生きてきたということ、生きているというしるしとして。~後半~

生きてきたということ、生きているというしるしとして。~前半~はこちら

さて、僕が住んでいる部屋の大家さんのお話、後半です。

「岡本太郎は昔は普通の絵描いてはったのに、いつからあんなんなったんやろうか。あんなよく分からんもの描こうとしたらやっぱ変な人になってまうんかな。太陽の塔やって、初めて見た時『なーんや、これ。』思ったわ。全然私には分からん。大阪万博が出来た時も大変やったわ〜。それに間に合うように急いで地下鉄の工事進めたもんやから、谷町線の天神橋の駅でガスが漏れたかで爆発起きてな。道路がいきなり沈んだからバスとかも落っこちて、何百人も死んだんちゃうかな。今でもあそこの国分寺に慰霊碑みたいなん立ってて、昔は毎年お祈りやられてたけど、もう40何年も経ってるからね、最近は分からんけど。工事に入ってた会社も何百億と請求されたやろうし潰れたんちゃうかな。大阪万博やって行ったけど、なーんも楽しいことあらへん。人だけが多くて暑いし、何も観た記憶ないわ。子供連れていったんやけどね。岡山に住んでた知り合いも行く言うてて『いや、別に行きたい訳やないんやけど、行かなかったら日本人じゃないみたいに扱われるからな〜。』言うて来てたわ。そういう時代やってんね。」

「大阪万博のあたりやって、昔は誰も入れないようなヤブ林やったとこに作ったでしょ?だから、あの土地持ってた人はラッキーやなー。使い道のないもん持ってたら急に何億とかに変わるねんからな。やっぱり生きていくのに運は必要やね。まあ、人との関係とか毎日の生き方で手に入る運もあるやろうけど、この歳になったら最後の運は『死ぬ時楽に死なせて下さい』ってことだけやからね〜。そればっかりは誰も分からん。どうしようもない運やな〜(ゲラゲラ)。アンタ長生きなんて地獄やで(ゲラゲラ)。」

大阪が大嫌いなお婆さん
京都生まれのお婆さん
八十二歳のお婆さん

僕が住んでいるところ
そんなお婆さんが管理しているところ
安藤忠雄が駆け出しの時に、助手の人が僕の隣の部屋にすんでいたところ
僕が、好きなところ

 

大丈夫かな
大丈夫かな
いろんなところが痛いけど、大丈夫かな

大丈夫だよ
大丈夫だよ
あなた達が、いつでも自然と共に四季を折ってきたことを僕は知っている

普段は見えないものが、見えるようになるんだよ
土の中とか
僕らが歩くコンクリートの下とか
あの子との関係性だとか
小さな星たち、宇宙とか

 

 

どうか、地獄で長生きして下さい。

生きてきたということ、生きているというしるしとして。~前半~

僕が住んでいるところ
古くからある、お世辞にも綺麗とは言えない六畳一間
畳と古臭い模様の磨りガラス、擦るとボロボロと屑が落ちる壁
誰かが廊下を歩く音、扉を開ける音はとても良く聞こえる
狭い、狭い後付けのトイレとお風呂
僕が住んでいるところ

 

家賃はいつも手渡し。
今日は、その大家さん、のお話。

「戦後は何もなかったよ、だから売れば何でも売れたね。だって何にもなかったんやからね、みんな何でも欲しがったもんよ。
本なんて戦後すぐは手に入るもんじゃなかったから、戦争が終わった後に学校で『罪と罰』なんかを買ってくれて、それをクラスで回し読みしてさ。
法学部の学生は六法全書なんてとても買えやしないから、毎日本屋さんに通って全文をノートに書き写したんだ、本屋さんもそれを知ってたけど、学生の事情も分かっているから黙認してたんよ。だから、昔の成功した人たちは本当に努力家で頭が良かったねー。頼れる人がいないんやもんね。」

「伊藤忠やって今こそあんなおっきい商社やけど、昔は小さな反物屋さんでな。『伊藤忠に就職します』なんて聞いたら『あんな履物屋さんに行ってお給料もらえるん??』って思うようなとこやったわ。」

「今の音楽はさ、詩が汚いわ。リズムはええんかもしらんけどな。私が若い頃はジャズ喫茶やクラシック喫茶がたくさんあって、有名なシャンソン歌手が世界中から来ていたよ。映画だって、今の映画はなんやよー分からんわ。まあ私が年寄りになったから役者さんが分からなかったりするだけなんかもしらんけどね。たまに昔の映画を見たりなんかすると『こんなんで感動してたんか〜』思うこともあるけど、それでも良かったんやね。テレビやって今はなんでも根掘り葉掘り掘り下げてプライバシーなんてあったもんじゃないでしょ。私らの時代は京都に色街っていうのがあって、そこには二号さんと男の人が堂々と歩いてて、奥さんも分かってるようなことが当たり前やったからね。政治家の人やって、仕事さえちゃんとしてくれてたらそんなことぐらい目瞑ってあげたらええのに思うこともあるよ。」

「今のテレビは面白くないからな、私NHKが来たらいっつも怒るんや。『お金取るんやったらもっとまともなもん放送せい』言うてな。YouTubeって何やの?(今や若者にとってはテレビに代わるようなコンテンツになりつつありますよ。)それは誰でもあげること出来るんか?(僕だって上げれます。世界中に発信出来ます。)どんな内容でもあげてええんか?(よっぽど卑猥でなかったり、著作権に触れなければ。)世界中の映像が観れるんか?(観れます。)あの小さいケータイでしか見れないん?(テレビと接続してテレビ画面で観れますよ。)それは見るのはタダなん?(タダです。)ほんなら誰も儲からんもんなんか?(YouTube自体は広告収入、動画を上げた人は視聴回数に応じてお金がもらえます。)あ〜〜そう。そらええわな〜〜。そらあんなテレビなんか観んでもそれ観といた方が面白いわな〜。」

 

生きてきたということ、生きているというしるしとして。~後半~に続く

 

演るから。

うめだ阪急百貨店での連続ライブを7日に終え、それ以来ライブ活動を行わず地下で知る人ぞ知る存在になりつつあったあのハンドパン奏者SHUが、暗い地面の底から地底人のようにボコボコと湧き出てきて、再び地上の人間にその脅威を知らしめる。

“あなたが今踏みしめている大地は、安心ですか?”

『ハンドパン奏者SHUの逆襲!! ~喰われるな!!喰え!!~』
監督・脚本・構成・出演・音楽:SHU

2018年8月25日~、大阪を皮切りに順次公開予定。

 

・・・はい、そういう感じです。笑
分かりづらいし、キャラも掴めないと思うし、なんだったら面白くもないと思う。笑

 

別に久しぶりでもないんだけど、自分のスケジュールを見直した時に以外とライブが決まっていることが分かりました。

そして、たくさんの人とお話をする中でライブを楽しみにしてくれている人たちがいてくれているということも分かりました。

だから、ここらへんでいっちょまとめてみます。

 

・2018/8/25(土)at 城まちFestival OBP2018
公式HP

出演は2018/8/25(土)14:20~を予定しております。

・2018/8/26(日)at SAORI会館

・2018/9/15(土)・16(日)at神戸アートビレッジセンター
→KAVCアートジャック2018、出番は両日13:00~、30分程度です
Facebookイベントページ
神戸アートビレッジセンターHP

・2018/9/24(月・祝)at 茨木神社
→13:00~の出演を予定しています

・2018/9/29・30at EARTH DIVER Cafe&Dining
クウティカナイト

・2018/10/6(土)at ステージ空

・2018/10/20(土) at 愛知県碧南市・西方寺
西方寺公式HP(詳細は後日)

・2018/11/20at 神戸・世良美術館
世良美術館・神戸HP

 

どうぞみなさん、自身のご予定と擦り合わせた上で来てくれると嬉しいです。

どこでやるどんなライブだっていつも通り、本気です。
そこでしかその瞬間でしか出せない表現、ココにあります。
何を感じるかはアナタのその日の気分次第、自由です。

 

実家の猫は家猫で、母親がたまにリードをつけて庭にだす。
そしたら、何が楽しいのかバケモノみたいな顔で不器用に雑草を食べ出す。
もうね、めちゃくちゃ可愛い。
世界で一番可愛い猫。

 

 

“変わった楽器やってる不思議な人”なんかじゃねーよ。
“変わった楽器売ってる若いやつ”なんかじゃねーよ。
僕は、僕を定義しない。
僕は、あなたを定義しない。

だから僕らは自由だし、いつだって期待はずれだ。

 

BGM

朝と夜は少し涼しいと感じることも増えてきた。

雨が降ってるから電車で行こう、太陽が強いから日焼け止めを塗ろう、冷房がついた部屋の中、陽が差している場所でひと眠りしよう。

そんな風に、僕とおてんとさんの直接的な関係は続く。

 

きみのいるとこは、どうだい?

 

あーー、

いつも天気の話から始めてる気がする。笑

 

現在ハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)”では、僕の大好きな夏に感謝したサマーセールをしています!!

タイ産ハンドパンは、ハードケースとセットになったお得な”セット販売割引”も含めて驚きの25%OFF、その他の商品(CD除く)は15%OFFというこの機会に、是非お問い合わせだけでもお気軽にどうぞ!!

!!ハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)”はコチラ!!

 

 

さてさて、本日八月十七日は何を隠そう僕の誕生日です!!笑

 

起きた瞬間はそんなことすっかり忘れていて、出かける時、いつも通りにイヤフォンを付けて音楽をシャッフルで流す。

聴こえてきたのは

THE HIGH-LOWS

“BGM”

 

Apple Musicまで僕のことを祝福してくれてるみたいだった。
にくいね。

 

産まれ方? おらしらねえ
死に方は? おらしらねえ
生き方をえらぶときは
BGM

 

どうやって、いつ、どこで、どんな風にして産まれてくるのか分からない。
どうやって、いつ、どこで、どんな風にして死んでいくのか分からない。
でも、自分の生き方を考えたときに毎日素敵な音楽が側にいれば、頭の中で流れていればそれだけで日々は輝く。

そんな当たり前。

嬉しすぎる現実。

 

27歳だった僕が28歳になる。

歩が金に成るのとはワケが違う。

まだまだ、はじまりのはじまりのはじまりがおわった程度のもんですよ。

 

アフリカにも南極にも青森にも行ったことはない、出会っていない人もたくさんいる。

何度でも会いたい人も、何度でも行きたい場所もたくさん。

 

日々、多幸感と充足感、不満と焦燥が平然と手を組んでいる頭の中。

僕は、とても恵まれている。

こんな風に。

 

誕生日も命日も、誰かをふと思い出すためのとても大切なしるし。

僕をいつも想ってくれて、本当にありがとう。

僕も、人にやさしくあれますように。

【!!!ハンドパン専用ネットショップ”KUROBO HANDPAN(クロボーハンドパン)”SUMMER SALE開始!!!】

というわけで、今年もみなさんのおかげで僕の大好きな夏に感謝してセールを行います!!

いつもいつも、僕のヘンテコな活動とかネットショップを気にかけてくれている皆さん、ありがとうございます。

去年も同じことを言ったと思いますが、このサマーセールをなぜやるかというと、僕が夏が大好きだからというだけです。笑

そしてその内容についてですが今回はなんと、
・タイ産ハンドパン G- C D E F G A B
・タイ産ハンドパン G- C D E♭ G A♭ C D

の2商品については、単体(ソフトケース付き)及びハードケースとケアオイルがセットになったもの、どちらを注文しても定価から25%OFF!!!

そして、その他の商品(CD除く)については全商品なんと15%OFFという内容です!!!

そしてもちろん、ハンドパン本体に専用ハードケースと専用ケアオイル(100ml)が付いたおトクな「セット割引販売」もセールの対象!!!

全て数に限りがありますので、気になった方はご連絡だけでもお早めにどーぞ!!!

セール期間は8/9~24日まで!!!

↓↓↓商品の詳しい内容は下記URLから↓↓↓

http://hang-drum.info

(HP内に記載されている「分割支払い」につきましては、セール中は対象外となります。)

よろしくお願いします!!!

 

 

 

よし、言わないといけないことは言い終わった。笑

 

今年の夏は何が待っているんだろう。

わくわく、ワクワクが湧く湧く。

僕は言葉じゃないから、能動とか受動とかで決められたくはないな。

能動的受動体であって欲しい。

よのなかにはいやなこともふまんもうまくいかないこともいらいらすることもたくさんたくさんあるけれど。

それよりも、もっともっと楽しいことがあることぐらいさすがに分かってるんだよ。

夏が終わっても真夏は続く。

白でも黒でもない、灰色の中でプカプカ浮かんで「なんだこいつ、よくわからんな」って思われながら生きていく。

逃げてるのかもしれないし、負けてるのかもしれない。

自分が理解出来ている言葉だけで話すのは、少し難しい。

自分が好きな言葉で話すのは、少し寂しい。

 

ひびのいみをしかとみつめ
いまをいきることをおもい
つよくよわくひろくせまく
みみとくちとはなとひふで
きいてたべてかいでさわる
ときがたてばかわるものも
ありがとうといえるように

 

Dear my Summer.

大阪は最近地震やら大雨やら色んなことがありますが、差し出すように、スッと夏はやってくるものですね!

元々夏が好きな僕ですが、大人になっても夏になるとなんだか勝手に心が反応するみたいです。
夏休みっていう特別な”制度”はもう僕の周りにはいないけど。

寒いところの人は、「夏においでよ」って言ってくれる。
北海道の人も、東北の人も。
僕は、なんだかそれが可笑しいんだ。
北海道や東北の冬は、それこそ大阪では体験できない寒さだから僕はオススメなんだけど、気持ち良いのはきっと夏なんだろうな。
なんだか、少し笑っちゃうんだ。

 

 

 

夏になると思い出す事。

小学校の夏休みのプール解放に行く前に、夏休み子ども劇場で『幽☆遊☆白書』を見るのが日課だったとか、飽きるほど食べた素麺とか、そんな事もなんだけど。

 

大学生のとき、中学校の同じ部活だった同級生と1つ上の先輩たち(全部で6人だったかな?)で、久しぶりに会って地元の民宿でお泊まり会をするという集まりがあった。

その集まりを企画したのが1つ上の先輩で、当時はとてもうるさく、勉強は出来ないけど面倒見が良くて面白くて少しだけ暴力を振るう、まさにガキ大将って感じの先輩だった。

中学校を卒業して5年ぶりに会う19歳やら20歳やらなんとも言えない年齢の僕らは、それぞれがそれぞれなりに年齢に適した悩みや成長を持ち寄って、『これが今だ』と言うようにお披露目をしていた(同窓会とかってそういうもんだよね)。

 

でも、その主催の人だけは、何も変わっていなかった。

もちろん中学校を卒業して、高校も出て働いてるという時代の流れはあったけど、中身は当時のままだった。

なんだか、あの人は本当に変わらなかったのか、それともみんなが久しぶりに会ったから懐かしく思えるように埃を被っていた当時の自分を引っ張り出してきたのか、それとも僕がその人に変わって欲しくないと深層で願った結果として僕の目にたまたまそう映ったのか。

どれが真実かなんて分からないしどうでもいいんだけど、僕はかなしい、いやかなしいとは違うな、やり切れなくて、少し変な言い方だけど、『その人を救えなかった自分』に後悔した感じがしたし、今思い出して同じような感じになる。

なんだろうね。

祭囃子が聞こえる

バス停のベンチに座って団扇を仰ぐ老人

見た瞬間に後悔しそうな量のカキ氷と勝負する親父

浴衣姿とすぐ電池が切れる出店の景品

熱気の中で媚び諂うような君の笑顔が嫌に目に付く

頼むからそんな顔をしないでくれ

 

 

そんな夏がやってきた。

僕の真夏が、死ぬまで続きますように。

モネみたいな空の色

好きだよ

“であうたびに、恋をして”は、成功しました。

中国地方や四国地方を中心に大きな被害を受けた西日本豪雨災害において、被災地には少しでも早い復興と希望と笑顔を祈るとともに、早速現地で活動している僕の友達を尊敬し、彼らの無事を祈っています。

僕も、僕のスピードでやりたいことをやっていきます。

 

大阪にいて体感として「この雨すげーな」って思ったのは5日だったかな?

翌日に出演予定だった大阪・池田市のCAFE&BAR DAYZさんでのツイキャス配信イベントは、現地が避難指示が出ている地区であったことなどから中止となりました。

 

そして、7/7(土)のウクレレ弾き語りのかしもとゆかさん主催企画”であうたびに、恋をして”は当初、奈良・吉野の山奥にある桜木神社という場所での開催を予定していましたが、天候を考慮して急遽、近くの廃校となった、今は野外学校として運営されている体育館での開催でした!

「中止にしようか。延期にしようか。場所を変更するとしてもどこで?桜木神社じゃなくなって、こんな天候で人は来るの?そもそも人を来させていいの?家で安全にしておいてもらうことを推奨するべきでは?それでも来たいって言ってくれてる人がいる。」

きっと、たくさん悩んだ結果だったと思います。

 

かしもとゆかさんは、この日ずっと動き回っていたな。
笑顔で、来てくれた一人一人に「ありがとう」って声をかけて、司会をして、最後にはちゃんとライブをしていた。

“このイベントを今日開催した”。その意味が分かるライブだったな。

何回も、何回も「ありがとう」ってたくさんの人に言っていた。
その一つ一つにゆかさんの思いがしっかりと乗っていた。

「ありがとう」って言いたかったんじゃなくて、嬉しい気持ちとかなんか色んな感情が湧いたときに、それが表現として湧き出た結果の「ありがとう」。

僕は、その姿にすごく支えられたし、ライブで応えたいって素直に思えた。
きっとゆかさんは、「SHUくんに支えられた」なんて言ってくれるんだろうけど。笑

廃校となった小学校だから、トイレはそのまま。
1階は低学年が主に使用する場所だから、トイレの手洗い場がとても低い位置に設置されているんです。

みなさん覚えてましたか?
僕はすっかり忘れていたけど、それを見た瞬間にたくさんズルズルと頭の中の記憶が起きてきました。笑

(高学年になってから1階のトイレを使うときに「低っ!!」って友達と笑いあったな。隣にいたのはアイツじゃなかったっけ。昼休みに校内でケードロをしていて使ったんだっけな。校内を走っていたらいつもめちゃくちゃ怖い顔で怒る先生に、給食で出たいちご大福を食べながら歩いていたら見つかって、「歩きながら食べるな!」って怒られて誰もいない情報教室で泣きながらいちご大福を食べたな。とかそんなこと。笑)

僕が大好きな(知り合いの子供で、生まれた時から一緒に遊ばせてもらっている)4歳になったばかりの女の子もイベントに来ていて、2人でハンモックの下でコショコショ話をしていた。

「あのね、魔法を使えるようになるにはね、優しい友達をつくることだよ」

だって。

本当にその通りだね。

大切なことをたくさん気づかせてくれて、思い出させてくれる、本当に素敵なイベントでした。

かしもとゆかさん、本当に「ありがとう」。

また、やろうね。

次は、桜木神社で。笑

 

箱庭。

十日間ほど色々と現実的に消化しないといけない、生きる為の行いだけど無くてもいい、やってみたら気分転換にはなるけど面白くはない、そんなありふれた日々の情事と追いかけっこをしていました。僕が鬼になって、タッチしたら今度は追いかけられて。何故かどの鬼にタッチしても彼らは僕しか追いかけないから僕は走りっぱなしで。

ようやく、鬼の目に付かない木の上に隠れることに成功したので、ブログ更新。

7月はたくさんライブをします。

・2018/7/6 (金) at 大阪・池田 CAFE & BAR DAYZ
7/6(金)阪急池田駅:‪cafe &bar DAYZ 2階✴︎
『開歌1000言ツイキャス観覧ライブ』
▪️配信時間 20:00-21:00
※DAYZさんは通常営業なので、1階のカフェスペースには何時からでもご入店頂けますが、
ツイキャス会場となる2階へは、19時半openとさせて頂きます!
▪️出演:木下徹、小寺隆太、和製ケビン
▪️特別ゲスト:SHU
▪️チャージ:500円(飲食代別途)

・2018/7/7(土) at 奈良・桜木神社
→https://www.facebook.com/であうたびに恋をして-232259714215923/

・2018/7/13(金) at 大阪・池田 CAFE & BAR DAYZ
→【夏・開花前線】✳︎
◼︎会場:‪‪cafe &bar DAYZ‬(http://cafebar-dayz.jp/sp/t100316090/
大阪府池田市栄町3-2 / 072-702-3659
◼︎出演:小寺隆太/和製ケビン/ムラタトモヒロ/SHU
◼︎Open18:30/Start19:00
◼︎チケット:¥2500(1d別)

・2018/7/22(日) at 東京都・新宿 炭火タン焼き・テール料理平次
→19:00OPEN/19:30START  ¥2,000(1ドリンク、おつまみつき)

 

誰かの一瞬は引き伸ばされた退屈のせいだったり、冷たさを込めた言葉が心を溶かしたり、涙の中に僕がいたり、人混みの中で自分を見失わないように両手を結んだり。

道を歩いていたら、幼い顔をした白髪の女性に「もう、ダメね。」と言われた。傷んだ野菜に向けられる言葉。
きっと、少しの罪悪感と共にゴミ箱へ。

“サイズ違いの服を着る居心地の悪さ”は分かるけど、”見当違いの言葉を吐き出す”ことには意外と無頓着かもしれない。

明日、もしも世界が終わると知ったなら、きっと電車は動かないんだろう。
言葉が文化なら、想う気持ちは何故、例えることでしか表せないんだろう。
知り尽くせないことは、知らないことよりタチが悪いって、だから争うんだって。
どうか、怒らないで聞いて欲しい、わざとだったとしても。

ライブに来てもらえて嬉しいという気持ちを表すことは、その瞬間その場所でしか表せれないんだ、悪いとは思うけど。

ここをはじまりと仮定するならば。

6/10(日)~6/16(土)まで、大阪・福島にあるEARTH DIVER Cafe&Dining 2Fで”ハンドパンのある7日間”Vol.2を開催していました!!

10:00~21:00まで、僕の個人所有物も含めて5台のハンドパンと1台のスリットドラムとたくさんのケースを展示し、毎日色んな人が来てくれた。

「ハンドパンっていう楽器をYoutubeで知って興味がありました」「購入を考えています」「ちょっと触ってみたかったんです」っていう方はもちろん、前回の時も来てくれた人が『やっぱり忘れられなくて』来てくれたり、ハンドパンを購入して手元に届くまでの間を我慢出来ずに触りたくて来てくれた人や、「ハンドパンは持ってるけど、演奏方法が分からないから先生を探していた」という人も。

色んな思いを持った人と話せたのがとても勉強になった。
もっともっと、大阪で僕が出来ることってたくさんあるんだな。

初めてハンドパンを触った人が綺麗に音を鳴らせるようになっていくのを見ていると、自分ごとのように嬉しかった。

来て頂いたみなさん、本当にありがとうございます。

これからも、ハンドパンが日本でもっとメジャーな楽器となるよう、奏者として販売者として、どちらも真剣に楽しく遊んでいきます。

 

そして最終日には絵描きの友人Akemi Morimotoさんと、”奏でたら絵になって 描いたら音になって”というイベントをしました(写真(左)EARTH DIVER Cafe&Dining 1Fでスパイスカレーヤンティカというめちゃうまなスパイスカレーを出している店長・やんちさん、(中)絵描き・Akemi Morimoto、(右)ハンドパン奏者・SHU)。

恋をしたての中学生のように、お互いがお互いに対して思っていることをなかなか伝えない二人ですが、どちらかともなく『ハンドパンとライブペインティングの即興ライブやりたい』って言って、『あ、それ同じこと思ってた』ってなったのがキッカケ。

『まあ、またいつか』なんて言っていたのに、突然”土曜日の昼にやりませんか”なんて3日前の夜に言ってくる人。

本当に、僕が大好きな絵と大好きなことばをかく人。

自分の感性で納得できないことには、そういう顔をする人。

なんだか、すこーしだけ足が地面から浮いてそうな人。

突拍子もないことを、”それしか方法がなかった”という顔でやる人。

色んな物事を見てるけど、行動では示さない人。

もっと言いたいけど、これぐらいで。笑

そんな人と、1時間半の完全即興ハンドパン演奏×ライブペインティング。

最後に出来上がったものはこれ。彼女に言わせれば”皮”の部分しか見えてないらしい。
骨や肉は、あの場にいた人しか知らない。

ヘトヘトになりすぎて、お互い顔を逸らしてしまうほどだったけど、とんでもなく楽しかったです。

ギリギリの告知にも関わらず来て頂いたみなさん、ありがとうございます。

 

このイベントもハンドパンを自由に触れる体験会も僕自身の活動も全部続けていくので、楽しみにしておいて下さい。

 

“ハンドパンのある7日間”に来て頂いたみなさん、ライブイベントに来て頂いた方々、1週間僕に美味しいカレーを食べさせてくれたスパイスカレーヤンティカ、素敵な場所を貸してくれたEARTH DIVER Cafe&Dining、Akemi Morimotoさん、急なイベントに素敵なタイトルと文字をつけてくれた白川 烈くん、KZOさん、本当に、ありがとうございます。

カナダ旅行記⑥最後に

→”カナダ旅行記⑤アメリカの話”へ

 

最後はやっぱり、ストリートライブの話を少し。

これから言うことは『大阪でのバスキング』と『トロントでのバスキング』しかほとんど知らない僕の、只の感想です。

 

みなさんが飽きないように、関係のないカナダの思い出写真をちょくちょく入れるので、文章に興味がない人はそちらを楽しんで下さいね。笑

まず、カナダでバスキングをしていて最も僕が感動したことは、”Thank you.”って言われることがものすごく多かったことです。

 

『この場所でこの瞬間に演奏をしてくれたから、素敵な音楽を偶然聴くことが出来た』

『ただの道が、素敵な音が流れる場所になって幸せな気持ちになれた』

『毎日の営みの中で、素敵な演奏にあなたのおかげで巡り合うことが出来た』

 

誇張でも妄想でもなく、そういった意味が込められた”Thank you.”だと言えます。

そう思って、そう言える人がたくさんいるっていうのは素直に素晴らしいことだと思いました。

もう一つ、『欧米でバスキングをするとたくさんお金が入る』と言われる話について。

その理由としてよく挙げられるのが、”チップ文化”や”硬貨を直接ポケットにしまう人が多い”などです。

それらとは別に、僕が現地で感じたのは”民族多様性”でした。

ここからは、さらに僕の穿った考えかもしれないので、不快に思う人がいたらごめんなさい。

前提として、僕のいたトロントは本当に色んな人が多い。

肌の色や髪の質や顔の作りから始まって、何語が母国語か、家では何語で話すのか、自分の祖父母やその前の先祖がどこから来たのか、何を食べて育ち、何をルールやマナーとして教えられてきたのか。

 

それらが違って当たり前。

そんな社会でみんなが生活をしている。

だから彼らは、僕たち以上に、僕から見れば必要以上に『親しみを持って、細かく』他者と接する。

誤解を恐れずに、僕の思ったままの言葉で言うなら『周りの人間が何を考えているか全く分からないから、喋って相手を理解して親近感を作りに行く』感じ。

街を歩いていても電車に乗っていても、基本的には他人と無言で接触することはない。

躱すか、ぶつかったら謝る。

それは、彼らの優しさであると同時に日本で暮らす僕よりも『他者を信用出来ないのが当たり前』だからなんだと感じた。

日本に帰ってきて、街中や電車などで人と接触することや、ぶつかったりよっかかったりしてもいちいち謝ったりしないこと、ボケッとムスッとして無表情でいられることは、『他者と自分が近い環境で育ってきている』という無意識のうちの安心感があるんだ、と思った。

 

何を言いたいのかと言うと、『欧米でバスキングをするとたくさんお金が入る』理由として、彼らは僕たち以上に『誰かが突拍子もないことをするのに見慣れていて、受け入れる準備が日々の生活で無意識のうちに出来上がっている』ということを僕が感じたって話です。

誰かが表現したいこと(芸術に限らず、感情の話)を、ありのままに街中で突如発することに慣れている。

何故なら、『みんなが違って当たり前』だと本気で無意識のうちに僕ら以上に身に染みているから。

 

そんなことを思いました。

最後にもう一度言います。

これは、ただの僕の感想です。

だから、知識としては不十分だけど間違いだと言うには、僕が可哀想です。笑

では、カナダの話はここまで!!

せっかくなので、面白いぐらい自分の写真で埋めてやりました。

需要のない文章と、需要のない写真。このブログが受けない時の言い訳が完成です。笑

 

さて、日本に帰ってきたから、『ここでしか出来ないこと』をたくさんやっていきます!!