっと言いたいこといっぱいあるんですよ!笑 これでも頑張って読み易いようにまとめてるんです!勘弁して下さい!笑

だから、次のブログが楽しみになるような写真を二枚だけ置いていきます。笑

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ハンドパンでの演奏決まったよー!

はい!というわけで、ハンドパンでの出演がまた一つカチッと決まりましたのでご報告させて下さい!

8/28、大阪府大阪市生野区巽東4-4-31にあるたこ焼きてらや&studio GREENGREENの隣にある「ティピ」という場所にてハンドパンの演奏をします!時間は14:00開場15:00開演予定で、500円でワンドリンクまで付いてくるお得な価格です!

この日僕を呼んでくれたのは、てらやとスタジオの経営者たまさん!この人は僕がバンドを始めた最初の頃ライブハウスに勤めていた人で、そのときからずっとお世話になっていて、高校生の僕たちに本気で向き合って怒ってくれて、たくさんのアドバイスをくれた大切な先輩であり、CROW DRAGON TEAというすごくカッコよくて尊敬出来る、大阪が誇るハードコアバンドのギターコーラスであり、ロマンティックブラザーズという素敵な恋の歌を歌うアコースティックユニットのギターボーカルであり(ちなみに8/28はロマンティックブラザーズも出演します!めちゃくちゃ楽しみ!)、ザ・クロマニヨンズのコピーバンド、「ザ・シロマニヨンズ」(笑)で僕がドラム、たまさんがギターで一緒にステージに立つバンドメンバーでもあります!!笑

そして、身内のひいき目なしに、この人が作るたこ焼きは世界で一番美味しい!何事にも常に本気で考えてぶつかって悩んで答えを出してきたこの人は、もちろんたこ焼きも超本気!!この日はてらやもフードで出店するので、是非一度味わいに来てください!世界一美味しいたこ焼きですよ!?来るべきでしょ!?笑

あと、僕はこの日、大阪で「ガナリヤ、サイレントニクス」というバンドをやっている友達のたいちゃんがギターを持って一人で参上するみたいなので(この人は気持ち悪いぐらいギターが上手い笑、気持ち悪い笑)、エレキギターとハンドパンでコラボ演奏をします!!果たしてどうなるのか、ワクワクと若干の不安ですが、楽しみだけは爆発しそうなぐらいあります!

というわけで、そんなレアなコラボレーションと世界一のたこ焼きを同時に味わえる場所に8/28、是非お越し下さい!!

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10年

今回はバンドの方でのお知らせですが、読んで欲しいです!!

8/11に大阪アメ村にあるclapperというライブハウスにて、僕がやっているバンドDAMがワンマンライブをします!!この日はなんと、DAMが初めてライブをしてから10年目なんです!10年前の8/11、高校1年生の夏休みに、京都のMOJOというライブハウスでBRAHMANのコピーバンドをしたのが初ライブでした。

それから10年、ギターは2回抜けましたが、僕とギターボーカルとベースの3人はずっと一緒にやっています。結成当初から全員本気で、何回も(ときには殴り合いの)ケンカをして、生活環境や性格、考え方は変わっていっても解散の危機という事態には(僕が知る限り笑)ならず、この3人でずっとやれていることに感謝です!僕たちだけでは絶対にたどり着けなかった10年ですが、僕も少し貢献したのでちょっとだけ褒めて下さい。笑 あとはメンバーと家族とライブハウスの人達とお客さんと運と恵まれた今の日本と太陽と生命と海に感謝!!!

10年の時を経て、DAMというバンドがどう変わったのか、何を変えなかったのかを本当に見て欲しいと思います!あの時将来の事なんて何も分からなかった15歳の高校生が、世間では社会人4年目にあたる25歳になっても同じことを本気でやっている、その現時点での集大成を一度見に来て欲しいと言っているんです。ぜっっっったいに来て良かったと思える時間と場所を提供しますので、本当によろしくお願いします!

高校から大学、そして社会に出ても、住む場所が変わっても、隣にいる人が変わっても、仕事が変わっても友達が新しい命を育んでも、親戚や友達やペットが亡くなっても、大災害が起きても変わらずに続けてきたこのバンドの今を見に来て下さい!!

このブログにはとても書ききれない思い出と、努力と楽しさと悔しさと、何よりも感謝の気持ちがあるのですが、当日是非遊びに来て、その僕の気持ちを五感で感じ取って下さい!!

8/11(木曜・祝日)山の日です。19:00 open, 20:00 start、チケットは2500円+1ドリンクで、入場特典として新曲2曲を含む、僕たちが今まで音源にしてきた曲たちが入ったヒストリーデモCDと、ジャケット型パッチをプレゼントします!!

どうかよろしくお願いします!興味のある方はコメントでも直接連絡でもFacebookでも何でもいいのでお待ちしています!!

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人生初スラックライン!!

火曜日にバンドの方で福岡県にてライブがあったのですが、その際に少し時間があったので天神中央公園に行ってみると、一人でスラックラインの練習をしているお兄さんが居たので声をかけて少しやらせてもらいました!笑 とても真面目な顔で練習していたから、話しかけようか少し迷ったのですが、大体みんな一人でいるときなんて真面目な顔してるし、BGMでサザンを流してるし大丈夫そうだなと勝手に判断させてもらいました。笑

スラックラインって皆さんご存知でしょうか?そのお兄さんいわく、日本に入ってきてもう5年ぐらい経つとのことですが、僕が存在を知ったのはここ1年ぐらいです。ベルトを二本のポールに繋いで張り、その上を渡ったり飛んだり跳ねたり回ったりするアクロバティックスポーツなんですが(まあ簡単に言えば綱渡りです笑)、そんな世界最高峰の人たちのことは置いといて、僕の話をしましょう!笑

一番最初、生まれて初めて足を乗せたときは、ベルトが異常に揺れて(本当に恥ずかしいぐらい揺れた。足を置いただけなのに笑)、この上でバランスを取るなんて不可能だと思いました。笑 でもそれは僕がしっかりと地面に立つみたいに足に体重を預けていなかったからで、それさえ分かればとりあえずお兄さんの肩を借りて両足を乗せることはすぐに出来ました。そしてお兄さんが言うには、「一人で立つときは片足の方が重心が一本になりやすいから簡単だよ」というのですが、片足で立って、お兄さんの肩から手を離そうとするとなかなか難しい。結果は、20~30分かけて練習して、ようやく利き足で5秒ほど立てるようになったという自分でも割りとへこむやつでした。笑

でも、本当に体験出来て良かった!なんとなく面白そうだなとは思っていたけど、実際に触れてやってみると、自分の求めている以上のものがそこにありました(僕は自分が「求めているもの」を求めていると、それが手に入る機会が多くて、なんて恵まれているんだろうとよく思いますが、今回もそんな出会いでした)!!片足で立とうとするときの、身体の細部、言葉通り頭の先から爪の先、にまで集中して普段意識していない神経を感じて、わずかなズレや力の入り加減を細かく調整する感じ。あれが飄々と出来る人はきっと普段からよく身体のことを考えて対話をしっかり出来ている人なんだろうな。僕は体操の経験もないし、普段からあまり自分の身体を気遣ってあげられないけど、こういう道具を通じてでもいいから、そういう機会がたくさんあればもっと自分のことがよく分かり、それは転じて自分以外の人の小さい、細かい仕草から何かに気づけるきっかけが増えるんじゃないだろうか。僕は結局、上からでも下からでもなく、まっすぐ同じ目線で自分以外の人全てと接していきたいのかな、なんて!!笑

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写真はお兄さんに「頑張って一人で立つからその瞬間に写真撮って下さい!」と言って撮ってもらったものです。写真は瞬間を写してくれるからいいね。笑

支離滅裂、理路整然、語感がいいよね。笑

僕の出身は、豊能町という大阪の最北にある、いわば京都の最南と兵庫の最東に接する、大阪とは思えないようなド田舎です。笑 噂によると、箕面市と合併しようとして、箕面市にとってメリットがないから断られたり、「限界集落」という「過疎化などで人口の50%以上が65歳以上の高齢者になって冠婚葬祭など社会的共同生活の維持が困難になっている集落を指す、日本における概念」(wikipedia参照)に当てはまるとか当てはまらないとか。笑 それでも豊かな自然とか、妙見山という霊山とか、夜になると真っ暗で物音が全くしないとか素敵な誇れるポイントはたくさんあります!笑 ちなみに「街」という感じはとてもアーバンな感じがして僕にはあまり馴染まず、僕にとって「まち」とは「町」です、どうでもいいけど。笑

そんな所で生まれ育った僕ですが、ハンドパンだったり、バンドだったり、旅行だったりで国内外問わず多くの所に行くことが出来ています!そしてどんな場所に行っても大体はいい場所だなって思います。このまま大阪にいてもいいし、東京でも北海道でも、マレーシアでもフランスでも、どこに住むことになっても納得して気持ち良く住むことが出来ると勝手に自信を持っています。笑

……「だから何?何が言いたいの?」って思ってますよね?これからですよ。笑

そんな気持ちが強くて、どこでもそれなりに楽しくやっていけそうだなと思っている僕は、「地元」とかに愛着があまりないと思っていました。(こういうときに過去形を使うとストーリーの展開がよめて面白くないですね。言葉って難しい。笑) 通っていた幼稚園が閉園して取り壊されて駐車場になっても、僕が秘密基地を作ったりしてよく遊んだ山が崩されて新しい「町」が隣に出来ても、若干の切なさはあるものの、「まあ時代は変わるし、そんなもんだな」ってなんとなく無感情に冷静に見ていたと思います。でも、なんというか、シミのように、あるいは古傷のように、地元の匂いと静けさは僕のなかに好き嫌いを問わず、どうしようもなくこびりついているんだなということに最近気づくようになりました。大阪の真ん中に住んでいても、ふとした瞬間に漂う匂いに記憶がフラッシュバックして、自分がとても遠い所にいるような気持ちになったり、地元に帰って散歩していると、小学生の僕が友達と遊んでいたり、僕が小学生のときからおじいちゃんだった人は今もおじいちゃんで、季節ごとに咲く花はいつも綺麗で、イワークみたいに見えていた石は意外と小さくて、友達とよく遊んだ誰かの車庫の上は草がよく伸びていた。

そんなときにふと気づいたのですが、僕はどうやら自分が「好きじゃない」とか「興味がない」「理解出来ない」、「僕の性格に合わない」と思って敬遠しがちなものにこそ、本当はそれに対する執着があったり、心が強く動かされたりするという、自分でも分かりづらいとても面倒くさい性格のようです。笑

そんなことって皆はあるんでしょうか。今日は、僕のそんなセンチメンタルで懐古主義的な面倒くさい性格の話。笑

FAKE

読む前に待って!笑 今日はいつもより600字ぐらい長いし、映画の話ですよ!笑 やめるなら「つまんなかった」って言う前にやめて下さい!笑 映画の詳しい内容は話さないのでご安心を!笑

今日は僕が大好きなドキュメンタリー作家、森達也さんの新作ドキュメンタリー映画、『FAKE』を観に、僕の大好きな十三第七藝術劇場へ行ってきました!彼は、小人プロレスや、いわゆる「放送禁止歌」、超能力や幽霊などのオカルト、オウム真理教、さらに日本の「死刑制度」まで、タブー視されている問題について果敢に突っ込んでいく人なのですが、だからと言って(僕のイメージでは)過激な人ではなく、特定の方向のみから「事実」を伝えるマスメディアに対し、「森達也の視点」から別の問題を提起してくれる人です。彼の本ではいつも、読み進める内に疑問を解消してくれるかのようにあらゆる情報を教えてくれる。でも、最後の「答え」だけはいつもないから、気がつけば読み始める前の何倍もの疑問とモヤモヤを背負わされます。笑 でもおそらくそれは彼の狙いでもあって、彼は常に「物事が二極化」されることを忌み嫌い、「右でも左でもなく、立ち位置や時代によって『正義』は大きく変わるんだから、それでいい。だからこそ多様性が生まれ、自由と豊かさがこの世界にはある」ということを教えてくれます。

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今日観に行った『FAKE』は、佐村河内守さんの一連の報道に焦点をあて、彼の家で本人と奥さんと猫とケーキを取り続ける密着取材型です。笑 変だけど、本当にそうです。笑 メディアが求めているのは真実でも正義でもなく、ファストでイージーに面白いもの。彼の診断書に書かれている「障害者手帳を給付するレベルではない」という文言のみを抜いて、実際に何db以上じゃないと聞こえないかのデータは丸無視。佐村河内さんを批判する人たちの声は大きく強く波に乗る。そして彼ら(新垣さんや神山さん)は森達也の取材にはもちろん応じない。でもね、映画を観てたら、だからといって佐村河内さんが絶対正しいという見方も出来ない。多分、森達也が映す「真実」ではそこが懐疑的だから。それでも分かるのは、安易に消費されていく情報や人の中で、繰り返される言葉の中で、疑惑は確信に変わるように、いつしか「当たり前」になっていくってことと、それが危険だということ。

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今回の選挙期間中、僕の周りのSNS上では「三宅洋平の選挙フェスはこんなにも盛り上がっているのに、情操によって全く報道されてない!」とたくさんの人が言っていた。そう思った人、その感情を忘れないうちに、メディアに疑問を抱く脳みそが残っているうちに、絶対この映画を観て下さい。そうじゃなきゃ、その「嘆きのツイート」だって結局流行りに乗った一時的な怒りになっちゃうよ。森達也はいつもマスメディアと知らず知らずの内に闘って、「メディアリテラシー」についてずっと考えてる人だと思うから。

それにしても、神山さんという人をみなさんは覚えているでしょうか?佐村河内さんの会見の際にインタビューをした人で、彼の質問に対し佐村河内さんが答えようとすると、「まだ(手話の)通訳終わってませんよ?終わってから答えた方がいいんじゃないですか?」と揶揄をした人です。あれは当時僕も見てたけど、とんでもない怒りと吐き気を覚えました。新垣さんからの情報だけを頼りに、佐村河内さんは耳が聴こえるものと断定して、バカにした姿勢。普通に生活してたら、僕らだって会話の途中で相手の言いたいことが分かって返事をすることぐらいあるでしょ?あのやり取りを笑えるコントのように取り上げたニュース番組もムカつくけど、あれじゃあ本当にただの晒し者だし、真実の追求なんてするつもりもないんだろうね。少なくとも神山さんは、あまりにも知識不足だし、全聴覚障害者を敵にまわしたんじゃないでしょうか。笑

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まあ映画の話はこれぐらいにしておいて、僕はこの映画を観に行く前に二人の友人に話しました。「FAKEっていうドキュメンタリー作家が佐村河内守を密着取材するやつ」って。そしたら一人は、笑いながら「なつかしっ!」と言い、もう一人は「誰それ?あ〜、あの人か!ふ〜ん」だってさ。僕らはこんな風に、人の人生を笑いものにして消費して生きてるんだな。

パンフレット買ったのなんて、『スターウォーズ:フォースの覚醒』ぶりだな〜!!あ、全然久しぶりじゃねーや。笑

多くの人が見てくれますようにって僕はブログを書くときに実はいつも祈っています!

タイトルながっ!笑 もっと要点を伝えるシュッとしたタイトルにしろよ!笑 TwitterやFacebook、あるいは知人に直接連絡をして「選挙」の話をするのってダサいのかな〜。うん、僕はダサいと思ってたし、オカルティックで怖いとも思ってました!笑 今回だって、選挙の直前にしか政治に興味を持たない奴が何言ってんだっていつも思ってたし、どこに投票するかなんて個人的な問題でしょ?って思ってます。その二つに関して言えば今もそう思ってます!でも、だからと言って政治の話をしないのは結局、僕のちっぽけなプライドとか恥ずかしいとか、数少ない友達を大切にしたいとか、世間体とかそんなものが拒んでたんだってことも分かるようになってきた。自分の今住んでいる国がこれから進もうとしてる道について考えて(つまり自分がどんな社会で生きたいか理想を持って)、友達とワイワイ話して、笑って怒って泣いて共感して反論して違いを認め合う。いや、待って、これってめちゃくちゃ当たり前のことじゃない?笑 例えば友達と飲み行ったとき、僕は何を話してるんだろう。音楽のこと、新しい映画のこと、最近のお互いについて……などなど。

僕の周りでは、当たり前みたいに東京で無所属として立候補している三宅洋平が話題にあがる。バンドマンの中でも、SNS上でも。でもこの間友人に「三宅洋平の勢いすごいな〜」って何気なく言ったら「誰それ?」って言ってた。あ、そうか。僕の周りの常識ってめちゃくちゃ小さくて僕の偏見で出来てるんだ!って改めて気付かされました。笑 じゃあ僕が自分の常識をあけっぴろげにすることによって新たな何かがその人の中に芽生えたり、何かを僕が教えてもらったりするんだ、ていうかそれが対話じゃん!というかなり遠回しな道のりでアホみたいなことに気付かされました。笑 それにこれは僕のHPで、僕はいつも自分の好きなものについて話をしてきた。だから三宅洋平が今好きならそれについて話してもいいよね?笑

選挙の話って、政治の話ってダサいかもしれない。怖いし、友達と喧嘩になったり縁を切られたり、疎遠になってしまったりするものかもしれない。でも、その状況を変えようとして、面白く、カッコよく、ワクワクする演説をしている人がいる。この動画を見るのは億劫かもしれない。でもちょっと再生してみて、この人の目や話し方、動きを見てたら本当に感動しました。好きなバンドのライブ映像を見ているのと同じように惹かれて、気づいたら最後まで見てました。涙も出るぐらいに。これはこの人に投票して欲しいって言ってるんじゃなくて、僕が好きなアーティストの動画を見て欲しいって言ってるんです。その先は自分で決めたらいい。友達にオススメのアーティストを紹介されるあの微妙な感じで、半信半疑で見たらいいよ!!笑

ちなみに僕は大阪住みですが、彼のことが好きなので、彼を応援出来る方法としてこの動画を載せます。大阪にいても出来ることは他にもあるけど、とりあえずこんなところ!

読んでくれてありがとう。僕は人を不快にさせるのは本当に嫌いなんですが、そう思ってしまった人、本当にごめんなさい。何か言いたいことがある人は、是非包み隠さず話して下さい。

上、下、真ん中、端っこ、東京

3日前と2日前は仕事の関係で東京と北関東に行ってました!!東京ってバンドの方でも月イチぐらいで行くし、ハンドパンの方でも行かせてもらったし、馴染みはあるんですけど、休みの日として遊びに行ったことがあんまりないので観光をしたことがなかった。今回は仕事で行ったのですが、1日休みがあったので、持ってきていたハンドパンと共に電車で行ける範囲だけで遊んできました!あ、今からその話をするんですけど、見事に写真を撮っていません、申し訳ないです。笑

なんとなくずっと行きたかったのは、代々木公園!!笑 なんか大きいって聞いてたし、緑を求めている僕にはうってつけかと思い向かいました!笑 結構大きかったけど、なんだろ、正直に言えば、綺麗な所(真ん中の広場スペースとか)はとても気持ち良かったけど、文字通りの意味で「陽が当たらない」所はなかなか殺伐としていました。笑 例えば鳥といってもカラスしかいないし、ホームレスの人たちの家もたくさん見えたり、木が生い茂っている道は昼でもまあまあ暗い。笑 でもそれはそれで落ち着く雰囲気で僕は木の下でビールを飲みながらハンドパンの練習をしていました。お客さんは蟻とカラスとハエ!笑

練習の後、その場所を離れて歩いていると、池があって真ん中から噴水が高く上がったり低く下がったりしていて、それをベンチに座って本を読んだりしながら見ていたりしたのですが、気づけば40分もその噴水の上がり下がりの様をボケっと見ていました。笑 みなさんも経験したことがあると思うんですけど、あれって何なんですかね?笑 僕はあのとき何を考えていたんだろう。何かを考えていたはずなのに、途中から明らかに僕の頭の中の範囲を越えていたんですよね。あの状態って意識しても出来ないんですよね。あれが意識しながら出来るようになれば、何かわかるんじゃないだろうか、そんな気がします。例えば悟りとか無我に近い状態なのかな?そんな高尚な言葉をつけていいものなのか分からないですが。笑 誰かいい情報を持っていたら教えてください!笑 僕はわりとオープンソースな世の中が好きです!笑 面白い化学反応起こすなら絶対そっちの方がいいよ!笑

あとは、明治神宮の入り口まで行ったり(本当は中まで見たかったけど時間がなかった)、明治神宮前でハンドパンのストリートライブをしてみたら思ったよりひとだかりが出来て心の準備が出来てなくて恥ずかしくなったり……。笑 東京のストリート事情は分からないけど、あんな感じで人が集まってくれるならもう一回やりたいな〜。今度東京に行くときはもう一回あの場所で、僕のココロガマエも出来ている状態でやりたいです!なのでその際は是非東京の方お話しにでも見に来て下さい!!

 

物語とあとがき、あとは風景とか

さてと、今日はどんなどうでもいいことを話しましょうか。笑 僕は普段人とお話をするときは、相手の話を聞くのがとても好きなので、どうも質問攻めになって自分のことはないがしろにしてしまいがちなんですが、ここでは質問する相手がいないので僕が一方的に自分の話をすることになりますね。笑

ついこないだ、池澤夏樹の『静かな大地』を読み終えました。あ、こないだブログの中で『マシアス・ギリの失脚』をチラッと出しましたが、あれも池澤夏樹さんの本です。笑 前から好きだったのですが、最近長編を読み直しています。『静かな大地』について言えば、アイヌの信仰と、明治初期の本土に住んでいた日本人によるアイヌ民族への軽視と軽蔑という歴史を一人の才ある若者の活動を複眼で見つめることによって描き出す、史実と創作を混ぜた歴史小説なのですが、まあ本当に素晴らしい本です。読み終えるのが惜しいほどに。これについては読んで欲しい気持ちが強くあるので、あまりあらすじをバラしながら僕の感想を述べるのは止めておきます。笑 気になる人は個別にお話しましょう!!笑 本のことをお話する友達、欲しいなあ〜。笑 音楽と映画の話をしてくれる人はたくさんいるのに、本と絵の話をしてくれる人はなんだか少ないので、もっと僕が興味を持っていることを発信して、誰か捕まえようと思います!笑

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それはそうと、僕は小説の最後についてる「あとがき」がすごく好きなんです。笑 物語にとても熱中して読み終わったあとに、作者や関係する人が「さて、……」なんて言ってその内容のことを話し始めて、その人なりの目論見や感想を、振り返りながら話していく、徐々に現実に戻してくれるあの感じ。ジワーッと、ゆっくりと、浸み出すように現実に戻るあの感じ。だからあえて言えば、あとがきの中であらすじを最初に説明してくるタイプのあとがきは好きではないです。笑 もう読み終わったのにまた一から説明はしなくていいってなっちゃうんです。笑 例えば、幼稚園で先生が絵本を読み聞かせしてくれた後に、「おしまい……さあ、この絵本を読んで◯◯ちゃんはどう思ったかな〜?」って言うのもとても好きです。つまり、読後感を少し引きずりながら、現実に戻っていく中でその物語を噛みしめる。そんな時間がすごく好きです。

物語という、紙に印刷された文字の判読で主観を俯瞰的に見て、ときにはリアル以上のリアルな感覚を与えてくれる第二の現実から、今自分が座っている椅子の材質とか日の高さとか、吹き抜ける風、周りの人々を自分の五感と手触りで感じるいつもの現実へと戻っていくスピードは、あとがきを読むスピードに比例しています。だから、僕は外で本を読むのが好きでもあります。現実に戻ったときに時間の流れをありありと見せてくれる外で読む本は、「本を読む」行為以外の楽しみを与えてくれます。

今日は、こんなところでどうでしょう?笑 嫌々書いているわけじゃなく、むしろ好き好んで書いているんですが、こんな内容でいいのかと不安になりますよね。笑